2011年10月18日
和のフィットネス(2297)
今日の授業の後、何気なく歩いていたら「和のフィトネス」という言葉が目に留まりました。
NOSS(日本踊りスポーツサイエンス)という、日本舞踊を利用した健康体力作りのためのトレーニングです。
西川流の家元が考案し、多くの人に広めようと活動されています。
実は、私の母は日本舞踊の師匠をしています。
小さい頃は、無理矢理に踊らされていました。
もちろん、舞台にも立ちましたよ。
それは、それは、可愛い子どもだったに違いありません(笑)。
だから、「日本舞踊を・・・」という言葉に惹かれます。
また、監修をしているのが私の大学院の時の指導教授です。
「何かの縁かなあ?」
と思って、参加してみることにしました。
何と言っても、家元直々に指導されることは素晴らしいことだと思います。
立っておられる姿は、一流の舞踏家らしく凛としています。
こんな雰囲気で立つことができるように訓練しなければならない、という気にさせられます。
実際のトレーニングも、まさに日本舞踊です。
何年か振りに踊ります。
でも、和の所作は、人の身体感覚を高めるために役立ちます。
身体を使って、雪を受け止める、木の葉が舞う、鳥が歩く、などを表現します。
その時は、足先から指先まで神経を行き渡らせます。
小さなゆっくりとした動きでも全身を使っているのがよく分かります。
6分くらいの踊りですが、汗がじわっと出てくるまでエネルギーを使います。
実際に、心拍数はそれほど上がらなくても、消費エネルギーは大きいそうです。
私がトレーニングに求めるのは「ここ」です。
動きに全神経を行き渡らせて、細かな動きをコントロールすることで、パフォーマンスは向上します。
その感覚を磨くのに、日本舞踊を始めとする「和の所作」は大いに参考になるということです。
まさに「和のフィトネス」です。
もう一度訓練して、舞台を夢見てみようかな・・・。
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