2009年02月20日
RAW(1583)
RAWというのは、「〈ものが〉原料のままの, 未加工の, 精製してない 」と意味です。
写真の分野では、撮像素子のデータを加工しないで、そのままのデータを記録することをいいます。
そうして記録したデータを後で加工して現像し、一枚の写真に仕上げていきます。
どんなメリットがあるのかというと、ホワイトバランスなどを後でどうにでも設定できるというのはそのひとつです。
ホワイトバランスとは、
基本的に写真撮影を行う際、フィルムカメラにおいては、大抵の場合、フィルムは日中の太陽光(デーライト)の色温度にあわせて作られている。
そのため、電球や蛍光灯のような人工の光、また太陽光でも曇天時や早朝においても色温度が変化するため、正確な色が出なくなる。
これはデジタルカメラにおいても同様で、適正な色温度が設定されていない場合、正確な色が出ない。
むしろデジタルカメラの方がはっきり影響が出る傾向にある。
こうした状況で色を正確に出すために、一定の色基準(純粋な白色もしくは18パーセントグレー)を基にして、デジタルカメラ内蔵の画像処理プロセッサ(画像エンジン)が判断し、適正な色を出すようにする機能がホワイトバランス機能である。
ということで、これが後で現像する時に設定可能になって、いろいろな雰囲気の写真を作ることができます。
もちろん、色合いやシャープネス、コントラストなどもできる限り元のデータを劣化させることなく変更することができます。
初めの頃は、「写真なんて見れればいいじゃん」と思っていたので、JPEGといって、後で加工しなくてもそのままで見ることができる形式でしか撮っていませんでした。
後で現像するという手間をかける必要はないと思っていました。
しかし、自分が撮った写真をより美しく見せたり、自分の印象のままに再現するには、このRAWデータを現像する方がメリットが大きいわけです。
そう考えて、最近ではRAWで撮ることが多くなりました。
確かに現像は面倒ですが、美しく仕上がってくる写真を見ることのほうが楽しみは大きいですね。
そんな時に、スポーツの指導もまさしくそうだなと思いました。
撮った写真の構図などは変えられません。
しかし、いろいろと手を加えることで、その写真が最も美しく見えるようにすることはできるのです。
持っている資質を変えることはできなくても、子どもたちの才能がもっとも輝くことができるように手を加えることはできます。
それがコーチの仕事なのかもしれません。
もちろん、最後は自分の力で羽ばたきますが、その手助けをうまくやってあげることができれば、きっと輝けるはずです。
そんな作業は根気のいる仕事ですが、根の気があれば必ず良いものができるという自信はあります。
そんなことを気付かせてくれる写真はやぱっりいいなあと思います。
より機能的なグラフィックソフトがほしくなってきました。
あぶない、あぶない・・・。
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なかなか難しい問題ですね。
私が実際に指導する時は、できるだけ分かりやすく理解できるように説明することを心がけています。
年齢や経験に合った言葉でないと、伝えたいことをうまく理解してもらうのは難しいと思います。
きちんと理解したのであれば、それを何らかの形で実践しようとするはずです。
理解されないと、どう実践したら良いのか分からないので、きちんと理解することが重要で、そのために理解しやすい言葉を選ぶことが大切だと思います。
その上で、できるだけ多くの練習量を確保できればいいですね。
やはり、たくさんボールを打つことは、上達のためには欠かすことのできない方法になります。
海外の有名なテニスクラブでは、実に多くの時間をかけて練習します。
日本では、身体的な負荷や効率のこと考えて、短い時間での練習を推奨されることもありますが、海外などに遠征に行くと、日本の選手たちは一生懸命にたくさん練習します。
野球の世界でもたくさん練習することで有名ですよね。
私は日本人は、たくさん練習することに向いている国民性があると感じています。
その特性を活かす意味でも、できるだけたくさん練習する方が良いと考えています。
もちろん、それで障害が増えるようなことでは困りますが、負荷のレベルが適当であるのであれば、たくさん練習してほしいと思います。
それをサポートするのは大変ですが、子どもの一生懸命にエネルギーをもらいながらがんばってください。