2008年08月31日
ヤングスターカップ終了(1409)
雨にたたられた「ヤングスターカップ」も無事に終了しました。
子どもたちの熱い戦いを見ることはとても楽しみなことですが、何度も出場してくれている選手が見るたびに成長していると感じることができることを何よりもうれしいと思います。
子どもたちが成長していく、そのための「きっかけ」作りをしていきたい、という思いで始めたトップジュニア委員会です。
丸4年の活動で、延べで80名を超える子どもたちが海外への遠征を経験しました。
今日、トップジュニア委員会の総会が開かれましたが、その中で「委員会の活動は強化なのか育成なのか」ということが話題になりました。
基本的な考えは、できるだけ早い時期に海外を経験することでモチベーションを高め、目標意識が向上するのではないかという思いを持って活動しています。
それを強化とか育成とかというカテゴリーで分別するのではなく、あくまでも「きっかけ」を作ってあげるということです。
活動の柱は「海外遠征」になりますが、練習会を開催したり、大会を運営したり、そのすべてが何らかの「きっかけ」になれば良いと考えています。
子どもたちの可能性は大きく開いていますが、その可能性を開くためには「意識」が大切です。
いろいろな経験がその「意識」を高めてくれることを願っています。
その経験のお手伝い、それがトップジュニア委員会の活動です。
今週の金曜日からは韓国遠征が始まります。
精一杯の努力で子どもたちのサポートをします。
それがより良い「きっかけ」になればと思います。
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2008年08月30日
雨の日に(1408)
今日も東海地方は停滞する前線の影響で一日中雨となりました。
少々の雨であれば決行する決意でいたのですが、激しく降り続く雨に断念せざるを得ませんでした。
大会を運営する側にとっては恨めしい限りの雨ですが、何とか日程をやりくりして試合を消化していかなくてはならないと考えています。
このように大会を運営するサイドは雨模様の空とにらめっこしながらやきもきしているわけですが、子どもたちはどうもそうではないようです。
久しぶりに会う友達とわいわいやりながら雨の日を楽しんでいるように見えます。
思い返してみると、私が現役だったころは(もう、随分と昔の話ですが・・・)雨で待機になることは決して苦痛ではなかったように思います。
この大会に参加している子どもたちと同じように、久しぶりに会う友達と、くだらない話や時には真面目なテニスの話をしながら楽しいひと時を過ごしていました。
保護者の方も、朝早くから送迎があったり、待機の時間も長くて大変だとは思いますが、テニスを頑張る子どもたちの親として共通の話題があるので楽しそうに盛り上がっているようでした。
そうなんですね。
テニスの大会とは、試合をするだけではないんですね。
大会を通して、交流を深めたり、いろいろな情報を得る「場」となっているということです。
大会を運営していると、つい試合を消化することだけに目を向けがちですが、大会とはそういう「場」であると認識して、私たち自身も楽しまなければならないと感じます。
明日の天気は何とか大丈夫そうです。
ただ試合を消化するだけの大会とならないように運営に気を配りながら、子どもたちの試合や仲間とのふれあいを楽しみながら過ごすように努めたいと思います。
今日の雨の日は・・・そんなことを気付かせてくれた、とても良い一日でした。
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2008年08月29日
今が強くなるチャンスだ!(1407)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -166-
磯貝芳郎と福島脩美(「自己抑制と自己実現-がまんの心理学-」講談社現代新書)は、
今は、周囲に何でもある。
そんな中で前向きな希望のある目標を探し出して、粘り強く自分を成長させる我慢をするのが、本当の我慢である。
とすれば、今ほど我慢する心を作るのにこんないい時代はない。
と言っている。
テニスに当てはめてみれば、競争のはげしくない世界だからこそ、自ら進んで競争し(戦いを挑み)、忍耐力を磨くことで誰よりも強くなるチャンスは大きくなるということだ。
そんな時に「スランプ」に出会うことができれば、大変大きな試練となり、こころに大きなインパクトを与えるはずだ。
くじけてしまうかもしれない。
しかし、そこを乗り越える大きな「エネルギー」を自分自身の中に作り出すことでしか強くはなれない。
島田出雲(「スポーツに強くなる法」不味堂)は、
人間が感情を押さえる心、我慢の心を持つためには、偉大なエネルギーが必要である。
そして、この耐える力が、向上のエネルギーに変わるのである。
と述べている。
耐えて、ぐっと我慢し、「エネルギー」を蓄え、強くなってほしい。
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2008年08月28日
前向きに生きる(1406)
今日から開催された「ヤングスターカップ2008」は、あいにくの雨により順延となりました。
順延となると、日程も大きく変わるし、予定も変わってしまってあまり良いことはありません。
でも、誰も天気には勝てません。
このように変えることができないことに関しては、それを受け入れて最善の方法は何かを考える方がいいですね。
生きていると、このようなことはたくさんあります。
確かに自分の思い通りに事が運んでほしいと誰もが思います。
今回の大会に関しても、雨を疎ましく思うし、明日の晴れを心から願って雨乞いをしています(笑)。
しかし、自分の思い通りにいかない時にこそ、自分の行動力が試されたり、本当の思いのようなものに気付くのではないでしょうか。
私は今までのたくさんの経験を通して、そう学びました。
これからもそう考えて生きていこうと思います。
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2008年08月27日
今、自分にできることだけに目を向ける(1405)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -165-
私の「ものの考え方」を変えるきっかけになった出来事がある。
それも、以前紹介したものであるが、次のようなことだ。
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私がアメリカに渡って数ヶ月が経った頃、私の妻が子どもを連れてアメリカにやってきたときのことだ。
家族に会うことができた喜びと緊張から解き放たれた安堵感で満たされたときに、それまで休みなく働いてきた疲れがでたのだろう、私はドライブに出かけた帰りの高速道路で居眠り運転をして、事故を起こしてしまった。
時速120km以上のスピードでの事故では命の補償はない。
ところが、いくつかの幸運が重なり、車は大破したが、妻が軽い擦り傷を負った程度で済んだのである。
事故直後は、道路封鎖をしたパトカー、駆けつけたレスキューや救急車などで騒然としていたので、無傷でぴんぴんしている自分がなんとなく恥ずかしく思えて、命が助かったことに対する感謝の気持ちを持つどころではなかった。
ところが、ホテルに帰ってから事故を振り返ったときに、その恐怖がよみがえってきて震えが止まらなかったのを覚えている。
そして、疲れて眠っている子どもを抱きしめて生きていることに感謝した。
そのときに私は「死」を明確に意識した。
「人間はいつか死ぬ、それが明日かもしれない」と強く思うようになった。
そして、「もし、明日死ぬとしたら、お前は満足して死ぬことができるのか?」と問い続けるようになった。
宗教には「死生観」というものがある。
