2011年10月22日
捨てる(2300)
今、岡山ではRSK全国選抜ジュニアが開催されています。
もちろん、3セットマッチでの試合です。
大きな舞台で、スタンダードに試合を行うことできっと子どもたちは成長していきます。
なのに、その予選大会では8ゲームマッチです。
順位戦は1セットマッチで行われます。
こうなると、試合の駆け引きを学ぶことが少なくなります。
先日行われた楽天オープンでの、伊藤竜馬選手のコメントです。
「第2セットはグリップが握れなくて、力が入らなかった。
第2セットは捨てて、第3セットで勝負した」
これが試合です。
自分と相手の状況を見極めて、どこで勝負するのかを判断します。
それの繰り返しの中で、より有効な方法をひらめきます。
そのためには、このように「捨てる」ことが大切です。
今流行りの、「断捨離」は、
ヨガの「断行(だんぎょう)」、
「捨行(しゃぎょう)」、
「離行(りぎょう)」という考え方を応用して、
人生や日常生活に不要なモノを断つ、
また捨てることで、
モノへの執着から解放され、
身軽で快適な人生を手に入れようという考え。
単なる片づけとは一線を引くという。
ものです。
テニスのゲームにける「捨てる」も、「あきらめる」とは違います。
・・・身軽で快適な人生を手に入れようという考え。
いろいろな思いを一旦振り払って(捨てて)、身軽になって、自分の力を発揮するにはどうすれば良いのかという「ひらめき」を引き出す方法です。
でも、その経験がないとひらめきません。
だから、戦術が単調になります。
ひとつうまく行かないことがあると、それだけで破綻します。
こういうことが成長を阻害する要因になっていると思います。
なかなかそういう経験をすることが難しくなってきましたが、ジュニアの枠を飛び越え、大きく外に目を向ければ、そこにはちゃんとスタンダードがあります。
そこへチャレンジする勇気を持って下さい。
きっと、何かが変わると思います。
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