2008年08月09日
足りない何か(1387)
私はいつも探しています。
足りない「何か」をです。
子どもたちは一生懸命練習しています。
それでも足りない「何か」を感じます。
ほんのちょっとの執着心だったり、
ほんのちょっとの勇気だったり、
ほんのちょっとのやる気だったり、
ほんのちょっとのくやしさだったり、
ほんのちょっとのがまんだったり、
・・・です。
この「ほんのちょっと」が足りません。
これを埋めるのは難しいことです。
ほんのちょっとだからむつかしいのです。
ほんのちょっとを埋めるためにものすごい努力がいります。
ほんのちょっとのためにものすごい意志が必要です。
ほんのちょっとのために大きな勇気が必要です。
本当に、本当に・・・ちょっとのために。
どうすれば・・・「ここ」を超えられるのでしょうか。
がむしゃらに練習することは大切です。
必死になってボールを追うことも大切です。
でも、一番大切なこと・・・それは「強くなりたい」です。
自分に聞いてみてください。
「本当に強くなりたいのか?」
どうしても負けられない相手がいる。
絶対に行ってみたい試合がある。
強くなりたい気持ちは、そんなところから生まれます。
その気持ちが強ければ、本当に強ければ体が勝手に動きます。
これを「行動力」と言います。
本当に「強い」とは、この「力」が自然に湧いてくる人のことです。
弱気になって、くじけそうになっても体が勝手に動きます。
そして、気がつくと自分の夢や目標に向かって全力で走っています。
そういう「強さ」を持っている人を知っています。
「本当に強いなあ」と思います。
それは、「ほんのちょっと」を超えてきた人なんですね。
その後押しをちょっとだけしてあげること、それが私の仕事です。
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私は子どもたちにそのことを伝えたいと思っていますが、なかなか難しいですね。
その気持ちを忘れずにこれからもがんばって練習してくださいね。