これは簡単に言うと、「「死」を意識することで「生」を活き活きとしたものにすることができる」という教えである。
「悔いのないように今を生きる」、この考えが私の情熱を生み出しているし、自発的な行動力の源になっている。
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ということだ。
こういう「ものの考え方」が「自分のもの」になると、「今」に強く目を向けるようになる。
テレビドラマ「女王の教室」で阿久津真矢先生は、
「ありもしないことや将来のことを考えすぎて、今やるべきことに意識を向けないのはおろかです。」と言っている。
人間が「強さ」や「忍耐力」を身につけていくためには「絶対的な法則」であることを忘れてはならないと思う。
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2008年08月26日
本気の勝負(1404)
「本気の勝負」を見たいと思っています。
アウトのコールをはっきりと言えずに、相手がポイントを取ったカウントままで、それを知りながら「主張」もしないで負けた試合を見ました。
試合の後、プレーの感想を話しますが、根本的に「相手と戦う姿勢」が欠けているとしか思えません。
もし、「本気」で相手に勝ちたいのであれば、その「主張」は絶対に曲げてはいけません。
ごまかしているわけでも、はっきりと分からなかったわけでもなく、ただはっきりと「主張」ができないだけです。
これで「本気の勝負」を挑めるはずはありません。
子どもたちは「絶対に勝ちたい!」と言います。
その「絶対」のためにどれくらい「本気」になれるのか、それを「問う」ところから始めなければなりません。
試合直前まで携帯でメールをしている選手がいます。
試合に向けての「集中力」が高まるとは思えません。
それで「本気の勝負」をできるはずはありません。
「本気」とは文字通り「本当の気持ち」です。
相手に勝ちたい、と本当に心の底から思えるのであれば、自分が何をしなければならないのか、説明するまでもなく理解できるはずです。
できない・・・それは「本気」ではないからです。
私はそう判断します。
子どもたちの気持ちが弱いことは知っています。
でも、「本気」で強くなりたい、と思うのであればまずは「本気」になることです。
いつも「本気」の試合をすることです。
そう教えていかなくてはならないと思います。
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2008年08月25日
ものの考え方を少し変える(1403)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -164-
最近の子ども達は「弱い」と言われることが多くなった。
子どもばかりか、大人でもストレスに対する耐性が落ちて、ちょっとしたことで調子を落としたり、感情をコントロールできなくなっている。
それを克服するには、「ものの考え方」を少し変えなくてはならない、
これが「法則」である。
以前、こんなことを書いた。
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V・E・フランクル(「夜と霧」みすず書房)は、第二次大戦下のドイツ軍強制収容所における人間の心理を克明に記している。
その中には、「どのような過酷な状況でも人間としての尊厳を失わず、自分に与えられた仕事を誇りを持ってやり遂げようとする人がいた」と書かれている。
生き残った多くの人は、このような尊厳を持ち続けることができた人なのだ。
もちろん、そのような人でも惨殺された人は何万もいるだろうが、少なくとも、絶望に打ちひしがれ、生きる気力を失ってしまった人にはそのチャンスは少なかったと思われる。
また、その本の中で、「苦しむことはなにかをなしとげること」という言葉が大変印象に残っている。
なにかを本気になって成し遂げようとすれば、苦しみは避けては通れない。
その苦しみの中でもプライドを失わず、それにかける思いを持ち続けることで強くなれることを教えてくれているように思う。
<本当の苦しさ>を味わったとき、この言葉の<本当の意味>が見えてくるのかもしれない。
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「苦しい」と感じる時、このことを何度も何度も頭に思い浮かべるようにしている。
今の「苦しさ」の「意味」を見つけようとすることで、すべてが自分にとって「必要なこと」なのだと思えるようになってくる。
そう思えるとき、「苦しさ」が「エネルギー」に変わる。
これが「強さ」だ。
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2008年08月24日
悔しい気持ち(1402)
負けて悔しいと思う。
その悔しい思いには、
自分のプレーが思い通りにできなかった、
という思いと
戦いに負けて悔しい、
という思いがあります。
「負けて悔しい」と思う時は、「自分は全力を尽くしたけれど負けたから悔しい」という「戦いに対する純粋性」を感じます。
「自分のプレーができなかったから悔しい」と思う時は、「本当はもっとできるのに、やれたのに」という不完全燃焼の思いが気持ちになってあらわれてきます。
では、なぜ「もっとやれなかったのか」ということを深く考えていかなければなりません。
悔しい気持ちであることは間違いないでしょう。
でも、多くの場合は「言い訳」になっているような気がします。
「今日は調子が悪かった」も同じです。
私は「調子が悪い」と思ったことはほとんどありません。
相手と戦うことだけを考えていました。
どうすれば相手が嫌がるのか、相手は何が弱点なのかをいつも考えながら試合をしていたので、自分の調子のことを考える時間がなかったのかもしれません。
そういう意味では「純粋に」戦っていたと思います。
自分の力を出し切ったと思えることも多かったと思います。
自分の力を出し切って負けた。
だから心の底から悔しいと思う。
だから次は負けないように死ぬ気で頑張る。
表現は古臭いのかもしれませんが、戦いの本質、上達の要は「ここ」にあります。
そんな戦いの後の悔し涙を美しいと思います。
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2008年08月23日
スランプとプラトー(1401)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -163-
上手くなるのは大変なことだ。
どんなに練習をしても、思うように成果が出ないときは誰にでもある。
そんな時、やる気がなくなったり、感情的になったり、人の上達や成果をねたむような気持ちが芽生えたりする。
そのような時期を「スランプ」ということが多いが、多くの場合それは「スランプ」ではない。
スポーツの技術は、数学の直線方程式のように毎日毎日練習した分だけ上達するというわけではなく、階段のステップのように停滞している時期(プラトー)があるかと思えば、あるとき突然に見違えるような上達を示すものだ。
なかなか上手くなれなくて、それでも一生懸命練習して、あるとき突然上手くなっていたという経験がある人も多いだろう。
技術的に上達するときには、何らかの「変化」がある。
その変化に対応して新しい技術を身に付け、それを活用できるようになるまでにはある一定期間技術が停滞したり、低下したりすることがあるのは当たり前のことだ。
この時期は「次の成長を生み出すチャンス」だと考えてほしい。
飛行機は離陸する時に一番「エネルギー」を必要とする。
人間も停滞している時期や下降している時期から上方に向かう時に多くの「エネルギー」を必要とするが、人間は外から「エネルギー」を取り入れることはできないので、自分の中でそれを蓄える時期を作らなければならない。
その時期が「プラトー」だったり「スランプ」だと思ってほしい。
