2009年02月10日
衝動(1573)
えっとですねえ、またまた買ってしまいました。
そう、レンズです!
50mmのF1.4の単焦点レンズです。
明るいレンズがほしくて、いろいろと調べていたところ、ある本屋で手にしたカメラ雑誌のレンズ大賞に輝くこのレンズがどうしてもほしくなり、衝動買いです。
今日、そのレンズが届きました。
朝から何枚も試写しまくりです。
リサイズしていない写真を掲載できないのがちょっと悔しいです(泣)。
今までのレンズに比べて、ボケの美しさがあって、対象が浮き出る感じはとても良いと思います。
この焦点距離のレンズ(ズーム)はもちろん持っていますが、描写の違いは歴然ですね。
初めてカメラを買った頃は、たくさんのレンズを買い求めてしまう、いわゆる”レンズ沼”に落ちることはないだろうと思っていました。
今はどっぷりはまっています(笑)。
なぜなんだろう、とちょっと考えてみました。
まずは、もっと良い写真を撮りたいという至極当然の欲求があります。
同じ焦点距離をカバーするレンズでも、解放値などによって映りはまったく違います。
写したい対象を撮るのにもっとも適したレンズがあるので、できればそれで撮りたいわけです。
最近は、高倍率ズームの良いレンズがありますので、大半はそれでまかなえてしまいますが、それに慣れてくるとちょっと物足りないところも出てきます。
それをカバーするのが、明るい単焦点レンズであったり、小さなものを大きく写せるマクロレンズだったりします。
それを使い分けて写し、その描写の違いに酔いしれるのは結構気持ちの良いものです。
もうひとつは、たくさんレンズを持っているという満足感です。
自分がこれだけ写真を撮ってきた、という歴史のようなものを感じるんですね。
もちろん、すべてのレンズを同等に枚数を重ねてきたわけではありませんが、それぞれに撮った時の思い出はあるわけです。
それを重ねることで、写真やカメラに対する「思い」も深まっていきます。
その「思い」を続けるためにも、新しいレンズを買う、という衝動的な行為が必要なのです(言い訳っぽいかも)。
衝動買いというと、なんだか計画性もない、浪費の代表のようなイメージがありますが、「これだ!」という「衝動」がある、ということはとても大切だと思います。
もちろん、何でもかんでもというわけにはいきませんので、「衝動」が大きければ大きいほど、その「衝動」を我慢する忍耐力もつくということです。
そして、何よりも、感性はその都度磨かれていくということです。
レンズが変われば、撮りたい対象が変わるだけではなく、カメラアングルや、ポジションも変わり、今までとは違う視点でものを見ることができるようになります。
スポーツの指導者は、そういう感性で子どもたちの可能性を探ります。
ひとつの見方、やり方ではうまくとらえることが難しいですね。
そんなことを写真を撮ることから学んでいます(えらい!)。
多くの読者の方は、「たんなる衝動買いじゃん!」と思っているかもしれませんが、そうではないんです!と強調しておきます。
では、またまた今からカメラを持ってお出かけしてきます。
ああ、忙しい!
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2009年02月10日
テニスのフットワーク -1- (1572)
テニスの科学(26)
テニスは「足二ス」といわれるように、昔からテニスにおけるフットワークの重要性は指摘されてきました。
テニスは移動範囲が大きい(ネットを隔てて対峙するスポーツの中では、最もコート面積が広い)ばかりでなく、急激なターン動作や俊敏な動きが要求されるために、ほかのスポーツに比べてフットワークの重要性はより高いと思われます。
特に近代テニスは、スピードテニスへと進化(道具やボールの改良は大いに関係があります)し、スイングスピードもさることながら、フットワークのスピードがより重要になってきました。
「フットワークが良いから、スイング動作が安定している。」
「フットワークの良いものは、リズムが乱れない」
など、フットワークの善し悪しが、プレーに大きな影響を及ぼすことを示す記述や解説は、多く目にするところであり、ストロークのミスの70%は、ストロークの打ち方自体ではなく、動きやバランスの悪さが原因であると指摘する研究者もいます。
これらのことから、「フットワークの善し悪しがテニスの勝敗を左右する」と断言してもよいと思います。
しかし、前述の会話のように、実際にテニスを指導する際には、フットワークの指導はあまり行われず、適切な指導書も少ないのが現状ではないでしょうか。
フットワークを指導する場合でも、確固たる自信があるわけではなく、なんとなく今までの練習方法を踏襲してきたに過ぎません。
テニスのフットワークは、単に走る動作だけをいうのではなく、準備姿勢、準備動作、テークバック、移動、停止、スタンス、スイング動作、リターンで構成されます。
そこで、これらの構成要素の中で、フットワークとして最初に習うであろうスタンスについて調査・実験し、フットワークの指導体系の確立に向けての第1歩を踏み出すことにしました。
その内容について、解説します。
コーチのみならず、ウィークエンド・プレーヤーにおいてもフットワークは大きな課題であり、少しでも役に立てればと思っています。
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