2009年03月18日
二千四百球(1569)
昨日は名古屋国際高校が補習期間のためお休みでした。
寮生はテストを頑張った(?)ので、幸い補習もなく一日練習でした。
テスト明けからすぐにブルネイの遠征で、大きく環境の違うところでの練習と試合だったので、少し動きに精彩を欠いているように感じました。
こういう時は、いろいろな方法があると思いますが、やはりしっかりと身体を動かして、筋肉を目覚めさせるようなトレーニングが必要です。
こういうトレーニングを「アジャスメント(対応)・トレーニング」と私は呼んでいます。
比較的簡単な動きをしっかりとやりきるようなトレーニングを時間をかけて行うことで、筋肉に軽い疲労と張りのようなものを作り出します。
試合に向けての調整の時期なんかに良く行うトレーニングです。
このトレーニングを午前中の1時間30分ほどかけてみっちりと行いました。
なかなかこうしてしっかりとトレーニングを指導する機会もないので、子どもたちにとっては厳しいですが、良い時間だったと思います。
もちろん、これだけでは終わりません。
そこから、さらに1時間30分ほどのドリル練習を行います。
目覚めかけた身体に、さらに繰り返しの負荷を与えることで自分の感覚は蘇ってきます。
複雑なドリルではあまり効果はありませんが、簡単なドリルを時間をかけて行うことで、実際の打球動作に身体が順応していきます。
そのためのドリル練習は、もちろんボールを打つ方は大変ですが、球出しをする方もたくさん打つので結構疲れます。
昨日は、午前1時間30分、午後2時間のドリル練習で、合計2400球ほど球出しをしました。
実際はもうちょっとあったかもしれません。
これだけの球を出すと、さすがに腕は張って、ちょっと肘が痛いです。
子どもたちは、
「コーチは動いてないから楽チンじゃん!」
と言いますが、
「じゃあ、やってみろ!」
と言いたいですね。
ただひたすら球出しをすることがどれくらい大変か身をもって体験してみるといいと思います。
疲れます、それでもだんだんと動きが良くなってくるのを見ると、もっとやってあげなくては、という気持になってきます。
でも、無理は禁物!
適度な状態を探りながら昨日の練習は終わりました。
最後は腹筋と背筋のトレーニングで締めくくりましたが、何人かの選手は足がつって泣いていました。
まあ、これくらい身体をいじめてあげれば、感覚の回復は早いですね。
しっかりとストレッチをするように指示をしておきました。
本当は、ストレッチが一番必要なのは私ですね。
いたわりながら頑張りたいと思います。
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