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Memory Board そのときどきに私が感じたことや思いなどを書き綴っています。

大島コーチ
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教えない(1614)



コーチング論(6)

教えるということに関して、

「ティーチング」
「インストラクション」
「コーチング」

という言葉があります。

どれも、「教える」ということですが、その意味は違っています。

「ティーチング」は、多くの知識を持っている先生が、その知識を伝達するという意味合いが強く、「インストラクション」は、インストラクターが主に技術を教えるというように区別できると思います。

では、「コーチング」とは何が違うのでしょうか。

それは、「コーチング」は、「ともに考える」と捉えるということです。

指導力はもちろん必要ですが、選手の持っている能力を引き出すために、考えさせたり、練習を休ませたり、課題をともに見つける時間を作ったり、さりげない会話だったり、アイコンタクトだったり、すべてのことを、その能力を引き出すために向ける感覚が同じでなければなりません。

これを「指向性」と言いますが、それを同じくし、信頼関係で結ばれて初めて「コーチング」が成立します。

だから、「教えない」ことは「コーチング」として成り立ちます。

しかし、ただ「教えない」のではありません。

きちんと「観る」ことが大切になります。

その中で、教えるべき時には、つまり、選手が求める時にはきちんと答えるのがコーチの仕事になります。

室伏重信先生は、

「言うことではなく、見る、ことこそ指導者の役目なのです。

思ったことを未消化のまま言うことはあってはならない。

技術は、日によって、時間によって、ハン マーにおいては一本一本変わるのかもしれない。

それくらい繊細なものの中で安定を築くのです。

しっかり見極めねばならないのです。

しかし、静観とは見るだ けではない。

見て、チャンスを待つという意味です。

仮に選手が間違った動きをしていても、それが後にどういう形で技術に効いてくるのか、これは瞬時にダメ だと判断できないからです。

何を、いつ言うのか、そのタイミングを待つ。」

と言っています。

私は教員生活も経験してきたこともあって、どうも教えすぎる傾向が強いように思います。

教えすぎることは、「考える力」を奪うことにもなります。

人に依存する傾向を強めてしまうかもしれません。

昔の師と弟子の関係のように、何も教えないというのもあります。

より合理的にコーチングによって能力を引き出すためには、適切に指標を与え、考えることと教えることのバランスをとることが大切になります。


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コーチング論 | 投稿者 大島コーチ 20:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

コーチに必要な資質とは何か?(1610)



コーチング論(5)

「知識」は必要です。

「知識」を深めるためには、たくさん本読むことですね。

専門書なんかを面倒くさいと思うかもしれませんが、好奇心や興味が大きければ、それは楽しみになります。

好きなマンガに夢中になる、そんなふうに感情移入を伴ってのめり込むことができればいいと思います。

私の場合も、何か関心ごとがあって、それについて調べてみようと思うと、何時間も本を読みっ放し、なんてことがあります。

最近は、ネットで検索することも多くなってきました。

しかし、そこでは今一納得できない時、やはり本を読みます。

この前も、ネットで10冊ほど本を購入しました。

今、パソコンの横に積んであります。

そうやって「知識」を積み重ねることは大切ですが、もっとも大切なことは、それを活かす「知恵」です。

「知恵」は、「知識」によって積み重ねてきたものを「経験」によって磨いていくものです。

「対応力」といっても良いかもしれません。

コーチングの指導現場は、画一的な対応ではうまく対処できないことは多いものです。

そんな時は深く考えることです。

その時「知識」は役に立ちます。

「思考力」が深まるからです。

考えに考えて、その方法なりがどう功を奏するのかをイメージします。

この「想像力」がないと効果的な方法に結びつきません。

また、多くの「知識」があることで、「トータルデベロップメント」をサポートすることができます。

「トータルデベロップメント」とは、一人の選手に対して、技術指導だけではなく、メンタル、メディカル、進路に至るまで、総合的にサポートできる体制のことです。

トップ選手は、自分のチームを作って、多くの人間がサポートする体制を作っていますが、それは大変難しいことです。

多くの場合は、コーチがそれを一人でサポートします。

その時、技術だけに偏ることなく、幅広いサポートができる資質を身につけていなくてはなりません。

また、自分だけでうまく対処できないこともたくさんあります。

その時は、自分が信頼できる人に任せることも大切です。

そうしたネットワークを持っていることは、選手の能力を伸ばすための環境作りに役立ちます。

一人でできることは最大限やりきることは大切ですが、何でもかんでも自分ひとりで、という考えよりも、一番適した状況を作ってあげるという考え方が大切です。

また、コーチングにもっとも大切なコミュニケーションを作るために、「共感」できる感性を持っていなくてはなりません。

その選手の成長のために常に考え続け、多くのアイディアを持ち、ともに歩もうとする意志が必要です。

しかし、そうした思いがあっても、それが報われることは少ないものです。

思うように成果がでないと迷い、意欲も下がりますが、それを信念で支えなければなりません。

大きな「忍耐力」がいるということです。

そして、コーチは遠征や合宿などで選手と生活を共にします。

その時、「自己管理能力」が試されます。

大きな意味で「生活力」の乏しいコーチは、選手の管理は難しいということです。

まとめてみましょう。

コーチには多くの資質が必要ですが、

知識から導き出される「思考力」
知恵に裏付けられた「対応力」
成功への強い「想像力」
自己管理によって能力を引き出す「生活力」
そして、揺らがない信念を持つための「忍耐力」

