2009年03月11日
強さを表現する(1562)
ブルネイ遠征3日目
本戦3日目は男子1回戦の残り試合と女子の2回戦が行われました。
14歳以下の大会で対戦し、完敗したことのあるフィリピンの選手と戦った隆雅は、緩いボールを有効に使って相手選手のミスを誘って、苦しい場面でも果敢に攻める姿勢を示して互角に渡り合い、ファーストセットをタイブレークの末に奪いました。
しかし、セカンドセットに入るとスピードアップした相手のボールに対応が遅れ始め、焦りから無理な強打を繰り返し、2セットを続けて落として敗れました。
戦術面をよく考えてプレーできたことは評価しますが、サービス力の強化と打ち込みのスピードアップはどうしても身につけなくてはならない技術であると感じます。
日本人選手を相手に2回戦を戦った綾は、ラリー能力の差を示して危なげなく勝ち上がり、明日第1シードとの対戦です。
鋭いショットを放ちますが、荒削りなプレーには隙も多く、チャンスはあると思います。
シード選手との対戦となった晃子、ゆり子、南奈はショットの威力、コントロールともに差を感じさせる内容で、ほとんどゲームを奪うことなく敗退しました。
ショットの威力やコントロールの能力に差があるのは仕方のないことですが、戦う姿勢で差を感じることを残念に思います。
今日、素晴らしい姿勢で戦う日本人選手を見ました。
追い込まれても果敢に攻める姿勢、一球、一球に魂を込めて打ち続ける気迫に思わず見とれました。
まだ技術的には未熟な点も見られますが、戦う姿勢においては誰よりも素晴らしいものを持っていると感じさせます。
私が子どもたちに求めるものは「これ」だということを改めて強く認識しました。
もともと備わっている素質なのか、経験を通して培った能力なのかはよく分かりませんが、それが未熟であると感じるのであれば、それを求めて練習を重ねなくてはならないと思います。
まずは強さを表現する訓練が大切です。
凛として戦う、そんな感じかもしれません。
本気の強さは行動に表れます。
本気で強くなる、その意識を高めてほしいと思います。
明日はダブルスが行われ、明後日からコンソレも始まります。
この試合で今まで以上の強さを表現することができればいいと思います。
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