もちろん、そのときは精神的にも身体的にも「苦しい思い」をするだろう。
しかし、ここに「チャンスがある」という「ものの考え方」を持つことができれば、きっと強くなる。
これが「法則」である。
単なる「ポジティブ・シンキング」や「プラス思考」で乗り切るというのではない。
本当は避けて通りたいもの、自分を暗闇の方へ引っ張っていくような力に対して、逃げる方法や消し去る方法を考えるのではなく、ぐっと踏み込んで、その「意味」を深く理解することで自分の「エネルギー」に変える。
そんな姿勢で臨んでほしい。
練習してもその分だけ帰ってくることを期待してはいけない。
今、ここで練習していることだけに集中して取り組んでほしい。
「スランプは逃げて脱出すべきものではなく、挑むべきもの」(「スランプに挑む」長田一臣著、文化書房博文社)である。
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2008年08月22日
話をする時間(1400)
試合前に調子を落としたり、試合で十分に力を発揮できなかったりする子がいる時などに、練習を中断してミーティングをすることがあります。
今、調子が悪かったり、試合で力を発揮できなかったりすることの「意味」を考える時間が必要だと思う時にそうします。
調子がちょっと悪かったりすると「今、スランプなんだよなあ」とか言ったりすることがありますが、「スランプ」の意味を知っているわけではありません。
調子が悪いことの原因として「スランプ」という言葉を使い、その言葉に振り回されて事態はさらに悪くなることも多いものです。
しかし、実際に調子が悪い時に「調子が悪い=スランプ」ではないことを理解し、「スランプ」の本当の意味を知ることで、気持ちが前向きなったり、気分が楽になったり、すっと力が抜けたりすることがあります。
そのためには何よりも子ども達と「話をする時間」が大切だと思っています。
そういう時間を持つことは、練習をすること以上に有意義だと思います。
まあ、子ども達にとっては学校の授業みたいな少し退屈な時間かもしれませんが、少しは気持ちがすっきりとするかもしれません。
それがとても大切な気がします。
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2008年08月21日
チャンスボールを決めろ!(1399)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -162-
「ボレー」のチャンスボールのミスは大変多い。
これはなぜだろうか。
もちろんストロークのチャンスボールでもミスをするケースは多いが、
・ボレーは一発で決めたいという意識がより強く働く
・小さなスイングで強いボールを打とうとして力みが大きくなる
などの理由でミスが多くなると考えられる。
では、どうすれば良いのか?答えは簡単である。
チャンスボールを打つ練習をすることだ。
この練習は意外と少ない。
ポーチ・ボレーの練習の中でのチャンスボールを打つ練習はやるかもしれないが、より単純なチャンスボールを確実に決める練習をすべきである。
チャンスボールは、リズムが変わるのでタイミングを合わせることがむつかしいものだ。
よく、ラケット面をボールに合わせるようにと言われることがあるが、合わせるだけで強い「ボレー」が打てるほど甘くはない!
合わせるのでなく、うまく「リストを解放する感覚」を身につけることが大切である。
グリップをリラックスして握り、脇を締めすぎずに軽くあけ、背筋を少し緊張させて姿勢を保持し、上腕の振りだしをスムースに行い、前腕をインパクトで軽く引き戻すようにして手首をスッと前に「解放」する、ということだ。
言葉にして表現するとむつかしいが、要はリラックスして腕全体でできるだけスムースにスイングし、楽にインパクトするように心がければよい。
この「感覚」をつかむことはそれほど簡単ではないが、繰り返しの練習の中でうまく「ひらめき」を得ることができれば、驚くほどするどい「ボレー」が打てるようになる。
「それ」を目指してほしい。
今回は「ボレー」の話をした。
ネットプレーヤーになることを薦めるのではないが、相手を追い込んだ時にネットで相手にプレッシャーをかけるプレーを心がければ、今までよりも格段に攻撃力は向上し、相手の嫌がるプレーヤーになれるに違いない。
怖がらずに前に出て、思い切って「ボレー」で攻撃してほしい。
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2008年08月20日
始めの一球、終わりの一球(1398)
「良いコラムを書くためには、『始めの一行と終わりの一行』を大切にする」という文が目に留まりました。
なぜ「始めの一行」が大切なのかというと、そこで「読む気」が起きるかどうかが決まるからです。
なぜ「終わりの一行」が大切なのかというと、その一行が「心に残る」からです。
私もこうしてたくさんのコラムを書いています。
自分なりに気持ち良く始まり、気持ち良く終わることを心がけて書いてはいますが、そういことをあまり気にしていなかったことを少し反省しています。
テニスの練習でも同じではないでしょうか。
私のクラブでは、ドリル形式の練習がたくさんあります。
そのような練習では、10球とか15球というように打球する球数が決められます。
この前、何気なく始めのボールと最後のボールのミスショットを数えてみましたが、「それ」があまりに多いことにびっくりしました。
もし私ならどういうことを意識して練習するのだろうかと考えてみました。
始めの一球でミスをすると、それ以降の練習に対する意欲は間違いなく低下します。
試合でも始めのポイントであるサービスでダブルフォールトをしたり、レシーブで凡ミスをすると気持ちが大きく落ち込むのと同じです。
最後のショットをミスれば、試合では相手のポイントで終わるのと同じです。
だから「何としてでも」コートに入れようと強く意識します。
ポイントを取って終わりたいからです。
そうすれば気持ち良くそのターンを終え、次のターンにおいて「集中力」は高まります。
何かにチャレンジしようとする「意欲」も高まるかもしれません。
そんなことを考えて練習すれば、始めのボールや終わりのボールでミスをすることは間違いなく少なくなります。
そのことを強く言い聞かせた後の練習では、ミスはほとんどなく、より良いボールが打てるようになっていました。
すべては「意識」の持ち方の違いです。
すべての練習は「試合のため」にあります。
その意識を持ち続けて練習しなければ、その練習にはあまり意味はありません。
「やる気にさせる始めの一球、心に残る終わりの一球」、それをいつでも自分に言い聞かせながら練習するべきです。
すべては強くなるために・・・。
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2008年08月19日
ドライブボレーで攻めろ!(1397)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -161-
「ボレー」というと、いわゆる「壁」を作ってラケット面をコントロールするブロックボレーのような技術を真っ先に思い浮かべるかもしれないが、他にも「ドライブボレー」という大切な技術がある。
「ドライブボレー」はスイングが大きいので、とてもむつかしい技術のように思うかもしれないが、実は「ドライブボレー」の方が技術的にはやさしい。
というのも「ドライブボレー」はストロークの技術の応用なので、テニスの練習でもっともたくさん練習するストロークの技術向上が直接的に「ドライブボレー」の技術向上につながるからである。
しかも、ボールはワンバウンドで打つことよりもノーバウンドで打つことのほうがボールの変化が小さいのでインパクトの誤差は少ない。
これは初心者の打球実験でも明らかにされている。
