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大島コーチ
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膝は内側に捻る(1538)



テニスの科学(9)

膝には最も大きな力がかかる。

テニスでは全力で走っていって、急激に停止し、すぐに反転して元のポジションに戻らなくてはならないわけで、膝には体重の何倍もの力がかかる。

そのために、膝を走っていく進行方向にまっすぐに出したのでは、膝関節の伸展を行なう大腿四頭筋に過大な負荷がかかり、とても支えきれるものではない。

そのために膝は曲げるのではなく、内側に捻ることが重要になってくる。

サッカーのキックでもそうであるが、瞬間的に足関節や膝関節には人間が通常の筋力ではとても耐えられないほどの力がかかるが、上級者ほど膝と足関節を内旋させることにより負荷に耐えうるキックの仕方を習得しているので、強いボールを蹴りだしても膝、足関節を痛めるケースは少ない。

その機構については詳しいことはわかっていないが、内旋した脚は強い負荷に耐えうる構造的な強さを発揮するのに必要は動きであるといえる。

特に最近のパワー・スピードテニスでは、素早いフットワークが要求されるために、フォアハンドストロークでは特にオープンスタンスでの打球が必須の課題になっている。

その場合の脚は、動きを止めること、身体の捻転・回転運動の軸になること次の動作への移行の蹴り脚になることを1本の脚で行なわなくてはならないわけで、その負荷は大変に大きなものである。

昔のテニスでは、球足も遅く、ゆっくり止まって、軸足をセットして、踏み込み足を作りながら打球するケースが多かったと思われるので、膝を踏み込み足の方向にまっすぐに踏み出していきながら、滑らかな身体運動を行なうというフットワーク技術が重要であったかもしれないが、今は、そんな悠長なことをしている時間的な余裕が無いことと、足にかかる負担が大きくなってきたことを考え合わせると、膝の内旋の動きを習得しなければ習いであろう。

そこで、指導する場合には、「膝を内側に絞るように」とか「足の内側を意識して」というアドバイスが行われる。

このアドバイスは、動作の急激な切り返しを可能にし、安定した身体の回転軸としての機能を発揮させるのには大変有効なアドバイスであると思われる。

逆に「膝を曲げて」と強調しすぎるのはまり感心しない。

実際にやっていただければ分かるのであるが、膝を内旋させると、膝はそれほど深く曲げることは出来ない。

その曲げの深さで十分なのである。

それ以上に深く膝を曲げてしまうと、その膝を伸ばして身体の回転運動に結び付けようとしても体重を持ち上げるの負荷がかかりすぎてパワーをロスしてしまう。

肘関節でもそうであるが、最もパワーを発揮させることが出来る最適な角度が存在するのである。

膝関節に関するデータはあまり収集されていないが、肘関節と同様に130度前後が最も力を発揮しやすいと考えられる。

これは、まさに膝を内旋させて膝を屈伸したときの角度に近い。

膝を内旋させて曲げる、これが膝の最も有効な使い方であると考えられる。


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テニスの科学 | 投稿者 大島コーチ 21:42 | コメント(2) | トラックバック(0)