2009年03月21日
こことは違う(1572)
武田鉄也のラジオ番組で、
「教育とは、こことは違うことがある、ということを教えること」
と言った、昔の教育者の言葉を紹介していました。
そして、その本質は今も昔も変わりはしない、と説いていました。
私もそう思います。
いろいろなことを勉強することは、直接生活に関係なければ無駄に思えるかもしれません。
実際、私もそう思っていました。
しかし、人に何かを教えるようになって、いろいろなところに行く機会が増えると、その度毎に新鮮な感動とともに、自分の考えが変わっていくことがあります。
今までの自分とは違う何かを求める意識も深くなります。
今まで無駄に思えて無視してきたようなことでも、何か自分を変えてくれるきっかけはないものかと、再び探してみたりします。
私が海外遠征を進めるのはそういう意味もあります。
自分とは違う文化、歴史、環境に触れることで、そのことをもっと知ってみたいと思ったり、今までの考えや感覚を変えることができます。
自分の知らない世界を知ることは、不安もありますが、はっきりと違う世界があることを知ることで、自分の存在も確認できたりします。
テニスの世界は広いです。
自分の世界だけではない、違い世界があることを知り、それをもっと深めていこうとする意志を持ってほしいと思っています。
そういう意味で、アカデミーは教育活動でもあると考えています。
テニスを通して、大きく人間として成長していく、そんなアカデミーを作っていきたいと思います。
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