2011年07月30日
強くなるための条件(2245)
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昨日は、「トップジュニアテニスクリニック」を開催し、20名のジュニアが参加してくれました。
今回のクリニックは、「勝つための条件」として、
練習と試合で同じボールが打てる
次のボールに対する構えを作る
ことを挙げて、ステップワークや切り返しの基本から練習を行いました。
午前のステップワークの練習では、ぎこちなかった動きがだんだんと洗練されてきて、動きが良くなってきたように思います。
まだ、ボールを打ちに行く時の姿勢や、打った後の体のバランスなど、気になる点はありますが、毎日の練習で上達することを願います。
素晴らしい動きができる子もいました。
その能力をさらに向上させて、全国で活躍する選手に成長してほしいですね。
午後は、練習と試合で同じボールが打てる、ようになるためにはどうすればいいのかについて話をしました。
聞いてみると、
「試合のイメージを持って練習する」
「緊張感を持って練習する」
などと答えてくれます。
でも、そう簡単にはできないので困ります。
私は、「練習で戦う」ことをすすめます。
たとえミニテニスだろうと、ラリーであろうと、負けないように練習することです。
その意識が練習を試合に近づけます。
その意識の高まりが試合の感覚を磨きます。
そんな練習が出来れば、きっと練習と試合で同じボールが打てるようになります。
みんな、素直に戦っていましたね。
その気持ちがあれば、ミスをしたら悔しいです。
だから、「絶対に負けないように」練習をすることが大切になります。
いい練習ができていたと思います。
また、強くなるためには、絶対にしなければならないことがあります。
それは、
トレーニング
と、
テニスのことをよく知る
ということです。
毎日、ちゃんとトレーニングをしている選手はきっと将来強くなります。
今から、そのための準備がきちんと出来ることが大切です。
テニスのことをよく知ることで、やる気が高まります。
自分の目標が明確になります。
苦しいことに耐えることもできるようになりますね。
強くなるのは大変なことです。
でも、自分の可能性を信じるのであれば、きっと夢はかないます。
今回のクリニックは、少しだけそのお手伝いができたかなと思います。
また一緒にテニスができたらいいですね。
次は、もっと厳しいですよ(笑)。
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2011年07月29日
成長のために経験(2244)
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ロングウッドジュニアテニストーナメントが終了しました。
優勝した子が、
「コーチ、勝ったよ!」
と、本当に嬉しそうに報告に来てくれました。
もちろん、負けて、悔しくて、泣けて泣けて仕方のない子もいます。
スポーツは残酷だなあと思います。
でも、こういう経験がきっと子どもたちを強くする、そう思います。
人間が大きく変わるためには、大きなショックが必要であると言われます。
日常で、そういう経験が少なくなっているので、スポーツはとてもよい機会になります。
試合中に、うまくいかなくて、泣きながら試合をしている子がいました。
お母さんが、
「試合中に泣くなんて・・・、コーチ注意してあげてください!」
言われました。
「悔しくて泣けてくるんだから、この子はきっと強くなるね」
と答えました。
子どもたちにとって、嬉しい経験はもちろん大事ですが、悔しい経験は成長ためにはとても大切です。
だから子どもたちは試合を通して強く、成長していきます。
それを見ることが何よりも楽しみです。
これからも悔し涙を見せながら成長する子どもたちを見てきたいと思います。
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2011年07月26日
コーチングセミナー(2243)
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日曜日に「コーチングセミナー」を開催しました。
短い、限られた告知にかかわらず、13名のコーチが参加してくれて嬉しく思います。
このコーチングセミナーは、
テニス技術はもちろんのこと、コーチング論やコミュニケーション論、トレーニングに関することまで、テニスを教えるにあたって必要だと思われる内容をできるだけ広い範囲で網羅しています。
色々な方のご意見やご要望をいただきながら発展的に広がっていけば良いと考えています。
また、このセミナーを通してコーチ同士のネットワークを広げることも目的の一つです。
多くのコーチに集まっていただき、コミュニケーションを図りながらテニス界の発展のためにより良いネットワークができれば素晴らしいと思います。
そんな思いを持って「テニスコーチングセミナー」を企画いたしました。
特に、ネットワークの広がりには期待しています。
セミナーには、静岡や福井のコーチからの申し込みがあって嬉しく思います。
日常のコーチングにおける悩みや問題を提起し、また意見を交わすことでより良いコーチングの方法に気がついたりします。
こういう場が多ければきっともっとうまくいく、そんなふうに考えています。
話の内容は、くだらない話を半分として(笑)、コーチングの基礎論、技術指導の観点や根拠、身体操法などについて話をしました。
