2009年03月27日
感性を言葉にする(1578)
東海大会は初日を迎えました。
多くの子どもたちが参加しているので、一日試合を見続けて、さすがにちょっと疲れました。
自分の力を出し切れなかったり、悔しい負けを喫したり、それなりに十分戦えたりと、それぞれの戦いを終えました。
今日は14歳以下と12歳以下の大会でしたが、この年齢ではやはり将来性を高く評価します。
試合の結果は大切ですが、これからどう伸びていくのかをはっきりとイメージできるプレーをすることが何よりも大切だと思います。
短期勝負で結果が決まるので、なかなか思い切ったショットを打ち切ることはできませんが、そうしたプレッシャーにあっても、自分のプレーを敢然とやりきる姿勢を評価したいと思います。
もちろん、自分のプレーがどういうものなのかをはっきりと自覚することは難しいので、それを忍耐強く教えていくことがコーチの仕事となります。
その思いが強いと言葉は厳しくなりますが、理解し、強い自覚を持って練習をしてほしいと思います。
また、こうした地域大会となると、昔教えたことのある選手や活躍した選手がコーチとして来場し、再会できることが楽しみのひとつでもあります。
今日も昔の教え子が指導する選手を連れて会場に現われました。
華麗なネットプレーで全国大会でも活躍した選手です。
彼と子どもたちの試合を見ながら話をしました。
私が、
「お前のネットプレーを子どもたちに教えてやってくれよ。」
とお願いすると、
「僕は感性でやっていたので、それを伝えることは難しいですね。」
と言います。
確かに、感覚や感性というものを、言葉にして伝えることは難しいことです。
私は感性がないので、それを理論的に説明できないものかと考え、何とか教えています。
こうした素晴らしいセンスを持った選手が、伝えるべき言葉を持てば、きっと素晴らしい指導者になると思います。
彼らの子どもたちを見つめる目を見ると、その可能性を高く感じます。
私も負けてはいられませんね。
無いものねだりはできないので、自分なりのアプローチで真剣に教えていこうと思います。
明日も一日試合を見続けます。
子どもたちの可能性を感じることができればいいなあと思います。
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