2009年01月12日
信心(1544)
人は心から信じることで大きなことを成し遂げることができる、とはよく言われることです。
なかなかそのような信心を深めることは難しいものですが、その力は確かにある、と思います。
以前、「信心の強さ」ということについて、このように書きました。
<波に乗る-信心の強さ>
話は変わるが、私がトレーニングを指導する愛工大名電高校野球部が明治神宮野球大会高校の部でみごと全国制覇を成し遂げた。
今年のチームは、ドラフトで中日から指名を受けた堂上らのいたチームに比べて「打てない」チームと評され、前評判もそれほど高くはなかった。
実際、県大会の準決勝では東邦高校にコールド負けを喫し、3位決定戦を勝ち上がって、やっとの思いで東海大会の出場権を手に入れたのである。
そのチームが東海大会であれよあれよというまに優勝して、その「勢いに乗って」全国制覇まで成し遂げたのである。
まさに「波に乗った」、「勢いに乗った」という表現がぴったりの快挙ではないだろうか。
では、どうして「波に乗る」ことができたのだろうか。
今年のチームは「打てない」チームであることは間違いない。
だからバントを多用する作戦をとることで成功したのだが、このことを取り上げて、作戦がばっちりだからチームが強くなった、というのではない。
この作戦を「勝つためには絶対に必要なのだ」と、選手自身が心底「信じる」ことで「波に乗る」ことに成功しているのである。
「流れ」はちょっとしたきっかけでつかむことができる。
「運」に恵まれて「波に乗る」こともあるだろう。
財団法人日本テニス協会発行のオフィシャルメールマガジンで、元デ杯監督の福井烈さんは、
「一流といわれる多くの指導者の方々の言葉を借りれば、『運に恵まれるのは努力の味を知っている選手だけ』と言われています。この全日本に出場している選手の皆が努力の味を知っている中で誰がその「運」を引き寄せる事ができるのか?勝負のあやもゲーム同様に楽しんで下さい。」
と言っている。
このように努力するものだけに「運」が味方し、「波に乗る」ことができるのだが、もっと大切なことは、その「流れ」をとめないように、「沈みの方向」に持っていかないようにすることだ。
そのためには、いま自分がやっていることをどれくらいの「深」さまで信じることができるか、が大変重要である。
その「深さ」がじゅうぶん深ければ、きっと流れは止まらない、ずっと続いていくのである。
また、その意識が高いレベルにあれば、必ず「流れ」はくるのだが、その「流れ」が来ることを「期待」している(しすぎている)ときは「流れ」は来ないという不思議な性質を持っている。
無我夢中、一意専心、一所懸命、無私無欲、「意識」がどうあるべきなのかをうまく表現している、と思う。
ということです。
今、本当に自分のやっていることを信じることはできていますか?
私はまだまだ半信半疑ですが、信じる心を大きく育てようと努力はしています。
そうして、本当に心の底から信じることができるような境地になれば、不思議な「運」もついてくると思うのです。
私はホラー映画が好きです。
霊魂の存在を信じているわけではありませんが、人間の存在や能力を超えたものの存在はあるかもしれないとは思っています。
ただ、それが良い方向に作用することを期待するのではなく、毎日を精一杯に生きる、その目標だけは失わないでいこうと思います。
そうすると、実はあなたの後ろにいる守護霊(背後霊?)さまがきっと味方してくれますよ。
今日の写真のように・・・ちょっと違うか!
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