この日は、子どもたちの試合があったので、朝練、試合観戦、帰ってきてからレッスン、それからセミナーという過密スケジュールでしたので、身体的には少しへばっていました。
でも、話を始めると気持ちが乗ってきて、あっというまの2時間半です。
セミナーが終わって、コーチ同士で、名刺を交換しながら談笑している姿を気持ちよく眺めていました。
こういう時間が続いていけばいいなあ、と素直に思います。
セミナーが終わって、サイゼリアでミーティングをして、帰ってきてシャワーを浴びて、少しセミナーの内容を整理して、気が付けば1時過ぎです。
時差ぼけのせいで、朝の2時半頃に目覚めましたので、22時間以上起きています。
しんどいですが、これで時差ぼけも解消できそうです。
次回のセミナーは、9月4日(日)に、若鳩インドアテニスクラブで開催します。
有意義な時間を過ごしてもらえるように努力したいと思います。
参加してくれたコーチの皆さん、ありがとうございました。
次回は宿泊も大丈夫なように準備をしますので、夜通し熱く語りたいと思います。
よろしくお願いします。
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2011年07月24日
表情(2242)
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人間の気持ちは、表情や行動に出ます。
悲しそうな顔をして嬉しいことを思い浮かべてみてください。
反対に、本当に嬉しそうな顔をして、悲しいことを思い浮かべてみてください。
とてもむつかしいことに気づくはずです。
ということは、表情を作ることは、気持ちの変化を生み出すということです。
テニスジャーナルにはこう書きました。
******************************************
「目は口ほどにものを言う」といわれる。
また、スポーツの場面では、練習中や試合中に「表情を変えるな!」という指示が与えられる場合も多い。
このことは、「表情」には意味があり、それがプレーに影響するものであることを示している。
しかし、意外と自分の「表情」の変化が相手に有利な条件を与えていることに気づいていない場合や、気づいていても実行することを訓練していないために、十分に遂行することができない人は多い。
テニスコートの上で、自分の「感情」、特に自信喪失や不安の「感情」を相手に隠しておくことは大変重要なことだ。
私は、表情の中でも特に「目の表情」を大切にするように指導している。
相手のほうを怒りに満ちた目で突き刺すように見るのでもなく、不安げにきょろきょろするのでもなく、自分が最も集中した「良い目」で相手を見ることだ。
動物は、相手と対峙したとき、その「表情」、特に「目の表情」で自分との力の優劣を判断し、自分が不利だと感じると戦わずして退散していく。
人間も、動物と同じように「表情」によって相手の状態を無意識のうちに探っている。
相手に無意識のうちにプレッシャーを与えることができる「表情」は、試合を有利に進めるためにとても大切な要因である。
そして、そのような「表情」はトレーニングによって培うことができることを覚えておいてほしい。
******************************************
世界体操祭に参加して、私が感じたのはまさにこのことです。
私はテニスを教えています。
「いい表情で戦えない子」が多いことを憂います。
勝ちたいのなら、もっと「いい表情」で戦うべきです。
気持ちが表情に出ます。
気持ちが行動をコントロールします。
だから、いい顔で戦ってほしい、心からそう思います。
フェイスブックに、今回の遠征で撮った、「いい表情」だけを集めた写真集をアップしました。
特に子どもはいい顔をしますね。
なぜでしょうか?
純粋だからです。
好奇心が旺盛だからです。
自分の興味や感心があること、面白いと思うことに対しては、本当に真剣にのめり込みます。
この時の表情が、大人になって忘れてしまった純粋性を感じるからです。
私自身もいい表情で指導がしたい・・・そう思います。
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2011年07月22日
現場力(2241)
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今は「情報の時代」です。
何でもほしい情報が瞬時に手に入ります。
だから、実際にそこに行かなくても、ヴァーチャルな世界で事足りることもたくさんあります。
でも、実際に行ってみて、自分の目で見て、思いも掛けない発見や感動があると、それはより大きな感動を生み、自分の世界を広げてくれるような気がします。
今回、ジュネーブの市内観光の中で、国連のヨーロッパ本部に行きました。
大して興味もなかったのですが、そこで受けた説明には驚くことがたくさんありました。
国連のヨーロッパ本部は、国際連盟として使っていた部分と国際連合となって新たに作られた部分があります。
その国際連盟として使っていた土地は、ある貴族からジュネーブ市に寄贈されたものらしいです。
それを国際平和のための施設にしようということで、その地に国際連盟が作られました。
その条件として、
見晴らしのよい場所に墓を作ること。
孔雀を放し飼いにすること。
(もうひとつあったのですが・・・忘れました)
だったらしいのです。
だから、現在も孔雀が放し飼いにされているそうです。
しかも、この孔雀は、日本から寄贈されたものです!