このような資質が高ければ、きっとコーチとして成功していきます。

強い信念を持ってチャレンジしてほしいと思います。


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コーチング論 | 投稿者 大島コーチ 13:33 | コメント(4)| トラックバック(0)

観るのが仕事(1605)



コーチング論(4)

多くの試合を見て、問題点や課題を見つけ出し、的確に選手の能力を伸ばしていくというのがコーチの仕事です。

そのために「観る」のがもっとも大切な仕事になります。

それと、選手とコミュニケーションをうまくはかるためにも「観る」ことは大変重要です。

選手の態度や振る舞い、行動から心理の状態を推し量ることができます。

ストレスを感じているのかどうか、モチベーションのレベルはどうかなど、よく観察することで得られる知見は、コミュニケーションの構築に大変役立つということです。

そのためには、コーチにはそうした行動などから心理を洞察できる能力が必要になります。

もちろん、多くの知識が必要です。

感情と行動の関係などについて詳しく知っておく必要があります。

でも、もっとも大切なことは、「相手のことを知りたい」という「好奇心」や「思い」です。

コーチングでは、画一的な理論で対応できることは多くはありません。

知識に裏付けされた経験によって、多くの対応するすべを知ることになります。

それでも、うまく対応できないことは多々あります。

それを何度繰り返しても、「好奇心」や「思い」が崩れないこと、それが優れたコーチに資質だと思います。


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コーチング論 | 投稿者 大島コーチ 11:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

コーチングが成り立つ関係(1591)



コーチング論(3)

新学期が始まって、今年は2つのクラスで「コーチング論」を受け持つことになりました。

2つのクラスを併せて、169名の受講希望者がいます。

今は履修期間なので、最終的に何名になるのかわかりませんが、あまりたくさんの受講者がいると、コミュニケーションをとることが難しいので、適度な人数になることを願っています。

私の授業では、毎回レポートがあったり、自筆のノートの提出があったり、遅刻を認めないなど、ちょっと制限や約束事が多いので、学生さんには少し窮屈な感じがあるかもしれませんね。

別に学生さんをいじめようと思っているわけではなく、授業を通じて「コーチング」の関係を築くために必要だからです。

「コーチング」が成り立つためには、「相互理解」と「相互選択」という考え方が必要になります。

ちょっと前のコラムにも書きましたが、それに少し付け加えて整理しておきます。

「相互理解」は、お互いのやっていることを認めるということです。

自分の感性と食い違っていたりすると、妙に腹立たしくなったり、感情的になったりします。

そうならないように、「自分とは違うこともある」ということを認める姿勢を持っていないとうまくはいかないということです。

そして、課題を解決するために、「共に」考えを同じくしている必要があります。

これを「指向性」と言いますが、それが食い違っているとお互いを理解することは難しく、コーチングは成り立ちません。

同じように「教える」ということに関して、「ティーチング」という言葉あります。

これは、知識を伝えるということに重きが置かれ、多くの知識や経験を持つ教師が、どちらかというと一方的に伝達することになります。

それでも、教える側と、学ぶ側に、同じ「指向性」があれば、そこに「コーチング」の関係が成り立ちます。

でも、ただ単に単位がほしいというだけで出席し、聞く気もないのにただ座っている、ということでは、その関係は成り立ちません。

もうひとつの「相互選択」とは、お互いに、いつでも選択することができるようにしておくということです。

もし、自分にとって必要がなかったり、方向性が違っていたり、感覚が合わなかったりした時に、一方的に相手の言い分に任せるのではなく、自分の意見をちゃんと言えるような関係を築くということです。

相手に依存しない関係と言ってもいいと思います。

一見すると、不安定な関係に見えるかもしれませんが、いつでも選択できるという中にあって、それでも相手を選ぶという関係がある時、それが一番強い関係となります。

指導者の側からすると、「自分についてこい!」といって、そのリーダーシップに追従する関係の方が良いと感じることはあるかもしれませんが、より発展的な関係を築くためには「相互選択」の考え方は大切です。

