2009年01月08日
人を育てる(1540)
コーチング・クリニックという雑誌の中で、浜松大学の先生が投稿されている文章が目に留まりました。
臨床学を学ぶ=臨床家を生きることは、はっきりと自分自身を持つことであり「自分自身の言葉」でものが言える訓練をすることにある。
自然科学との違いはここにある。
臨床学では、誰か偉い人の意見やデータではなく、自らの経験から出た言葉が評価される。
結局は、「人間力」が「育てる」の神髄ということなのであろうか。
ということです。
臨床の現場、スポーツでの指導の現場では、既成の概念や理論が通じないことはたくさんあります。
人と関係している仕事であれば、人それぞれに違うので、それぞに対応を変えていく必要があります。
それがうまく功を奏していくには、指導する人間の「人間力」が大切だと言っています。
情熱、熱意、愛情、夢、そういうものを根に持ち、何事も自らのものとして考える姿勢を持っているものが「育てる」ことのプロとなっていくのだと思います。
まだまだ足りないものがある、そう思います。
この文章の最後には、
ここまで考えて、また、原点に戻ってきた気がしたのであった。
と結んでいます。
原点はそこにある、年末に思ったことをもたもう一度確認した次第です。
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