どうです!これは面白い話でしょ。
一生懸命に孔雀を探しましたが、残念ながら広大な敷地においては見つけることはできませんでした。
誰か、行く機会があれば、ぜひ探してみてください。
また、その新館と旧館に連絡通路は、ひどい水漏れがありました。
案内してくれた係の人は、
「なかなか直してくれないので困ってます。」
と言っていました。
天下の(?)国連ですよ。
「水漏れが直せないなんて!」
という驚きもありました。
もっとも古い会議室で、入るときに注意は、
「丁寧に座ってください!」
というものです。
ものが古く、背もたれが簡単に剥がれたり、色あせています。
そこで、世界の人権問題について討議されます。
会議が白熱すると痛みが激しくなるのでは、興奮して背もたれを投げたりしないのかな、と心配したりします。
また、氷河に直に触れたとき、
「この氷は何万年も前の水なんだよなあ」
と妙に感心して、何度もさわさわします。
(日本だとこんなふうに触れるようにはしないだろうなあ・・・)
そして、この氷河が、温暖化の影響で、年に3~4mほど溶けていることを知り、
「なんとかせねば!」
と思ったりもします。
こういう経験を積むと、ものごとをより深く理解するようになります。
これが大切です。
テニスの世界でも同じです。
実際に子どもたちのプレーを見ることで感じることは多いものです。
これからも「現場力」、これでいきたいと思います。
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2011年07月21日
自然を楽しむ(2240)
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大会期間中に、シャモニーからケーブルカーに乗って、壮大なモンブラン、アルプスの山々を見るために、唯一の一日観光にでかけました。
でも・・・思いもかけない大雨です。
現地のガイドさんが、
「こんな降り方をするのは本当に珍しいです。」
というほどのどしゃ降りです。
あえなく展望台に登るためのケーブルカーは運航停止に・・・。
仕方が無いので、登山列車に乗って、氷河の見学です。
もちろん、周りの景色は「真っ白」です。
時々、遠くにアルプスの峰々がかすみます。
そんな中での観光なので、
「あ~、なんで今日に限って・・・」
とみなさんお嘆きになります。
もちろん、私も残念に思います。
残念に思いはしますが、気持ちはそれほど落ち込みません。
考えようによっては、
「こんな天候の中でのアルプスを見ることは珍しい」
ことではないのか、とそう考えます。
珍しいぐらいの雨なのだから、それはラッキーかもしれないということです。
晴れた日のアルプスは、写真でいくらでも見ることはできます。
でも、大雨の中のアルプスはそうそう見れるものではありませんよ。
変更になった氷河の見学も、足元はびしょびしょになりながら、何百メートルも歩きます。
気持ち悪し、寒いし、あまりいい気はしません。
でも、外人さんは、結構平気な顔で、雨用の装具をして颯爽とトレッキングに向かいます。
景色なんかほとんど見えないのに・・・です。
日本人なら、即取りやめというところですね。
その時、現地のガイドさんが言いました。
「ヨーロッパでは、自然のままを楽しむことをよしとしています。
だから、ユーロディズニーランドには人が入りません。」
・・・と。
そう、自然をそのまま、あるがままに楽しむ感性があるから、雨でも平気でいられるんですね。
商売っけもありません。
「どうぞ自然をお楽しみください!」
という感じですね。
私も、コーチを始めてから、その感性が大分身につきました。
「変えられないものを受け入れる」
という感性です。
自然はまさにそうですね。
だから、どしゃ降りのアルプスでも、
「きっとハイジは、雨を楽しんだに違いない!」
と考えます。
そして、この思い出は、より強く印象に残ると思います。
ハイジ!また会いに行きますね!
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2011年07月20日
純粋な感動(2239)
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時差ぼけがひどく、けだるい感じが抜けきりません。
45才くらいまでは、
「時差ぼけってなんだろう?」
ぐらいの感じでしたが、最近は回復までにちょっと時間がかかるようになりました。
特に、今回は大変涼しくて過ごしやすい国への訪問だったので、日本のまとわりつくような湿気にもやられている感じです。
台風も直撃ではなかったものの、その影響もあるかもしれません。
こちらは無事に名古屋に着陸できて良かったことは良かったですが・・・。
でも、明日からは大会が始まりますので、気合いを入れなおして頑張ろうと思います。
さて、初めてのスイスの旅、世界体操祭への初参加の旅が終わりました。
カミさんがそういう仕事をしているので、存在は知っていました。
でも、大して興味もないし、団体行動が苦手なので敬遠していたわけです。
それが、今回は訳あって初参加となったわけですが、これが思いのほか感動ものです。
単なるお祭りぐらいにしか思っていませんでしたが、参加者の真剣さに触れて、演技の素晴らしさに感動しました。
この大会の一番素晴らしいところは、誰もが「国を代表」して参加しているということです。
そういう自覚を持って参加しているので、演技は真剣そのものです。
ある団体の演技者が、大会中に怪我をして出れなくなった時、ミーティングで、リーダーが、
「何よりも大切な事は、誰が欠けても、見てくれる人のために全力を尽くすこと、それが参加できないやつにとっても最高のことだと思う!」
と熱く語り、みな涙します。
この大会に参加した中学生が、最後の夜に感想を述べるとき、涙に声が詰まって話せません。
「本当に、本当に、参加できてよかったです!」
とほとんど聞き取れない声で話します。
涙もろい私は、どちらの状況にも・・・・です。
競わない大会なのに、順位が決まるわけでもないのに、ただ感動できる、これが本当に素晴らしいことだと思います。
こうした「純粋な感動」は、
やる気を高めます。
自分に対して厳しくなれます。
きっと、人に優しくなれます。
・・・そんなことを感じました。
今年も子どもたちを連れてたくさん遠征に出ます。
競技スポーツなので勝ち負けはもちろん大事。
でも、「純粋な感動」を感じることができるようにサポートできたらいいと・・・思います。
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2011年07月16日
