2008年08月08日
グリップは握るな(1386)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -158-
前にグリップのことについて書いたことがあるが、ここでもう一度確認しておこう。
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指導書に解説があるように、『インパクトでぎゅっと握る』ことによってスピードが増す、ラケットの面がぶれないのでコントロールが良くなるとことはあまり期待出来ないという結果になった。
出来るだけグリップの力は抜いておいて、体全体を使ったスイングを行うようにすることが望ましい。
そして、くりかえし打球しているうちに反射的に、適確なグリップ力を発揮できるようになってくるのである。
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ということだ。
どの指導書を見ても「ボレーの威力を増すためにインパクトでグリップを握ることが大切である」と書いてある。
そういう「感覚」や「意識」が功を奏する場合もあるだろうが、より華麗なネットプレーヤーを目指すためには手首や腕はリラックスして、正確にボールをヒットし、楽そうに相手を追い込んでみようではないか。
そのためにも「グリップを握るな」としっかりと頭に入れておこう。
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>「ボレーの威力を増すためにインパクトでグリップを握ることが大切である」
この指導はよく聞きます。しかし、大島さんがいっているように、おいらもグリップは
ギュッと握りません。でも、握れという人は相変わらず握れといいます。
野球でもインパクトの時にギュッと握れといわれてます。
そこで、以前「握力がバッティングにどう影響を与えるのか」という実験(テレビで)がされました。
実験の結果は
・球を芯でとらえた場合は握力は関係ない。
・球を芯でとらえない場合、不要振動が発生しバットが手の中で暴れる。
そのときに、握力でバットを押さえれることができれば、球が前に飛ぶ。
握力で押さえられない場合は、球が飛ばない。
ということでした。
つまり、握力は打率アップに必須であるということでした。
これが、握れ派の根拠になっているのかな?
ウッドの時代は、スイートスポットが狭いから握力が必要だったかも。
でも、野球の球とテニスボールでは重さが違うから不要振動の発生が小さい。
また、カーボンラケットではスイートエリアが広く、振動抑制機能も優れている。
こんなことから、カーボンラケットではギュッと握る必要ないというのがおいらの考えです。
インパクトの時には握力は高い値を示しますが、それは能動的に、つまり自分で力を入れようとして力を入れるのではなく、掌握反射に従って反射的に力が入ります。
その時効率的に力を発揮させるために、できるだけグリップはリラックスしている方が良いわけです。
決して力を入れようとして力んだりしないで、リラックスして鋭いボールが打てるようになるといいですね。がんばって練習してください。
勉強になりました。
以前から、内々で論争になっていたんですがこれで解決します。(^^ゞ