もちろん打つことに関して簡単だからといって、相手の距離が近くなり、ボールに対する対応速度を速くしなければならないなど、他にむつかしい要素もあるので、「ドライブボレー」が簡単な技術であると言うつもりはない。
しかし、対応する速度がそれほど要求されないゆっくりとした中ロブのようなボールに対しては、「ボレー」で攻撃するよりも「ドライブボレー」で攻撃する方が効果的である。
特に動きのスピードがそれほど速くはなく、バックの高い打点での処理が苦手な女性のプレーヤーにはお勧めである。
プロでも女子のプレーヤーの方が「ドライブボレー」を使うケースは多い。
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2008年08月18日
なぜ試合に弱いのか(1396)
練習では素晴らしいボールが打てるのに、試合になるとその力を十分に出し切ることができないで負けていく選手はたくさんいます。
試合に弱い原因にはいくつもあると思います。
メンタル面の問題は一番大きいかもしれません。
しかし、試合に勝つために綿密な作戦もなしにただ戦っているように見えることを不思議に思います。
試合はショットのコンテストではないと何度も言ってきました。
いくら良いショットを打っても、それがポイントに有効に結びつかないのであればあまり意味はありません。
多くの子どもたちは、ショットの威力で相手を圧倒しようとし過ぎます。
確かに鋭いショットでエースを連発するのはカッコ良いかもしれません。
でも、それで試合に負けて口惜し涙を流すのであれば、もう少し考えてみれば良いと思うのです。
ここでは少し戦術面から考えてみましょう。
まずは基本パターンを確実に練習することです。
相手のバックにサービスを入れて、クロスを中心に深いラリーを心がけ、浅いボールに対して思い切ったストレートで勝負することを何度も練習しましょう。
今、私のクラブではパターンドリルを中心に練習をプログラムしています。
このパターンには何通りもありますが、まずは基本的なものを繰り返し練習すべきです。
基本パターンには、自分の攻撃パターンの確立、相手の攻撃に対する対応、安全な攻撃パターンの学習などの課題が含まれています。
試合においてもまずはそのパターンから作戦を遂行し、状況に応じて変化させながら勝つ確率の良い方法を選択できる能力を高めていきます。
そういう経験を積みながら試合に強くなっていきます。
それが「どうすれば勝つことができるのか」をいつも考える習慣になっていきます。
試合や練習における集中力も高いレベルで維持できるはずです。
強くなるとはこういうことです。
忘れないで練習してほしいと思います。
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2008年08月17日
心の余裕(1395)
無事にトレーニングキャンプを終え、寮の整理を少しだけして、その足で家族とキャンプに出かけました。
このキャンプはもちろんトレーニングキャンプではありません(笑)。
何年か振りに寝袋を持ち込み、薪と炭で火を起こし、飯ごうでご飯を炊いてバーベキューです。
正直、少々疲れていたので「面倒だなあ」とは思いましたが、子どもたちが虫採りに夢中になっていたり、テントでワイワイやっているのを見るのは楽しいものです。
夏休みの期間中はなかなか休みが取れないので、こうした家族サービスは大変大切な時間です。
朝も早くから起きて遊歩道を展望台まで駆け上り、きれいな景色を見下ろしながらゆっくりとした時間を過ごしました。
どんなことでも同じですが、やはり「心の余裕」のようなものは必要ですね。
何となく余裕のない時間を意識もせずに過ごしてきたことをちょっとだけ反省しました。
試合に強くなるためにもこうした「心の余裕」は必要なのかもしれません。
気合いばかり入って、冷静な状況判断や自己分析ができないようでは厳しい試合を勝ち進むことはできません。
トレーニングキャンプの最後のミーティングでは、「試合に強くなるために」ということを話しました。
「試合に強い」とは、勝つための強い意志と冷静な状況判断や自己分析を併せ持つということです。
目指すのは「粘り強い選手」です。
粘り強い選手になるためには、
あきらめない
作戦を立てる
一球のボールを打つことの集中力
強気なプレー
が大切だと言いました。
勝負に対する強い執着心は、相手にとってはとても嫌なものです。
相手に嫌がられるような選手は自分の実力以上に勝てるチャンスは大きくなります。
作戦を立てることで、自分を見失うことを防ぎます。
高い集中力を維持するためには、「どうすればこの相手に勝つことができるのか」をいつも考えることです。
そのための作戦を真剣に考えることで、その集中力はさらに高まります。
その高まった集中力は、一球のボールを打つことに向けなければなりません。
それは、ただそのボールを返球するのではなく、次のボールに対する対応を考えてすぐに動くことを意味します。
テニスは連続性の競技です。
「つながり」を意識して返球することを心がけることで、その一球に対する集中力と対応力は高まります。
そして、強気なプレーを心掛けることです。
強気なプレーとは、強いボールを打つことではありません。
「相手に弱みを見せない」ように「堂々と戦う」ことです。
多くの子どもたちは簡単に相手に「弱み」を見せます。
このキャンプで、インプレー中に笑った選手に対してかなり厳しい態度で指導しました。
そのような「心構え」で勝てるほど甘くはないからです。
こうした「身体表現」は、「クセ」として身についてしまっています。
それが相手にとって有利に働いてしまっていることを自覚しなければなりません。
そのために「強気なプレー」を心がけることです。
こうした一連の行動が「当たり前」になった時、「粘り強い選手」に成長しています。
そのようにプレーする試合を経験していくことで素晴らしい選手に成長していきます。
きっと「心に余裕」が生まれます。
私もそれを心がけます。
明日はゆっくり過ごすつもりです。
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2008年08月16日
「自信」をつける(1394)
トレーニングキャンプも最終日を迎えます。
今年のキャンプは昨年のような暑さもなく、ペース配分も考えながら順調にプログラムを消化することができました。
キャンプのテーマに掲げたのが「メンタル・パフォーマンスの向上」で、練習や試合におけるメンタルの重要性や対応などについて話をしてきました。
相手と戦う強い気持ちが「集中力」をたかめるので、それを指導する方も少し厳しい言い方になったかもしれません。
しかし、子どもたちが強くなるためにはどうしても学ばなければならないことについて、妥協しないで教えることを心がけたつもりです。
どれくらいうまく伝えることができたのかはよく分かりませんが、練習での態度や振る舞いを見るとそれなりに変化が見られるので、これからの成長が楽しみです。
昨日の全体ミーティングでは、「自信」ということについて話をしました。
テストの結果や試合後の自己評価を見ても、「自信」がないことがはっきりと分かります。
しかし、メンタル・トレーニングでは、いつでも自信満々にプレーできることを目指すのではありません。
「自信」があるように振る舞うことで、いろいろストレスに対してうまく対応できる力を身につけることです。
トップアスリートの誰もが自信満々でいるわけではありません。
まずはそれを理解しなくてはなりません。
「自信」がないから、それを少しでも高く持つことができるように努力しようとするモチベーションをが高く持つことが大切です。
そのためにもっとも大切なことは、「頑張れば必ず達成できる目標を立てる」ことです。
「強い選手に勝つ」という目標を立てても必ず達成できるわけではありませんが、「この試合では絶対に最後まであきらめないで戦う」という目標であれば、「頑張れば必ず達成」できます。
そのような目標を立てて、何度も何度も繰り返し成功に導くように努力することです。