思いが伝わる(2238)
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今回の遠征では、死ぬほど写真を撮っています。
でも、不思議なぐらい疲れを感じません。
私の写真の師匠が、
「選手の思いが伝わってくる時は、写真を撮っている疲れを感じないで夢中になってシャッターを押してしまう」
そんなことを言っていました。
今回は、そのために来ているので、機材は重いです。
それを肩に担いで一日中会場を回ります。
始めは、正直、それほど興味のあることではないので、疲労感を強く感じていました。
でも、レンズをとっかえひっかえ交換しながら何枚も写真を撮っていると、だんだんとそれに夢中になっている自分に気づきます。
気づくと、何百回、何千回もシャッターを押しています。
それは、選手の思いが伝わってくるからに他なりません。
じつにいい表情で演技をします。
テニスでも、強くなっていく選手は、本当にいい顔をして戦っていますね。
この前も書いたように、世界で戦っている、国を代表して戦っているという意識がそうさせていると思います。
先週末、デ杯を戦った選手は、蒸し暑さの中、大きなプレッシャーを感じながらでもきっといい表情で戦っていたと思います。
それを撮っているカメラマンの方も、その思いに触れてきっと夢中になってシャッターを押しているはずです。
カメラマンの気持ちが少しだけわかったような気がします。
今日も機材を抱えて会場をうろうろします。
筋トレも兼ねてえいるので、ダイエットにもいいかも。
でも、チーズ、ハム、ソーセージに、あれも、これも・・・ちょっとこれは無理かも。
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2011年07月15日
みんな一緒に(2237)
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競技スポーツの世界にずっといると、「みんなと一緒に」という感覚が薄れてきます。
特に個人競技では「友達もライバル」、と教えられます。
ライバルの意味をきちんと理解した上で、お互いが切磋琢磨出来ればいいのですが、勝利することにとらわれてしまうことは往々にしてあります。
でも、この世界は、息を合わせる、気持ちをひとつに、ということが優れた演技を作り上げるためにはもっとも大切な事になります。
でも、実は、どちらも同じことなんです。
個人の競技スポーツであろうが、チームパフォーマンスであろうが、「自立した自我」が確立されていないと、上手くはいかないということです。
個人スポーツでは特にそうです。
苦しい時に、自我が強く出て、うまく自分をコントロールできなければ、自分の能力を発揮することはできません。
わがままな自分を押さえて、上手く調整して対応しなければならないということです。
この「自分をコントロールする能力」が同じように必要だということです。
私は団体行動が苦手と書きましたが、団体の振る舞いが好きではないです。
人はグループを作ると、行動が大胆になったり、排他的になったり、自己中心的な振る舞いも多くなります。
これは、人の所属欲求が満たされると、それを固持しようとする行動なのかもしれません。
昨日の夜は、疲れて帰ってくるバスの車中で大声で歌を歌い続けたり、夜中に大声で叫んだり、公共のマナーという点で最悪な外人さんたちのおかげてよく寝れませんでした。
きっと普段は優しい人達です。
でも、グループ化することで、少し「自己コントロール」を失います。
それを見たり、感じたりするのが嫌なんですね。
日本人は団体での行動は上手くコントロールされています。
きっと、この協調性の感覚が優れているからです。
とても大切な感性です。
これはきっと優れた「自己コントロール」につながるので、しっかりと磨いて選手として成長してほしいと思います。
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2011年07月14日
団体行動が苦手(2237)
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実は、私は添乗員が同行する団体での海外ツアーは初めての経験です。
いつも子どもたちを連れて海外に遠征に出ますが、これは指導の一環でもあるので、すべてのことを指示したり、サポートすることはありません。
でも、こうした団体ツアーでは英語を話せない人たちのために、同行スタッフが多くのことをサポートします。
その仕事は大変です。
空港やホテルでのチェックインはもちろん、交通手段の確認、集合場所の指示、レストランでの注文など、仕事は多岐にわたります。
たくさんの人間を相手にするので、うまく機能しないことも多く、時間のかかることもあります。
テニスの遠征であれば、
「自己責任」
の名のもとに、
「できなければ自分のせいだし、それは他の人に迷惑をかけることだ!」
と言って、あえて放っておいたりします。
そうした経験によって、確かに自分で考えて行動する習慣が身について、それがテニスの成長に役立ちます。
でも、こうしたツアーでは次に続く経験というよりは、できるだけ参加者に負担をかけないようにと配慮されるので、その分だけ添乗員さんの負担は大きくなります。
団体行動ではいろいろなことがスムースに進まないことも多いので、私が添乗員であれば、
「うまくできなければ他の人に迷惑をかけるだけですよ!」
と一喝して、自己管理に委ねます。
添乗員失格ですね。
どうも団体行動が苦手なようです。
でも、子どもたちには、団体で行動する中にあって、自己責任の意味を理解し、行動の判断力を培い、生活を通して選手として必要な資質を磨く、という姿勢や考え方を持ってツアーを管理し、サポートすることは大切です。
私は添乗員にはなれない、でも指導者としてきちんとツアーをサポートしていきたいと思います。
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2011年07月13日
歴史に触れる(2236)
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昨日は、午後の市内での発表までに時間があったので、スイスの古城、シオン城に行ってきました。
シオン城はレマン湖畔に建つ古城で、城についてのもっとも古い記述は、1150年にさかのぼるそうです。
1150年といえば、日本では?・・・自分で調べてみてください!
