2009年03月02日
コーチという仕事(1593)
「コーチは、どこで働いているの?」
今日のレッスンで、ある子どもに聞かれました。
「えっ、今、働いているじゃん。」
「これは仕事じゃないの?」
「これは仕事じゃない!」
だそうです。
数年前も同じように、
「コーチはいつ働いているの?」
と聞かれたことがあります。
上の娘が小学校の時に、「家の人の仕事」という作文が宿題で出ました。
その時、娘は、
「パパは何やってるの?」
と聞いてきました。
テニスコーチの仕事もそうですが、スポーツの指導という職業はなかなか認識されないようです。
職業とは、
「生活を支える手段としての仕事。職。」
「生活を支えるに足る、特殊な技能や専門」
とあります。
「特殊な技能や専門」とあるならば、スポーツの指導は、まさしく職業と呼ぶにふさわしいと思います。
しかし、職業とは、会社に就職する、というイメージが強いので、それから離れたイメージのある職業は、子どもたちに理解するのが難しいのかもしれません。
でも、私は、
「大変ですねえ。」
と聞かれた時、
「遊んでいるみたいなもんですから。」
と答えるようにしています。
考えてみれば、自分の好きなことをやって、遊んでいるような気持ちで楽しみながら生活しているのですから、幸せだなあと思います。
子どもたちに何と思われようとも、
「この仕事は、とっても素敵な仕事ですよ。」
と、胸を張って言える自分を嬉しく思います。
でも、ちゃんと「仕事」・・・してますよ。
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ちなみに、私はコンサルタントですが、いまだに大学生の子供が「やっぱり、パパって何やっているか解らない」という始末。下の子供(テニスをやっていますが・・・)に限っては、平日の試合観戦に行けないというと、「どうして?」と質問してきます。仕事だから、と私が言っても「へぇっ!?仕事って何!?」と聞き返す始末。
コーチとちょっと似たような環境なので、とっても笑えました・・・(再度、失礼しました)
私の母親は日本舞踊の師匠で、まったく家事をやらない人でしたが、そのまっすぐな生き方には感銘するものがありました。
小さいころは、それが理解できなくて嫌な思いをすることもありましたが、今の自分の生き方の指標になっていると思います。
私の子どもや、教えている子どもたちが、少しでも「こんな風に生きていきたい」と思ってもらうことができるように、いつでも楽しく仕事していきたいと思っています。
最近、雨が続きアウトドアでのテニスも出来ない日が続いていますが、このように天候が良くない場合にはテニスコーチの方々はどのように過ごしてらっしゃるのでしょうか。
昔は雨が降ると遊びに行く算段ばかりしていましたので、今より余裕がありました。
でも、環境が良くなって、たくさん練習できることはとても大切だと思います。
そういう利点を活かして強くなるために頑張って練習してほしいですね。
そして、テニスコーチが憧れの仕事だと言ってもらえるように、これからもがんばっていこうと思います。