2009年01月19日
テニスのアドバイス -3- (1550)
テニスの科学(17)
・トスを前にあげる
フラットサービスで強いサーブを打たせたい時に良くアドバイスされる。
何度も書いたように、テニスのスイングのパワーは主に身体の回転パワーである。
そのために腰や肩の捻りが十分に大きく、速い回転運動をしなくてはならない。
トスが身体の後方(ネットから遠くなる方向)にあがると、回転できる範囲が狭くなるので、大きな運動量を確保できない。
また、身体の反りが過剰に大きくなることが考えられ、身体を回転させるために余分な筋肉の負担が増えるので、効率的なサービス動作になりにくい。
・壁を作る
ストロークやサービスなどで、前に踏み出されている足の動作を急激に止めることを意味していると考えられる。
ゴルフなどでスイングのスピードを増すために最も重要なアドバイスのひとつである。
これは、大きな力を発揮できるが、重量が重く、スピードの遅い体幹部の回転動作を、足の伸展力を利用して急激に止めることで、その回転パワーをできるだけ肩や腕のスイング動作に伝達しようとする試みである。
そうすると、体幹部に比べて重量の軽い肩や腕は、運動量を保存するためにそのスピードを増さなくてはならない。
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