こうした歴史的建造物が、そこかしこにあります。
ヨーロッパの魅力は、すぐそこに歴史に触れる場所があるということですね。
日本は戦後復興ということもあったのでしょうが、多くのものを近代化して、歴史を封じたように思います。
私は名古屋に住んでいますが、いざ、歴史に触れようと思っても、博物館や美術館に行くことぐらいしか思いつきません。
名古屋城は、「金の鯱ほこ」と「戦国武将隊」くらいしか思い浮かびません。
もちろん、歴史的なものは多くあるとは思いますが、すぐそこに、というわけにはいきません。
歴史を学ぶということは、その風土の気質に触れ、「らしざ」を生み出すためにとても大切だと思います。
名古屋は、名古屋弁やみそ文化が身近にあって、それも歴史を学ぶことに繋がっているのかな?
ドラゴンズを愛する、というのはどうなんだろう?
まあ、名古屋の歴史はこれからしっかりと学ぶこととして、スイスの歴史や文化に触れて、心豊かにしようと思います。
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2011年07月12日
世界が舞台(2235)
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なぜこれほどまでに多くの人が集まるのかを考えてみました。
それは、誰でもが、その気になれば「世界の舞台」に立つことができるからです。
もちろん、参加するためにはいろいろな条件をクリアしなければなりませんが、その情熱を持った指導者のもとで、参加する意志を持って行動すれば誰でもこの舞台に立つことが出来るのです。
ただ単に参加するというのとは違います。
背中に「JAPAN」の文字の入った、おそろいのジャケットを着ます。
選手の交流を深めるための様々なグッズを持って、世界中の人達とコミュニケーションを図ります。
それは、「日の丸」を背負って戦うオリンピック選手となんらかわりはありません。
入場行進もオリンピック選手なみです。
大勢の観客に迎えられて堂々と行進します。
開会式のセレモニーは大規模で魅力的です。
まさに自分が「世界の舞台」で戦っていると実感できます。
これはすごいことですね。
その意識を持つことで、きっといろいろなことが「変わる」、そう思います。
私が低年齢の子を海外に遠征に連れていくのも同じことです。
「世界」を意識することで、きっと何かが「変わる」、それを信じるからです。
実際に、海外への遠征を体験してプロになり、海外に留学をし、人生観を変えた子は多いです。
「世界は広い」、それを体感するだけでも、それは人生を変えるかもしれない大きな体験です。
もっと多くの子どもたちに、その「世界」を見せてあげたい、そう強く思います。
その具体的な計画は・・・チーズフォンデュを食べながら考えます。
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2011年07月11日
人が集う(2234)
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初めて世界体操祭なるイベントに参加しました。
はっきり言って、ほとんど興味がなく、カミさんから話は聞きますがうわの空です。
今回、なんの因果か、同行参加することになりましたが、それほど大した関心はありません。
カミさんの手前、
「おっ、世界体操祭!いいねえ、なんてったって世界の祭典だからねえ。」
と深い関心を示してはいましたが、本当はさっぱりです。
でも、今日、その開会式に参加して、びっくりたしました。
参加者は、56カ国3万人!!!です。
開会式では、スイス空軍による航空ショーも展開されます。
洗練されたマスゲームやパフォーマンスで観客を魅了します。
オリンピック並みです(それ以上かも・・・)。
今日の写真を見てもらえば分かりますが、スタジアムを埋め尽くす人、人、人・・・また、人です。
このほとんどの人が参加者です。
世界各地から3万人も集めるイベントは他にあるでしょうか?
