2011年07月15日
みんな一緒に(2237)
競技スポーツの世界にずっといると、「みんなと一緒に」という感覚が薄れてきます。
特に個人競技では「友達もライバル」、と教えられます。
ライバルの意味をきちんと理解した上で、お互いが切磋琢磨出来ればいいのですが、勝利することにとらわれてしまうことは往々にしてあります。
でも、この世界は、息を合わせる、気持ちをひとつに、ということが優れた演技を作り上げるためにはもっとも大切な事になります。
でも、実は、どちらも同じことなんです。
個人の競技スポーツであろうが、チームパフォーマンスであろうが、「自立した自我」が確立されていないと、上手くはいかないということです。
個人スポーツでは特にそうです。
苦しい時に、自我が強く出て、うまく自分をコントロールできなければ、自分の能力を発揮することはできません。
わがままな自分を押さえて、上手く調整して対応しなければならないということです。
この「自分をコントロールする能力」が同じように必要だということです。
私は団体行動が苦手と書きましたが、団体の振る舞いが好きではないです。
人はグループを作ると、行動が大胆になったり、排他的になったり、自己中心的な振る舞いも多くなります。
これは、人の所属欲求が満たされると、それを固持しようとする行動なのかもしれません。
昨日の夜は、疲れて帰ってくるバスの車中で大声で歌を歌い続けたり、夜中に大声で叫んだり、公共のマナーという点で最悪な外人さんたちのおかげてよく寝れませんでした。
きっと普段は優しい人達です。
でも、グループ化することで、少し「自己コントロール」を失います。
それを見たり、感じたりするのが嫌なんですね。
日本人は団体での行動は上手くコントロールされています。
きっと、この協調性の感覚が優れているからです。
とても大切な感性です。
これはきっと優れた「自己コントロール」につながるので、しっかりと磨いて選手として成長してほしいと思います。
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