2009年03月16日
適応力(1567)
さすがに赤道直下の国から、初春の日本に帰ってくると寒さが身にしみます。
日焼けした顔が何となく不自然ですが、その内慣れてきます。
気温差20度以上にもかかわらず、ちゃんと適応して体調も崩してないところを見ると、ちゃんと適応していることに感心します(偉いぞ!→自分)。
海外の試合に参加すると、海外に居住している日本人選手やコーチとも会うことがあります。
今回の遠征ではシンガポール在住のコーチが参加していました。
シンガポールはブルネイよりも時には暑く、レッスンもその暑さが何よりも大変だと言っていました。
しかし、長い期間住んでいると、特別ケアをしなくても日焼けに強くなったり、暑さに順応するそうです。
もちろん、多少の日焼けはしますが、私のように真っ赤になってひいひい言うようなことはなさそうです。
ここでもちゃんと適応できているんですね。
適応力、これはすぐに慣れるという力です。
暑さや気候の違いなどもそうですが、コートサーフェイスやボール、海外で戦うためには随分と違う環境で試合をしなくてはなりません。
その違いに慣れる力というのは、どんな時も自分の力を発揮できる力と言い換えてもいいのかもしれません。
日本の選手は、いつも同じような環境で戦うことが多いので、この適応力は決して高くはありません。
もちろん、その力を高いレベルで持っている選手はいます。
そのシンガポールのコーチとも話をしましたが、選手として大きく飛躍する選手は、「ちょっと鈍感」な方がいいかもしれないということです。
環境が違い、食事が違い、いろいろなことがストレスとなる状況においても、何てことのない顔で平然とすり抜けていくちょっとした鈍さは、適応力が高いということです。
そういう意味で、日本の子どもたちはセンシティブな子が多いような気がします。
また、テニスはワールドワイドなスポーツで、海外を転戦するのが当たり前のスポーツです。
多くの外国人選手は、それをごく普通の感覚として持っています。
日本の子どもたちは、そこで少し気持ちを高めすぎてしまったり、引いてしまったり、意識しすぎてうまくいかないことが多いように感じます。
センシティブであることが良いとか悪いとかいうのではありませんが、テニスにおいては、高い適応力が必要で、そのためには過度にセンシティブでない方が好ましいように思います。
どんな状況でも、堂々と戦い抜く、そんな選手に成長してほしいと思います。
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