それこそオリンピック以外には思いつきません。
サッカーのワールドカップは、それこそ何万人も観客は集まるでしょうが、一所に何万人も参加者が集うわけではありません。
正直、まさか・・・「これほどとは!」・・・思いませんでした。
その時、ふと思いました。
テニスの最大のイベントに参加する人は、せいぜい128名です。
世界を舞台に戦ってきた精鋭がその栄冠を競うのも魅力ですが、何万人も参加するテニス大会があったらどうなるだろうかと・・・。
毎日、開催国の至ることろで大会が何十試合、何百試合行われ、それが10日間くらい続いて優勝を争います。
もちろん、負けても試合は続きます。
優勝の栄冠はひとりのものですが、ここでは、すべての人に何らかの賞が与えられます。
優勝を目指さない戦いも賞賛されます。
それを、町を挙げて、県や地域、国を上げて取り組むのです。
世界中から何万という人が、何日もテニスをするために集まる、そんな夢のような大会が開催できないものか、と考えました。
実際には実現は困難なことが多いでしょうが、人が集う、その魅力を高めるための大会があってもいいのかな、そんなことを考えました。
明日も、人をかき分けながら参加したいと思います。
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2011年07月10日
スローライフ(2233)
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名古屋を出発して、無事にスイスのローザンヌに着きました。
スイスの人口は全部で750万人で、ひとつの都市に人が集中することなく、渋滞もなく、自然豊かの中に人が暮らしているそうです。
日本にいると、確かにあらゆるものが手に入り、便利に生活することができます。
コンビニもあらゆる場所にあって、好きな時間に好きなモノが自由に手に入ります。
でも、多くの情報が入りすぎて混乱したり、急ぎすぎて生きているように感じることはあります。
あるコマーシャルにあるように、
「人は自然に生かされとる」
というのは、まさにその通りだと思います。
ここでしばらく滞在することで、忘れてしまった感覚が取り戻せるかも・・・そう感じます。
ヨーロッパの古き良き景観を眺めながら、少しゆっくりとした時間を過ごしたいと思います。
でも、今日の朝、少し散歩に出ようと思って娘と二人で出掛けましたが、迷子になりました。
私は方向感覚には自信があります。
その私をもってしても、レマン湖畔の断崖に形作られた街は、起伏に飛んだ地形でアップダウンが激しく、道が入り組んでいるので惑わせます。
恐るべし!ローザンヌ!
でも、ゆっくりと、時間をかけて・・・。
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2011年07月09日
感性(2232)
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「感性が大切だ!」
「感性を磨け!」
と言うけれど、感性とは一体なんだろう?
という疑問を持っている人も多いと思います。
感性とは、
「美や善などの評価判断に関する印象の内包的な意味を知覚する能力と言える。
これは非言語的、無意識的、直感的なものであり、
例えば何らかの音楽に違和感を覚えるように人間に作用することもある。」
と解説されます。
そう、感性とは、
「非言語的、無意識的、直感的なもの」
なんですね
だからこそ、「捉えにくい」、「分かりにくい」ということになります。
しかし、それがとても大切であることは理解しています。
それは、「人間をもっとも人間らしくしているもの」だと言えるからかもしれません。
大震災の直後は、この「感性」に訴えるような番組やコマーシャルが流され続けました。
心が荒んでしまったり、折れてしまうと「感性」が高まっていかないからですね。
もっと、簡単にいえば「感動する心を失わないこと」です。
私はコーチになって、そのことを本当に強く感じるようになりました。
たくさん泣くようになったのも、多くの感動を与えてもらったからです。
自分の「感性に響く出来事」が沢山あったからです。
子どもたちがテニスを通して、豊かな感性を育み、感動を忘れない大人になってくれればいいなと思います。
今回は、ハイジの舞台のスイスを旅するので、ハイジのような「純粋な感性」を磨いてこようと思っています。
では、行ってきます!
・・・今日の写真はどう見えますか?
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2011年07月08日
解放されない自分(2231)
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今、荷造りの真っ最中です。
海外に長期の遠征に行く時、その出発前の準備はそれなりに大変です。
でも、以前に比べると随分楽になりました。
基本的にビザはいりません。
何年前に中国に行ったとき、このビザの申請で大変な思いをしました。
航空チケットも紙切れ一枚です。
たくさんのジュニアを連れて行くと、チケットの束を抱えてカウンターに差し出して嫌な顔をされました。
スーツケースも軽く、丈夫になりました。
何よりも経験を積んで、準備が素早く効率的になりました。
今回はあれやこれやちょっとだけ考えて、持っていくものを算段しますが、テニスの遠征では30分程度で終わります。
もちろん、現地通貨を用意することはありません。
クレジットカードのキャッシングでこと足ります。
一番面倒だったのはパソコンです。
音響カプラやモデムなんてもの持ち歩いて、ホテルの電話のケーブルを引き抜いて、なんて作業が必要でした。
今はほとんど無線LANです。
もちろん、必要な文章なんかもちゃんと同期してモバイルパソコンに移し替えます。
outlookのメールファイルも移し替えておかなけれなりません。
この時、プロバイダーのメール保管庫を空にしておかないと二重に取り込まれてメールがいっぱい、なんてことになります。
