2011年10月25日
「がまん」を教える(2302)
史上7頭目の3冠馬となったオルフェーブルの特集をやっていました。
調教師の方は、オルフェーブルにがまんを徹底的に教えたそうです。
また、この馬は気性が大変荒い馬だそうですが、その気性の荒い馬を乗りこなすのが大変うまい騎手を選んで騎乗してもらったそうです。
その騎手は、ある時、自分がコントロールできずに馬がスパートをしてくれないレースで、
「ゴールした時に一番だったらいいんだよ」
ということを教えてもらったと言います。
「私には焦りがあったが、馬は自分のゴールをしっかりと見ていた」
とも言います。
気性の荒い馬は、それだけ闘争心があり、競走馬としての資質に恵まれています。
でも、それをコントロールできなければなりません。
それが、馬の気持ちに応えながら、「がまん」を教えることだったのです。
テニスでも、上手くいかないと「焦り」がでます。
「それ」が子どもの感覚とは違うことはたくさんあります。
また、思うように結果が出ないと、感情的になったりもします。
教える側、サポートする側にも「がまん」は大切です。
最近は、「これ」ができない親が目立つのは悲しい事です。
もちろん、ゴールを見据えるのは簡単ではありません。
だから、その「感性」を磨きます。
そして、「がまん」を教えます。
人馬一体の走りで、史上7頭目の3冠馬となったオルフェーブル、素晴らしいと思います。
「がまん」をさせなければなりません。
でも、それは指導する側と指導される側の感覚的な一致が必要だと思います。
「人馬一体」ならぬ「人人一体」が指導の本筋ではないかと思います。
それは、お互いが自立し、その特性をちゃんと捉えて、きちんとゴールを見据え、毎日がまんして練習することに他なりません。
焦らず、「がまん」を教えていきます。
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