実際の授業では、学生さんに選択する権利があります。

もし、気に入らなかったら講義を選択しなければ良いということになります。

私にはそうした権利は認められないので、その代りに、講義に参加するための条件をいくつか設けて、それを納得してもらうことで、できるだけ「指向性」を一致させる必要があるわけです。

私は、この講義を通して「コーチング」を学んでほしいと思っています。

そのためには、人と人との関係をきちんと理解しなければなりません。

そんな講義になれば良いと思っています。


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コーチング論 | 投稿者 大島コーチ 12:02 | コメント(0)| トラックバック(0)

純粋性(1553)



コーチング論(2)

コーチングにおいては、問題解決の方法を示し、導くことが大きな仕事になります。

問題解決のためには、

●課題を明確にする
分析し、問題点や課題を特定し、理解する

●解決法を自分で考える
情報を集め、解決法について自分なりに吟味する

●不安を取り除く努力をする
行動するために大きな障害となる不安について理解し、それを調整し、軽減の方法を実践する

●人に聞く
信頼できる人に意見を求め、納得できる指示に従う

というようなプロセスを経て解決に至ります。

この中で、「人に聞く」というプロセスにおいて、コーチの存在が重要になります。

ということは、コーチは格好よく言えば「最後の砦」ともいうべきものです。

当然、多くの知識や経験が必要となります。

共感し、愛情を持って接するという基本的な資質を高く備えていなければなりません。

しかし、いくらコーチが優れていようとも、その解決法が有効だとしても、その効果には大きな差があります。

その差は「純粋性」にあります。

人間は、他人の意見に従うことを本質的には苦手としています。

「自分のことは自分しかわからない」、という至極当然の思いを強く持っています。

だから、うまく人に意見を求めるのが苦手です。

でも、自分の力を伸ばす人の特徴は、「素直に人の意見を聞くことができる」ということです。

依存するのではありません。

自分の意見を確固として持ちながらも柔軟に対応できる力を持っているということです。

多くの子どもたちを教えていると、その「純粋性」に差があることがわかります。

その対応を見ていると、「この子は、きっとうまく伸びていく」と確信できる子がいます。

コーチのもっとも重要な仕事は、その「純粋性」を奪わないようにすることです。

スポーツの世界は、自分の思い通りに行かないことや苦しいことばかりです。

困難にぶつかると、自分のやっていることの意味を見失ったり、目標を失くしてしまいます。

そんな時に、素直に、純粋にそのスポーツにかけた思いを思い起こさせることができれば、「純粋性」は続きます。

コーチングとは、「その人の持っている能力を伸ばすこと」です。

そのためには、いかにその「純粋性」を保ち続けることができるか、が鍵になります。

周りにいる人間がそれを奪わないように支えていかなくてはなりません。

そのために、コーチ自身も「純粋性」を持ち続けなくてはならないと思います。


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コーチング論 | 投稿者 大島コーチ 14:16 | コメント(0)| トラックバック(0)

コミュニケーション(1519)



コーチング論(1)

コーチングで、一番大切なのは「コミュニケーション」です。

「コミュニケーション」とは、ある人とある人の関係(性)のことを言います。

この関係をできる限り円滑に構築するためには、「相互選択」の自由を認めることです。

「総合選択」とは、お互いのやりたいことを最大公約数的に歩み寄り、理解を示して納得すること、そのように努力することです。

自分の選択ばかりを相手に押し付けていると、そこには必ず反発や反感が芽生えます。

人間はマイナス的な感情の方に強く意識を向けやすいので、一旦マイナス的な感情が生まれるとそれを修復することは難しくなります。

円滑な「コミュニケーション」を壊すことは簡単ですが、取り戻すのは大変な努力がいるのです。

それを乗り越えて、うまく「コミュニケーション」が取れるようになれば、あとは「自分の信念に従って行動すること」です。

「コミュニケーション」を図りながら、周りとの連携をとって行動力を発揮することではじめて「道」は開けます。

コーチングとは、この「道」を、何もないところから切り開いて整備することにほかなりません。

「道」を誤ることも、途中で断念することも、連携不足で資材が調達できず中断することも多々あります。

そうした失敗を繰り返して、うまく「道」を整備できるようになってきます。

困難が多ければ多いほど完成の喜びは大きい、そのことを知っているのが「本当のコーチ」だと思います。

仕事とは、突き詰めて考えていくと、人のため、世のために何かをすることだ、と誰かが言いました。

私も同感です。

いろいろな考えや目標があって、それぞれの仕事に打ち込んでいます。

でも、その仕事がどれくらい人のためになっているのか、世のためになっているのかという視点を忘れていては本当の仕事にはならないというようなことを言っていました。

私の仕事が、どれくらい人のためになっているのか、世のためになっているのかということはわかりませんが、できるだけそうありたいと思っています。


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コーチング論 | 投稿者 大島コーチ 22:48 | コメント(4)| トラックバック(0)