小さな成功体験を積み重ねることで、少しづつストレスに対して強くなっていきます。
態度や振る舞いにも「自信」が感じられるようになってきます。
「それ」を目指します。
そして、毎日の練習での態度や振る舞いを訓練することです。
「身体表現」をトレーニングをすることは、「自信」を高めるのに大変有効です。
まずは「それ」をする、と「強く心に決める」ことから始めてください。
もうひとつ大切なことは「自己管理」です。
ある大会にサポートに行った時、試合前のウォーミングアップを行った選手がほんの少しのランニングをしただけで「疲れた。」と言いました。
決して疲れたわけではありませんが、戦う前から弱気な自分を見せ、言い訳を作っているようにも見えます。
それは、初めて「ステージ」にあがった俳優が緊張のあまりに逃げ出したくなる心境と似ています。
でも、逃げていては強くなりません。
その気持ちを奮い立たせるために、いつもやることを「変えない」でちゃんとやることです。
違う場所に来たからといって、今までと同じことができなくては今までのように戦うことはできません。
いつでも「今まで通り」に戦うことができるように、「今まで通り」をきちんとします。
それを「自己管理」といいます。
特に試合の前や試合の後にやることを変えてはいけません。
「今まで通り」を信じること、そこから「自信」が生まれてきます。
なかなか「自信」を持つことは難しいものです。
でも、トレーニングをすれば必ず高まってきます。
それを信じることができる、そんなキャンプになったのであればこれ以上の幸せはないですね。
今日が最終日です。
私の40数回目の誕生日でもあります。
多くの子どもたちを過ごすことができる誕生日をとても幸せに思います。
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2008年08月15日
強い心を訓練する(1393)
メンタル面の強化のためのトレーニングの目的は、
「その時に自分ができることを全力でするという考えを変えないで、集中力を持ち続けることができるように行動する」
ということです。
しかし、集中力を失くしてしまうことは多いものです。
その原因は「感情」と「考え過ぎ」です。
自分のプレーがうまくいかないといらいらしたり、怒ったり、相手のミスジャッジにキレたり、大切なポイントでミスをすると落ち込んだり、悲しい気持ちになるなど、人間は「感情」に支配されます。
その状態のままでは「相手と戦う」という集中力を維持することができません。
反対に「どうすれば勝つことができるのかということを考え続けること」ができれば集中力が途切れることはありません。
戦うための高い資質を持っているものでなければ、それを訓練しなければなりません。
訓練の方法は「相手に弱み見せない」ことです。
人間は弱気になったり、パニックになったりすると決まって同じような行動をとります。
声が出ない、
落ち着きがない、
誰かをすがるように見る、
笑う、
目が泳ぐ、
などの行動を無意識のうちにとります。
これを「逃避行動」と言います。
これは、相手に「私は弱っています」ということを教えていることに他なりません。
戦いから逃げているのです。
勝負では大きなハンデを背負ってしまいます。
そうならないように、戦う気持ちを強く意識し、相手に弱みを見せないように振る舞うことです。
弱気な行動とは反対のことをすれば良いのです。
声を出す、
間をとる、
相手をきちんと見る、
集中した顔になる、
しっかりと構える、
ということをやり続けることです。
きっと「感情」に支配され、自分を見失って「何をやって良いのか分からずに負けました」ということはなくなります。
また、
「この試合に負けたらどうしよう」、
「この子に負けたらどうしよう」、
「この試合勝ったら全国大会にいける」、
「負けたら叱られるかな」、
というような、考えても試合に勝つために有効に働かないことを考えないようすることです。
もちろん、難しいしいことです。
だから、練習で「この相手に勝つためにはどうしたら良いのか」ということを真剣に考えてプレーすることを訓練し続けなければなりません。
それしか、「感情」や「考えすぎ」の呪縛から解放され、自分の力を試合で、戦いの場で伸び伸びと発揮することはできません。
毎日毎日の訓練の積み重ね、それが「強い心」を作ります。
今日の練習で、みんなの表情が変わっていることを期待します。
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2008年08月14日
その時に自分ができることを全力でする(1392)
トレーニングキャンプ一日目を無事に終了しました。
といっても、午前の練習で4名の選手が気分を悪くしてリタイヤしてしまいました。
今日からキャンプが始まることは知っているので、それに合わせて体調管理をできていたのかどうかを考えてほしいと思います。
トレーニングキャンプは、その名の通り「トレーニング」です。
勝つために必要なことをトレーニングする「場」にしたいと考えています。
体調管理もそのひとつと捉えてしっかりと行っていきたいですね。
でも、午後からの練習では元気いっぱいに動きまわっていたので、明日からの練習ではさらに気合を入れて頑張ってくれると思います。
今日のミーティングでは、「心」をどう捉えるのか、という話に続いて心理的な競技能力を知るためにテストを行いました。
こうしたテストではっきりとその特徴を把握することは難しいですが、ある程度の傾向を知ったうえで、興味や関心を高める効果は高いと思います。
その結果を踏まえた話は今日のミーティングのテーマになりますので、好奇心を持って聞いてほしいと思います。
始めのミーティングなのでいろいろな話をしましたが、「その時に自分ができることを全力でする」という「考え」を「変えない」で、「集中力」を持ち続けることができるように「する(行動する)」、ことが目的です。
はじめの練習では、100球の「ラリー」を続けることを目標にした練習を行いましたが、その中で「自分でできる最大の努力」をしているかどうかを評価しました。
何も言わないと、多くの子どもたちは「ただ続ける」ことだけに意識を向けてしまいます。
試合に勝つために、強くなるために、自分の力を高めるという「意識」が薄いので、フットワークも悪くいい加減な気持ちで打っているように感じます。
これで強くなることは難しいですね。
何も指示をしないと、こうした練習になってしまうことは「想定内」です。
でも、いつでも、どんな時でも「本当の意味」を「意識」して練習できる選手になってほしいと思います。
実際にどういう練習をすれば良いのかということについてちゃんと話をしたあとは、素晴らしい練習ができていました。
メンタル・パフォーマンスを高めることは、こうした「心」の状態をぶれないように日常的に訓練することです。
その意識が今日の練習で高まれば良いと思います。
今日も、集中力を高め、メンタルパフォーマンスの向上につながるミーティングや練習をするつもりです。
自分自身を信じることができるようになれば良いですね。
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2008年08月13日
変わる、自分(1391)
今日から「テニス・トレーニング・キャンプ」が始まります。
今年のキャンプのテーマは、「メンタル・パフォーマンスの向上」です。
心・技・体の充実がスポーツには大切であると言われます。
しかし、「心」は体力などのように測定できるものではないし、技術のように目に見えるパフォーマンスとして評価できるものではないので、どう充実させれば良いのか良く分かりません。
また、体力や技術はすぐに変わるものではないのですが、「心」は瞬間に変わります。
それだけ「捉えどころがない」ということが言えるかもしれません。