そうした作業をきちんとやっておかないと、帰ってきたときに同じ環境に戻せません。
今はこうしたことはまったく必要ありませんね。
ファイルは、Dropboxに入れておきます。
ノートは、Evernoteに貯めておきます。
メールと連絡先は、Gmailで管理します。
モバイルパソコンにしてあげることとしたら、万一通信できなかったときのためにファイルを同期して保管すること、
暇なときに読む電子書籍をインストールしておくこと、
それぐらいです。
それくらいの作業ならほんの数分で済むので、今はもうすでにかばんの中です。
前は出発直前まで整理して、最後にしまっていましたから本当に楽になりました。
でも、問題もあります。
これだけネットワークが発達したので、どこに行っても同じような環境が用意されるということです。
そうしたものが無いときは、
「もう、いいや!」
と半分開き直って、出かけた後のことは放っておく決心をします。
出発してしまうと、しばらくは情報が遮断されるので開き直るしかないですね。
これが、開放感を引き出したりします。
今は、その感覚はありません。
ニュースはリアルタイムで入ってきます。
電話もメールも日本にいる時と同じようにすることができます。
外国に行っても、そこには「日本」があって、そこに自分がいるという感じです。
開放感がない、そう感じます。
でも、今回は初めて訪れる地ですし、引率の責任も大きくはありません。
少し日常から離れ、かっこよく言えば、
「心を解き放つ」
そんな感性で旅してみようと思います。
でも・・・性格なんですね、子どもたちのことが気になるのは仕方ありません。
職業病ですから・・・・。
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2011年07月07日
自分の体を信じる(2230)
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梅雨の時期は、じつはもっとも体調を崩しやすい時期でもあります。
私も、この時期が一番調子が悪いような気がします。
・・・まあ、あくまで気がするだけですが。
私は、多少「体調が悪いな」と感じても、すぐには医者には行きません。
自分の体の感覚を感じてみることをします。
そして、自分の体を信じます。
熱が出ているのは、体の中の免疫が一生懸命に働いているからだと考えます。
せきが出るのは、異物を排除しようとしてがんばっているからだと考えます。
だったら、それを助けてやるように動いてみます。
熱が出たときは、腰湯をして、めちゃくちゃに汗をかきます。
そうすると、発汗が促進されて、体は随分楽になります。
そのまま放っておくと、今度は体を冷まそうとがんばるので、それを阻止します。
布団にくるまり、汗をかき続けます。
そうすると、体は順応して、うまくバランスを取ってくれるので、早く治ります。
ちょっと過酷な状況に追い込んでみる、というのが大切ですね。
過保護な親は結局子どもの体力を奪ってしまう、というのとよく似ています。
まずは薬や医者に頼らずに、「自分の体を信じる」ことからはじめてはいかがでしょうか。
うまくいかなくても、コーチを頼るのではなく、まずは自分で一生懸命に考えてみる。
それが何よりも大切です。
ここでは、「自分の感性を信じてあげる」ことですね。
そうやって強くなれればいいと思います。
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2011年07月06日
自分の世界が広がる(2229)
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TwitterとFacebookをはじめて1ヶ月ぐらい経ちましたが、大きくネットワークが広がるのを感じます。
沖縄遠征を考えていたら沖縄のコーチと繋がりました。
オーストラリア遠征を計画していたら、オーストラリア在住のコーチと繋がりました。
コーチネットワークの構築を計画していたら、kansai tennis networkの一員に、とお誘いを受けました。
懐かしい仲間との再会もありました。
私の「世界」が広がりを見せています。
それがほんの一瞬で広がっていくのでちょっと怖い気もします。
誕生日会のお知らせを間違って全世界のユーザーに発信して大騒ぎになったり、
中傷で混乱したり、
軽率は発言で地位を貶めたり、
色々な問題が速報的に発現するのもソーシャルネットワークの特徴です。
「上手く活かせ!」
と言われても、実際にどう活用していけば良いのかについては、まだよく分かりません。
ただ、できるだけ多くの情報を発信し、受け取ることができる環境を作っておくことで、プラスになることも多いと思います。
多くの人と繋がって、たくさんの子どもたちに大きな世界を見せてあげることができるように「自分の世界」を広げていこうと思います。
沖縄遠征、オーストラリア遠征、コーチネットワーク・・・大きな楽しみです。
また、Twitterでフォーローをしたり、Facebookで友だちになったりしてネットワークが広がっていくといろいろな情報がリアルタイムで入ってきます。
添田選手のラッキールーザーでの本戦入りなんてニュースは、こうしたネットワークからの情報が最も早くて、現場から発信されるのでリアル感があっていいと思います。
毎日、そうしたニュースに触れることで色々なアイディアも湧いてきます。
もちろん、やる気も高まります。
「ソーシャル」という言葉にはこうした意味も含まれます。
うまく活用していければ・・・と思います。
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2011年07月05日
不満を受け止める力(2228)
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誰にでも不満はあります。
でも、不満を「嫌なもの」と捉えすぎてしまうことはどうでしょうか?
