2009年01月29日
柔軟になる(1560)
子どもたちの成長を見ると、「なぜ子どもたちは早く上手くなるのかな?」ということをよく考えます。
もちろん、成長しているので、体が大きくしっかりしてきて、ラケットを十分にスイングできることはそうでしょうが、では短期間で急激に上手くなることがあるのはなぜでしょうか。
最近の練習でも、ちょっとラリーの練習の相手をしたら、その練習中に急にラリーが続くようになってびっくりしました。
私が考えるのには、それは、身体も心も「柔軟」だからです。
大人のように既成概念や過去の経験に縛られていない子どもたちは、
「ただ好きだからがんばる」
「たくさんボールを打ちたいからあきらめない」
など、単純な発想で練習に臨むので、体もこわばらず、夢中になっているので、柔軟に対応することができ、その中で「コツ」をつかんでいくものです。
ということは、成長するには
「柔軟に」
「自由に」
「楽に」
「楽しく」
など、テニスのことであれば何にでも「心地よい」と感じる感性を持ち続けることが大切であることを教えてくれます。
私は、よく色々なところに講習に出かけます。
その中で話をするのも「柔軟になる」ということです。
体も心も柔軟にゆるんでいれば、感情的に自分を見失うことも、身体の機能を低下させることも少ない、というようなことを言います。
子どもたちは、これから徐々にその柔軟性を失うことが多くなります。
そんなときこの話を思い出して、いつまでも素直に
「テニスが好きだ!だからがんばる!」
と大きな声で言えるようになってほしいを思います。
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