2011年07月08日
解放されない自分(2231)
今、荷造りの真っ最中です。
海外に長期の遠征に行く時、その出発前の準備はそれなりに大変です。
でも、以前に比べると随分楽になりました。
基本的にビザはいりません。
何年前に中国に行ったとき、このビザの申請で大変な思いをしました。
航空チケットも紙切れ一枚です。
たくさんのジュニアを連れて行くと、チケットの束を抱えてカウンターに差し出して嫌な顔をされました。
スーツケースも軽く、丈夫になりました。
何よりも経験を積んで、準備が素早く効率的になりました。
今回はあれやこれやちょっとだけ考えて、持っていくものを算段しますが、テニスの遠征では30分程度で終わります。
もちろん、現地通貨を用意することはありません。
クレジットカードのキャッシングでこと足ります。
一番面倒だったのはパソコンです。
音響カプラやモデムなんてもの持ち歩いて、ホテルの電話のケーブルを引き抜いて、なんて作業が必要でした。
今はほとんど無線LANです。
もちろん、必要な文章なんかもちゃんと同期してモバイルパソコンに移し替えます。
outlookのメールファイルも移し替えておかなけれなりません。
この時、プロバイダーのメール保管庫を空にしておかないと二重に取り込まれてメールがいっぱい、なんてことになります。
そうした作業をきちんとやっておかないと、帰ってきたときに同じ環境に戻せません。
今はこうしたことはまったく必要ありませんね。
ファイルは、Dropboxに入れておきます。
ノートは、Evernoteに貯めておきます。
メールと連絡先は、Gmailで管理します。
モバイルパソコンにしてあげることとしたら、万一通信できなかったときのためにファイルを同期して保管すること、
暇なときに読む電子書籍をインストールしておくこと、
それぐらいです。
それくらいの作業ならほんの数分で済むので、今はもうすでにかばんの中です。
前は出発直前まで整理して、最後にしまっていましたから本当に楽になりました。
でも、問題もあります。
これだけネットワークが発達したので、どこに行っても同じような環境が用意されるということです。
そうしたものが無いときは、
「もう、いいや!」
と半分開き直って、出かけた後のことは放っておく決心をします。
出発してしまうと、しばらくは情報が遮断されるので開き直るしかないですね。
これが、開放感を引き出したりします。
今は、その感覚はありません。
ニュースはリアルタイムで入ってきます。
電話もメールも日本にいる時と同じようにすることができます。
外国に行っても、そこには「日本」があって、そこに自分がいるという感じです。
開放感がない、そう感じます。
でも、今回は初めて訪れる地ですし、引率の責任も大きくはありません。
少し日常から離れ、かっこよく言えば、
「心を解き放つ」
そんな感性で旅してみようと思います。
でも・・・性格なんですね、子どもたちのことが気になるのは仕方ありません。
職業病ですから・・・・。
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