格言に「変わらないものと変えられるものがある時、変えられるものに焦点を当てることが大切である」というものがあります。
今ある現状において、変えられないものを嘆いたり、その事に対して不満を言ってばかりでは何も達成できないので、今自分の力で変えられるものにきちんと気持ちを向けて、その事に真剣に取り組むことで成果が上がることを言い表しています。
これを心・技・体に当てはめて考えてみると、体力や技術はすぐには変えられないので、パワーがないことやスピンの技術がないことを言い訳にして戦いに敗れていく自分を擁護してはいけないということです。
大切なことは、今ある体力や技術を持ってして、自分の持つ能力を最大に発揮できるように「心」を変えることなのです。
しかし、「捉えどころがない心」なので、それを具体的にどんなふうにトレーニングして行けば良いのかについて丁寧に説明しながらキャンプを進めていこうと考えています。
心理テストを行ったり、具体的な行動目標を設定したり、モチベーションを高めるための方法を実践したり、練習の取り組み方を確認しながら、それが「心」のトレーニングになるようにプログラムしています。
スローガンは、「変わる、自分。明日は今日より強くなる!」です。
変えられる「心」をどう変えれば強くなるのか、その方法を学ぶ機会にしたいと思います。
全日本ジュニアの男子12歳以下ダブルスチャンプに、12歳以下女子ダブルス準優勝ペアも参加してくれます。
このキャンプを通して、子どもたちの「心」の変化が見られれば最高に楽しいですね。
まだまだ暑いですが、一日一日のキャンプが充実したものになるように気合いを入れて頑張りたいと思います。
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2008年08月12日
動きのスピード、バランスを高める(1390)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -160-
ネットプレーの中での「ボレー」については、動きの「スピード」と「バランス」が何よりも大切である。
ここではネットプレーでの動きを高めるための「ステップ」について話をしよう。
もっとも大切なことは、遠くのボールを大きく横に跳んで打ったり、ネット近くにふわっと上がったボールを大きく踏み込んで打った後にすぐに次の体勢に入ることができるようにすることだ。
ネットプレーでは相手との距離が近いので、攻撃したボールをリターンされると時間的な余裕がなく、たいしたボールでなくても簡単に追い込まれる。そうならないためには早く「構え」る必要がある。
大きく動かした身体を確実に止め、次の動きへの切り返しをスムースに行うためには、ステップした足とインパクトの「タイミングを合わせること」が大切だ。
動きのバランスが崩れてしまうもっとも大きな原因は、頭が下がってしまい姿勢が崩れてしまうことにある。
急激にブレーキがかかるので、身体の中でもっとも重い頭が前に突っ込み、前かがみになってしまう。
そのボールをうまく打球することができたとしても次の体勢に入ることはできない。
そうならないために「背筋で支える感覚」を強く意識し、頭を下げないように「バランス」を保つことをこころがけよう。
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2008年08月11日
ネットプレーがうまいとボレーがうまいは違う(1389)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -159-
「ネットプレーがうまい」、ということと「ボレーがうまい」ということは違う。
「ボレー」対ストロークの練習などでたくみに「ボレー」をコントロールできる選手が優れたネットプレーなのかというと、必ずしもそうではない。
「ネットプレーがうまい」というのは、相手のパスのコースを読み、瞬発的な動きができ、とっさのラケットコントロールに優れるなど総合的な能力の高さが要求される。
「ボレー」の能力を磨き、優れたネットプレーヤーになることを目指すのであれば、単純な「ボレー」練習だけではなく、ネットプレーの中で「ボレー」を練習することが大切である。
1面のコートを使ってヒッティングパートナーを相手にがんがんネットプレーを練習することができれば良いが、実際にはなかなかそうはいかないのが現実だ。
ひとつの練習のアイディアとして、ベースラインからネットにアプローチしてネットプレーを練習する方法を取り入れてみよう。
これには2つの練習方法がある。
「チャンスボールの打ち込みからのネットプレーのパターン」と「アプローチボールを打ってネットをとるパターン」である。
どちらも最終的にネットプレーでポイントを奪うことを目的としている。
ポイント練習として得点を競わせることで、ベースラインのプレーヤーもポイントをとられないようにがんばるだろうからより練習効果は上がる。
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2008年08月10日
他人(ヒト)に厳しく(1388)
私自身にも「足りないもの」を探しています。
最近、それは「他人に対する厳しさ」かなと思っています。
スポーツは苦しいことばかりです。
それを乗り越えて勝つ喜びを知ったとき、人は強くなります。
でも、苦しくて苦しくて耐えられません。
それに耐える力をつけさせてあげることが私の仕事です。
そのためには、この世界は「厳しい」ということを教えてあげなくてはなりません。
なかなか・・・難しい仕事です。
「他人に厳しい」ということは「自分にも厳しい」が基本です。
私は「他人に厳しく」するというのが苦手です。
「追い込む」という言葉も嫌いです。
でも、実はそれは自分に対する「甘え」だったのかなと思ったりします。
厳しくできないのは、自分に厳しくできないから、なんじゃないかな。
単なる言い訳なんじゃないかな。
そんなふうに思うことがあります。
しかし、それしか「道」はないのかなと思ったりします。
まずは「自分に厳しく」・・・そこから始まります。
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2008年08月09日
足りない何か(1387)
私はいつも探しています。
足りない「何か」をです。
子どもたちは一生懸命練習しています。
それでも足りない「何か」を感じます。
ほんのちょっとの執着心だったり、
ほんのちょっとの勇気だったり、
ほんのちょっとのやる気だったり、
ほんのちょっとのくやしさだったり、
ほんのちょっとのがまんだったり、
・・・です。
この「ほんのちょっと」が足りません。
これを埋めるのは難しいことです。
ほんのちょっとだからむつかしいのです。
ほんのちょっとを埋めるためにものすごい努力がいります。
ほんのちょっとのためにものすごい意志が必要です。
ほんのちょっとのために大きな勇気が必要です。
本当に、本当に・・・ちょっとのために。
どうすれば・・・「ここ」を超えられるのでしょうか。
がむしゃらに練習することは大切です。
必死になってボールを追うことも大切です。
でも、一番大切なこと・・・それは「強くなりたい」です。
自分に聞いてみてください。
「本当に強くなりたいのか?」
どうしても負けられない相手がいる。
絶対に行ってみたい試合がある。
強くなりたい気持ちは、そんなところから生まれます。
その気持ちが強ければ、本当に強ければ体が勝手に動きます。
これを「行動力」と言います。
本当に「強い」とは、この「力」が自然に湧いてくる人のことです。
弱気になって、くじけそうになっても体が勝手に動きます。
そして、気がつくと自分の夢や目標に向かって全力で走っています。
そういう「強さ」を持っている人を知っています。
「本当に強いなあ」と思います。
それは、「ほんのちょっと」を超えてきた人なんですね。
その後押しをちょっとだけしてあげること、それが私の仕事です。