それにとらわれてしまうと、人の批判ばかりをするようになります。
ますます不満は大きくなりますね。
Twitterをみていて、ソフトバンク社長の孫正義さんは、多くの人からの不満や批判を堂々と受け止めて丁寧に返しています。
不満を真正面から受け止めるにはそれなりの力がいります。
避けずにまっすぐに自分の意見を押し通す、「リーダーシップ」とはこういうモノかもしれません。
不正なジャッジが多くて勝ち上がったある選手に対して文句を言ってる子がいました。
「あんな子が勝ったなんて許せない!」
という思いが大きいのでしょう。
そこには自分が勝ち上がることができなかった悔しさも含まれています。
「ものすごくもめて、泣きながら試合をしていたらしいですよ」
と報告もされました。
もし、泣くぐらい悔しい思いを試合中にしなければならないのであれば、レフェリーを呼んだらどうでしょう。
レフェリーを呼ぶ権利は選手に与えられています。
どんな大会でもレフェリーはかならずいます。
いないと単なる喧嘩になってしいますからね。
そういうルールを知っていれば、その中で正々堂々と戦うことはできたのではないでしょうか。
この前行われた「ロングウッドジュニアテニストーナメント」でも、大会前のクリニックでそのことを説明しました。
これは、子どもたちにちゃんとルールを知ってもらうためです。
そして、そのことを親御さんたちにも理解してもらうためです。
ジャッジでもめた後の気持ちはいいものではありません。
でも、それを親御さんたちがことさらに、
「あの子のジャッジがひどいのよ!」
と騒ぎ立ててもいいことはひとつもありません。
大切なことは、負けたという事実を受け入れて、次に負けないようにするためにはどうしたらいいのかを真剣に考えることです。
きちんとルールを理解し、正々堂々と戦う選手の前には不正は間違い無く少なくなります。
それが「強い」ということです。
また、それがちゃんとできない選手は、アウトのボールでも平気でインにしてしまいます。
「ジャッジが汚いと思われたくないから」
「その方がいい選手だから」
と思っているのであれば、強くはなりません。
正確にジャッジできる能力がなくてどうやって戦っていくのですか?
それと、プロの選手は自分の判断が間違っているかもしれないと思っても、あえてチャレンジをします。
これは、「自分が自信を持って打った!」ということを強くアピールするためです。
そのことによって相手にプレッシャーをかけ、自分の気持ちを高め、少しでも自分のペースにと考えるからです。
では、チャレンジシステムのない試合ではどうしますか?
冷静に審判にクレームをつけます。
審判がいなければどうしますか?
冷静に相手にクレームをつけます。
また、流れが悪い時であればトイレットブレークを使います。
それを「卑怯だ!」と非難するところをみたことがありますが、当然の策です。
いつもいつもということでは感心はしませんが、ルールを無視したわけではありません。
「ルールの中で自分ができる最善をつくす心構え」が出来ていないとそういう行動はできません。
いいですか、人を批判してはいけません。
ジャッジが悪い選手と戦うのであれば、きちんとルールを知り、その上で堂々と戦うことを心がけてください。
相手への批判が大きくなると、自分を見失ってしまいます。
そうならないように自分をコントロールできる選手だけが強くなってきます。
そのことを忘れないで強くなってください。
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2011年07月03日
ボールに対する執着心(2227)
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今日はキャンプ2日目です。
暑いので、少し動きが鈍いのが気になります。
今回のキャンプテーマは、「動きのスピード」です。
子どもたちは、いろいろな要素が絡まって成長していきます。
体が大きくなってくるので、自然と筋力や体力は高まってきます。
でも、「動きのスピード」は意識を高めないと向上しません。
高い意識を持って訓練しなければならないということです。
ジュコビッチが世界ランクナンバーワンの座を獲得しました。
今年に入ってからの活躍には目覚しいものがあります。
それを支えているのが「動きのスピード」です。
単に足が早いということではありません。
どんな状況でもボールに喰らいつく「執念」が高いということです。
それがあれば自然と「動きのスピード」は高まってきます。
切り返しのボールの精度は驚異的です。
ドロップショットに対する反応は超人的です。
それはすべて「ボールに対する執着心」から生み出されます。
この「ボールに対する執着心」が誰よりも高い、それが彼を世界ナンバーワンに押し上げた最大の要因です。
ショットの強さや破壊力がなくても、それを支えに戦う選手は強くなっていきます。
子どもたちにはそれを学んでほしいですね。
暑いので、気持ちがだれてしまいますが、それを気合いでカバーすることができればいいと思います。
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2011年07月01日
天才たちの舞台(2226)
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ウィンブルドンでは、シャラポアとクビトワが決勝に進み、男子はいよいよベスト4の戦いです。
今年のウィンブルドンは見応えのある試合も多くて楽しいですね。
でも、きっと、戦っている選手は大変な「思い」を持って戦っていることでしょう。
この舞台は「天才たちの舞台」です。
ごく一部の限られた天才だけが戦いを許される、そんな場所です。
私はたくさんの天才たちを見てきましたが、じつは「衝撃を受けた天才」は多くはありません。
バルトリのルーティンワークはすごい!です(ちょっと嫌がられますけど)。
「才能の差をカバーする力がある」
とは思うし、
「すごいなあ!」
とは思いますが、
「衝撃」を受けることはありませんでした。
むしろ、
「プロとしてやっていけるのかな??」
という感じでしたね。
その「衝撃」うけた選手のひとりが、ガスケです。
フレンチオープンジュニアで彼のテニスを見たとき、
ひとりだけボールを捉える音が違う
変則なフォームなのにまったくミスをしない
すべてのボールを狙ったところに打てる
そんなプレーでした。
もちろん、誰もかないはしません。
その彼をしても、世界で戦い、頂点に立つことを許されません。
マレーに付け入る隙を与えてもらえずに完敗です。
ここは「天才たちの舞台」だと強く思います。
願わくは、日本の選手がこの舞台で輝きを放つことです。
そう遠くはない・・・そう感じます。
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