2009年02月09日
冬場のウォーミングアップ(1571)
寒い時に一番気になるのは怪我や体調を壊すことです。
せっかく一生懸命練習してきても、怪我や体調不良で試合に負けてしまうのがもっとも残念です。
コーチも、その点に関しては最大の注意を払いますが、毎回すべてを監督することはむつかしいので、各自でできるだけ管理をしてください。
冬場のウォーミングアップとトレーニングに関する注意点をロングウッドジュニアテニスアカデミーのホームページに載せておきましたので目を通しておいてください。
ウォーミングアップの基本的な考え方は、
①筋温を高める
②筋肉の柔軟性を高める
③関節の可動域を高める
④筋反応を高める
(そのスポーツ動作に多い運動要素を取り入れて、筋肉のその運動に対する反応を高めるように準備をする)
⑤全力の筋力発揮に対する耐性を高める
などを、できるだけ短時間にできるように工夫することです。
選手の特性は考慮する必要がありますが、基本的な考え方に違いはありません。
もちろん、寒いときほど長く入念にウォーミングアップを行うことは当然のことです。
私が、個人的にプロ選手のウォーミングアップを行う場合は、少なくとも30分は時間をとります。
そして、ウォーミングアップの基本的な考え方にのっとり、その選手の特性で、どの要素を重点的にアップするのかを考えながら指導します。
テニス選手は、筋持久力に優れている人が多いので、ある程度長い時間をウォーミングアップにかけても大丈夫な場合が多いです。
よく、「長い時間ウォーミングアップをすると疲れるから」ということを言う選手がいますが、そういう選手はぎりぎりの勝負で勝つことはむつかしいと思います。
最後の最後は体力が勝負を分けます。
ウォーミングアップで疲れるような体力では絶対に勝つことはできません。
逆にウォーミングアップである程度追い込むことで体が楽に動くようになるくらいの選手でないと、上の世界では戦えないのです。
みんなはそこを目指して、トレーニングやウォーミングアップで手を抜かないような選手であってほしいと思います。
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