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2008年08月08日
グリップは握るな(1386)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -158-
前にグリップのことについて書いたことがあるが、ここでもう一度確認しておこう。
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指導書に解説があるように、『インパクトでぎゅっと握る』ことによってスピードが増す、ラケットの面がぶれないのでコントロールが良くなるとことはあまり期待出来ないという結果になった。
出来るだけグリップの力は抜いておいて、体全体を使ったスイングを行うようにすることが望ましい。
そして、くりかえし打球しているうちに反射的に、適確なグリップ力を発揮できるようになってくるのである。
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ということだ。
どの指導書を見ても「ボレーの威力を増すためにインパクトでグリップを握ることが大切である」と書いてある。
そういう「感覚」や「意識」が功を奏する場合もあるだろうが、より華麗なネットプレーヤーを目指すためには手首や腕はリラックスして、正確にボールをヒットし、楽そうに相手を追い込んでみようではないか。
そのためにも「グリップを握るな」としっかりと頭に入れておこう。
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2008年08月07日
距離感をつかめ(1385)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -157-
「ドロップボレー」の練習でテイクバックの矯正に成功し、ある程度「ボレー」の形ができてきたら次のステップに進もう。
「ボレー」で最も大切なことはコースを狙うことではなく、「距離感」を養うことである。
これは、左右のターゲットを狙って「ボレー」をした場合の得点と前後のターゲットを狙った場合の得点では前後のばらつきの方が圧倒的に大きいことからも分かる。
前後の距離感がなくコントロールするのがむつかしいからだ。
ネットに近いところで打てるので角度がつけやすく、比較的容易に相手を追い込むことができるので、そのことが重要であると解説される場合が多いが、正確なコントロールのためには前後の「距離感」を養うことが大切である。
この感覚を養うことができれば、コートをより広く使って攻撃することができるので、ネットでの攻撃力は飛躍的に向上する。
ネットでの攻撃を主体とするプレーヤーを目指すのであれば、左右だけではなく、前後の攻撃力を高め、相手に大きなプレッシャーをかけることができるように訓練しなければならない。
その基本となるのが「距離感」をつかむ練習にある。
といっても何もむつかしい練習ではない。
サービスラインとベースラインの間にコーンなどのターゲットを置いて、それを狙って繰り返し練習を行うことだ。
ターゲットをおいて練習するとコントロール性能は格段に向上する。
もちろん、「カットボール」は禁止だ。
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2008年08月06日
インターハイ(1384)
インターハイの個人戦と14歳以下、12歳以下の全日本ジュニアが始まりました。
少数スタッフでアカデミーを運営している側からすると、何とか日程をずらしてもらえないものかなあ、というのが本音です。
やはり大きな舞台で戦う子どもたちの姿を見たいからです。
今の状態では、どちらかひとつしか見ることができないのでちょっと寂しいですね。
まあ、それでも子どもたちが今までやってきたことの成果を存分に発揮できることを祈りつつ、報告を待ちたいと思います。
私のインターハイに関する思い出は、やはり熱射病で倒れて救急車で搬送されたことです。
恥ずかしいお話で、子どもたちに「熱射病にならないようにちゃんと準備しろ!」なんて言えないですね。
その反省を「指導に活かしている」ということは言えそうですが・・・。
私たちの時代は、まだ「ストレッチ」という言葉もなく、適当に準備運動をしていました。
それでも、過酷な練習に耐えられる人間だけが生き残っていく時代だったので、それなりに丈夫な体を持ってい人が多く、あまり怪我などで傷む選手は少なかったように思います。
水分も、ちょうど私の時代から「ゲータレード」なるものが発売されて、「スポーツでは水分をとらなければならない」ということが言われ始めた時代なので、コンディショニングという点ではまだ良くなってきた方だと思います。
それ以前の人たちは、まったく水分を取らなくても何時間も平気で練習や試合をしてたのですから、驚異的ですね。
私の知っている元全日本チャンピオンの方は、70歳になるにもかかわらず、がんがんテニスをやっています。
それを見ると、自分のひ弱さを嘆きたくもなりますが、そこは「気合で」と思っています。
時代は移り変わっても、酷暑の中で試合をするのは変わりません。
最後の最後は気合と体力の戦いになることも変わりないのではないかと思います。
十分にコンディションを整えて、最後まであきらめずに(私のように倒れることのないように)戦ってほしいと思います。
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2008年08月05日
朝練(1383)
7月21日から始まった夏休み前半の朝練が終わりました。
15日間の予定で行われた朝練に、何と私は皆勤(えらいぞ!)です。
いつもそうですが、朝練が始まる最初の2、3日が結構きついですね。
今までの生活時間が突然変わります。
朝練の時の起床時間はだいたい5時半ごろなので、11時には寝てしまいます。
2時ごろに寝るのが普通の生活から慣れるのにはちょっと時間がかかりますね。
私はこれを「国内時差ぼけ」と呼んでいます。
まあ、それでも何日か経つと、人間の身体は不思議なもので、その生活に合わせてリズムをちゃんと変えてくれます。
今日はインターハイに向けての午前練習があるので、起床時間は7時半にしましたが、6時前には「ちゃんと」起きてしまいます。
「もうちょっと寝れるのに!」という悔しい思いはありますが、これも朝練を頑張ってきた証しだと自分を褒めてあげたいですね。
いつ頃から朝練が始まったのかはよく覚えていませんが、アカデミーを始めて3、4年経った頃からではなかったと思います。
全国大会に出場する選手が何人かいて、彼らのために「練習しなければ」という思いから始まったように記憶しています。
今ではそれが当り前の行事(?)として、年間で40日以上の朝練が行われます。
しっかりと数えたことはないですが、今ではもっとやっているかもしれませんね。
もちろん、私のアカデミーでは朝練の参加は無料です。
多くの子どもたちにたくさん練習してもらいたいからです。
コーチがつきっきりでレッスンをするということはありませんが、「強くなりたい」という思いがある子が集まって練習すれば当然成果は出てきます。
今では練習開始に遅れる選手はいません。
開始時間のかなり前に来て、開門を待ちわびるように扉の前で待っている子もいます。
他のクラブの選手も、試合前のダブルスの練習などで参加してくれます。
毎朝、40名くらいの子どもたちが集まって、9面のコートいっぱいに使って練習します。
コートがいっぱいで練習できない時は、インドアコートも使って練習します。
雨でも(今年は一日も降りませんでしたが)練習に来ます。
私はその光景を見るのが大好きです。
夕方からの練習もありますので、毎日毎日続く朝練がしんどいと思う時もありますが、子どもたちが朝日の中を汗だくになって練習している姿を見ている時、とても幸せな気持ちになります。
朝練に来るのを楽しみにしている子どもも多いようです。
