2009年03月26日
楽しく体を鍛えていく方法-4- (1577)
テニスの科学(46)
<レッスン中に出来る身体トレーニング1>
その1は、歩行のトレーニングです。
「足は第2の心臓」といわれるように、うっ血しがちな血流を足の筋肉のポンプ作用によって押し戻し、心臓の負担を軽くするとともに、全身の血液の流れを調整するという大切な役目を担っています。
この働きが悪くなると、心臓を含めた循環器系の働きが悪くなり、疲労しやすくなることで、全体の動きがぎこちなくなってしまいます。
つまり、健康だけではなく、テニスの技術にも重大な影響を及ぼすことになるのです。
そこで、運動不足の人や体力が衰えはじめる中高年の方に実践していただきたいのが歩行の訓練です。
何も難しいことではありません。
ボールを打って、ラインの後ろに並ぶときなどにゆっくりと歩くだけです。
ただし、ただ歩くだけではトレーニングとしての効果はないのは当然です。
まずは、かかとから地面につくように歩くことです。
その時少し足先を持ち上げるようにしてやる方が良いですね。
そうすると、筋肉の動く範囲が大きくなり、ポンプ作用を促進するとともに、ストレッチ効果が期待でき疲労しにくいという効果もあります。
また、ふくらはぎの方だけではなく、すねの部分の筋肉も十分に動かしてやる必要があります。
少し足先を持ち上げるようにするのはそのためです。
これだけではありません。
足が地面から離れるときに、指先で強く地面を蹴るようにすることです。
そうすることは、ふくらはぎやすねの筋肉を十分に動かすだけではなく、指の機能を高めることにもなるので、足裏の疲労回復やアーチの形成にも役立って、まさに一石二鳥です。
よく、運動量を増すために走ってラインに並ばせることがありますが、ボールを打った直後は素早くコートから離れ、後はゆっくりと、しかし力強く歩くことが良い身体トレーニングになります。
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