2008年08月15日
強い心を訓練する(1393)
メンタル面の強化のためのトレーニングの目的は、
「その時に自分ができることを全力でするという考えを変えないで、集中力を持ち続けることができるように行動する」
ということです。
しかし、集中力を失くしてしまうことは多いものです。
その原因は「感情」と「考え過ぎ」です。
自分のプレーがうまくいかないといらいらしたり、怒ったり、相手のミスジャッジにキレたり、大切なポイントでミスをすると落ち込んだり、悲しい気持ちになるなど、人間は「感情」に支配されます。
その状態のままでは「相手と戦う」という集中力を維持することができません。
反対に「どうすれば勝つことができるのかということを考え続けること」ができれば集中力が途切れることはありません。
戦うための高い資質を持っているものでなければ、それを訓練しなければなりません。
訓練の方法は「相手に弱み見せない」ことです。
人間は弱気になったり、パニックになったりすると決まって同じような行動をとります。
声が出ない、
落ち着きがない、
誰かをすがるように見る、
笑う、
目が泳ぐ、
などの行動を無意識のうちにとります。
これを「逃避行動」と言います。
これは、相手に「私は弱っています」ということを教えていることに他なりません。
戦いから逃げているのです。
勝負では大きなハンデを背負ってしまいます。
そうならないように、戦う気持ちを強く意識し、相手に弱みを見せないように振る舞うことです。
弱気な行動とは反対のことをすれば良いのです。
声を出す、
間をとる、
相手をきちんと見る、
集中した顔になる、
しっかりと構える、
ということをやり続けることです。
きっと「感情」に支配され、自分を見失って「何をやって良いのか分からずに負けました」ということはなくなります。
また、
「この試合に負けたらどうしよう」、
「この子に負けたらどうしよう」、
「この試合勝ったら全国大会にいける」、
「負けたら叱られるかな」、
というような、考えても試合に勝つために有効に働かないことを考えないようすることです。
もちろん、難しいしいことです。
だから、練習で「この相手に勝つためにはどうしたら良いのか」ということを真剣に考えてプレーすることを訓練し続けなければなりません。
それしか、「感情」や「考えすぎ」の呪縛から解放され、自分の力を試合で、戦いの場で伸び伸びと発揮することはできません。
毎日毎日の訓練の積み重ね、それが「強い心」を作ります。
今日の練習で、みんなの表情が変わっていることを期待します。
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