中には、朝5時ごろに起きて、テレビをつけ、天気予報を確認して、早々と準備をして、玄関で待っている子もいるそうです。
そんな子どもたちの「強くなりたい」という気持ちに応えるためにこの「朝練」はあるんですね。
夏休みの中盤には合宿とトレーニングキャンプ、後半にも10日間ほどの朝練があります。
子どもたちの「思い」がさらに大きくなるように頑張っていこうと思います。
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2008年08月04日
ボールを強く打つという意識をなくせ!(1382)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -156-
「ボールを強く打つという意識をなくす」というのは何だかむつかしいことのよう思えるかもしれないが、練習の方法はいたって簡単である。
「ドロップボレー」の練習をすれば良い。
「ドロップボレー」を分析した研究では、何も意識しない「ボレー」に比べてテイクバックが小さくなることが確認されている。
ただ「ドロップボレー」を打とうとするだけでストロークの「クセ」を矯正することができるであるからこれを練習しない手はない。
もちろん、注意すべき点はある。
それは「カットボール」を打たないことだ。
「カットボール」とは、ボールが弾んでから手前に跳ね返ってくるように強いスライス回転をかける技術のことだ。
「ドロップボレー」はネットのすぐ近くにボールを落とす技術なので、できるだけボールが相手の方に飛ばないようにスライスの回転をかけてボールを止めようとする意識が働くことが多い。
それに加えて「テニスの王子様」の手塚国光が華麗に「ゼロ式」なる「ドロップボレー」を決めるのをイメージして、それが簡単にできると思ってしまっているので(誰が?)、いきなりそれを目指す方も多いだろう(本当に?)。
しかし、前述の「ドロップボレー」の研究ではスライスの回転はかかるものの、その程度はそれほど大きくはなく、むしろ「フラットに当てる」という表現のほうが近いという結果が示されている。
「ドロップボレー」は、ボールの勢いを殺し、ネットの近くに正確にボールを落とすことだ。
そのためにはラケット面をまっすぐに正確にインパクトして、ボールの勢いを殺すためにできるだけスイングを小さくしなければならない。
テイクバックを小さくすることが何よりも大切だ。
だから、「ドロップボレー」を練習するだけで簡単にテイクバックの矯正ができてしまう。
ん~、これは素晴らしい。是非チャレンジを。
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2008年08月03日
戦いから逃げるな!(1381)
子どもたちは強くなるために練習しています。
そのための練習でもっとも大切なことは、「このポイントを何が何でもとるんだ!」という「気迫」です。
やっと追いついたボールでも、「何が何でもコートに返す!」という「執念」のようなものです。
子どもたちには「これ」が足りないと感じます。
ちょっとミスをするとうなだれる。
ボールを追いながら笑う。
すぐにあきらめる。
これらはすべて「戦いから逃げている」ということです。
そうした気持ちの「弱さ」は必ず行動に表れます。
それを相手が見れば、相手の気持ちは強くなってきます。
当然、勝つチャンスは小さくなります。
そうならないように練習することが「強くなるための練習」です。
何度も話をしました。
頭では理解しているかもしれません。
しかし、実際の「行動」で示さなければ、それは「理解したこと」にはなりません。
そう「心に決めて」行動できれば、間違いなく「強くなるための練習」ができます。
「強さを求めるのであれば逃げるな」、そう「心に決めて」練習してほしいと思います。
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2008年08月02日
強くなるための練習(1380)
朝の練習の時に「強くなるための練習」について話をしました。
まずは「練習の目的」をきちんと「理解」することです。
それができれば、目的に沿ったボール出しはどのようにすれば良いのかがはっきりと分かります。
当然、練習の効率は上がります。
そして、「相手のためになる練習」をすることです。
どういうボール出しや返球をすれば相手にとって良い練習になるのかを考えることはとても大切なことです。
そう考えて真剣に練習することで、それが結局は「自分のための練習」になります。
ちょっとボール出しがミスをすると、ふてくされたような表情になる自分勝手な選手に対して、真剣に、ためになるボールを送ってはくれませんね。
ここでも相手のこと考えて、声をかけ、良いボールを送ってくれるように相手にお願いすることができたり、良いボールを送ってもらったことに対して「感謝」できる選手は良い練習ができるようになってきます。
もちろん「構え」が中途半端では良いボールはもらえません。
いつでも、どんなボールに対して反応できるような「構え」をしている選手に対しては、良い緊張感を持ってボールを出すことができます。
練習では、自分の気持ちが高まって、準備が十分に出たらボールを出してもらう人に合図をするようにしました。
お互いに準備を確認してから行う練習の方が効率は上がるように思います。
そして、ちゃんとボール出しをする人を「観る」ことが大切です。
相手の動きを良く観ていれば、次にどんなボールが配球されるのかを「予測」しやすくなります。
当然、ボールに対する「反応」は良くなりますね。
こうした練習が当たり前になって続いて行けば、それがすなわち「強くなるための練習」になっていきます。
たくさんボールを打つことは大切です。
そうした効率の良い練習にあって、さらに「質」を高めることができれば、きっと強くなっていきます。
そんな練習を自主的に行うことができる選手に成長してほしいと思います。
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2008年08月01日
ボレーで攻めろ!(1379)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -155-
「ボレー」は攻撃なショットだ。
だからこそ、
「一発で決めてやるぜ!」
「チャンスボールだ!叩き込め!」
と思いすぎて力が入り、簡単なチャンスボールをミスってしまうことはよくある。
明らかなチャンスボールであっただけにミスをしたことで大きくこころが動揺し、それがターニングポイントになって負けてしまうこともあるだろう。
また、ネットに近いところで打つので、うまく相手を追い込めなければ簡単に相手の逆襲にあうことになる少しリスクの高い攻撃だ。
しかし、この「ボレー」を自分のものにすれば攻撃力は格段に上がり、せっかく素晴らしいショットで相手を追い込んでも、「ボレー」に自信がないので相手から返されたチャンスボールをネットで攻め切れず、振り出しに戻ってラリー合戦というような単調なプレースタイルから抜け出すことができる。
「ボレー」が苦手な人は、ストロークの感覚が強くてテイクバックやスイングが大きくなり正確にインパクトすることができない場合が多い。
なぜそうなるのかというと、「ボレー」とストロークのイメージを上手く使い分けることができなくて、頭の中で切り替えできないからだ。
「ボレー」がうまくなりたければまず「ボレー」のイメージをしっかりと頭の中にきざむことから始めよう。
「ボレー」とストロークのスイングのもっとも大きな違いは、テイクバックの大きさにある。
「ここ」を変えることができなくては前に進まない。
テイクバックの大きさを変えるには、「ボールを強く打つという意識をなくす」ことから始めるのがいいだろう。
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