2008年08月18日
なぜ試合に弱いのか(1396)
練習では素晴らしいボールが打てるのに、試合になるとその力を十分に出し切ることができないで負けていく選手はたくさんいます。
試合に弱い原因にはいくつもあると思います。
メンタル面の問題は一番大きいかもしれません。
しかし、試合に勝つために綿密な作戦もなしにただ戦っているように見えることを不思議に思います。
試合はショットのコンテストではないと何度も言ってきました。
いくら良いショットを打っても、それがポイントに有効に結びつかないのであればあまり意味はありません。
多くの子どもたちは、ショットの威力で相手を圧倒しようとし過ぎます。
確かに鋭いショットでエースを連発するのはカッコ良いかもしれません。
でも、それで試合に負けて口惜し涙を流すのであれば、もう少し考えてみれば良いと思うのです。
ここでは少し戦術面から考えてみましょう。
まずは基本パターンを確実に練習することです。
相手のバックにサービスを入れて、クロスを中心に深いラリーを心がけ、浅いボールに対して思い切ったストレートで勝負することを何度も練習しましょう。
今、私のクラブではパターンドリルを中心に練習をプログラムしています。
このパターンには何通りもありますが、まずは基本的なものを繰り返し練習すべきです。
基本パターンには、自分の攻撃パターンの確立、相手の攻撃に対する対応、安全な攻撃パターンの学習などの課題が含まれています。
試合においてもまずはそのパターンから作戦を遂行し、状況に応じて変化させながら勝つ確率の良い方法を選択できる能力を高めていきます。
そういう経験を積みながら試合に強くなっていきます。
それが「どうすれば勝つことができるのか」をいつも考える習慣になっていきます。
試合や練習における集中力も高いレベルで維持できるはずです。
強くなるとはこういうことです。
忘れないで練習してほしいと思います。
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