2009年03月06日
海外遠征(1597)
明日から海外遠征に出ます。
毎回そうですが、遠征に出る前は何とも言えない緊張感があります。
まずは、遠征中のトラブルに対しての心配です。
特に、前回は、宿泊などの関係で若干のトラブルがあったので、今回のは少し慎重になっているように感じます。
次には、しばらく日本を留守にするので、その間のレッスンや仕事の関係で不備がないかどうかの心配です。
自分がその場にいれば解決できることであっても、それができないというのは大いに心配になります。
それでも遠征に出るのは、子どもたちに遠征の経験を通して、テニスに対する「思い」を深めてもらいからです。
「思い」を深める、というと抽象的ですが、もっとテニスを好きになる、もっとテニスを頑張る気持ちを強くする、ということです。
海外に遠征に出ることは、今までの自分のテニス観とは違うものに触れることができます。
テニスに関しては、日本は少し特殊な環境にあるので、そ「世界」しか知らないと、それが当たり前になってしまいます。
太郎や可菜が海外で活躍しているニュースなんかを見ると、多くの子どもたちにこの「世界」を知ってもらいたいと思います。
私は、遠征を通して、もっと大きなイメージを持ってもらいたい、そう考えています。
人間はイメージによってその能力を発揮することができます。
より大きなイメージ、目標を持つことは、例えそれが達成できなくても、少なくとも能力の向上に役立つわけです。
今まで、いったい何回ぐらい海外遠征に出たのかを数えようと思いました。
一番初めの遠征は、今回の遠征先であるブルネイです。
大きな緊張感を覚えたのを忘れません。
それから数えて、子どもたちを連れて出た遠征は、20数回にもなります。
緊張感は薄らいできますが、子どもたちに「思い」を深めてもらいたい、その気持ちは変わりません。
準備もすぐにできるようになりました。
遠征の申請などもスムースに行うことができるようになりました。
現地での行動も大きな問題ありません。
でも、何とも言えない緊張感があります。
それは、子どもたちが、どんな「思い」を持ってくれるのか、それが分からないからかもしれません。
よく分からないものではあるけれど、だからこそ全力でサポートする、その気持ちがあれば大丈夫、そんな気がします。
帰国した時、笑顔で帰ってこられるように頑張ってこようと思います。
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今回は行けなくて残念ですが、明日から東京ジュニアに出ます。
ジュニアの大会はあと2つ。引退は考えないように、頑張ります。
テニスはまだまだこれからです。
自分がどこまで成長できるのかを確かめてみるような気持で頑張ってほしいと思います。
今回、引率していく子どもたちにも、常に前向きな目標を持つように話しています。
良い経験と成長のためのステップになるように頑張ってきます。