2008年08月19日
ドライブボレーで攻めろ!(1397)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -161-
「ボレー」というと、いわゆる「壁」を作ってラケット面をコントロールするブロックボレーのような技術を真っ先に思い浮かべるかもしれないが、他にも「ドライブボレー」という大切な技術がある。
「ドライブボレー」はスイングが大きいので、とてもむつかしい技術のように思うかもしれないが、実は「ドライブボレー」の方が技術的にはやさしい。
というのも「ドライブボレー」はストロークの技術の応用なので、テニスの練習でもっともたくさん練習するストロークの技術向上が直接的に「ドライブボレー」の技術向上につながるからである。
しかも、ボールはワンバウンドで打つことよりもノーバウンドで打つことのほうがボールの変化が小さいのでインパクトの誤差は少ない。
これは初心者の打球実験でも明らかにされている。
もちろん打つことに関して簡単だからといって、相手の距離が近くなり、ボールに対する対応速度を速くしなければならないなど、他にむつかしい要素もあるので、「ドライブボレー」が簡単な技術であると言うつもりはない。
しかし、対応する速度がそれほど要求されないゆっくりとした中ロブのようなボールに対しては、「ボレー」で攻撃するよりも「ドライブボレー」で攻撃する方が効果的である。
特に動きのスピードがそれほど速くはなく、バックの高い打点での処理が苦手な女性のプレーヤーにはお勧めである。
プロでも女子のプレーヤーの方が「ドライブボレー」を使うケースは多い。
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