2009年02月10日
テニスのフットワーク -1- (1572)
テニスの科学(26)
テニスは「足二ス」といわれるように、昔からテニスにおけるフットワークの重要性は指摘されてきました。
テニスは移動範囲が大きい(ネットを隔てて対峙するスポーツの中では、最もコート面積が広い)ばかりでなく、急激なターン動作や俊敏な動きが要求されるために、ほかのスポーツに比べてフットワークの重要性はより高いと思われます。
特に近代テニスは、スピードテニスへと進化(道具やボールの改良は大いに関係があります)し、スイングスピードもさることながら、フットワークのスピードがより重要になってきました。
「フットワークが良いから、スイング動作が安定している。」
「フットワークの良いものは、リズムが乱れない」
など、フットワークの善し悪しが、プレーに大きな影響を及ぼすことを示す記述や解説は、多く目にするところであり、ストロークのミスの70%は、ストロークの打ち方自体ではなく、動きやバランスの悪さが原因であると指摘する研究者もいます。
これらのことから、「フットワークの善し悪しがテニスの勝敗を左右する」と断言してもよいと思います。
しかし、前述の会話のように、実際にテニスを指導する際には、フットワークの指導はあまり行われず、適切な指導書も少ないのが現状ではないでしょうか。
フットワークを指導する場合でも、確固たる自信があるわけではなく、なんとなく今までの練習方法を踏襲してきたに過ぎません。
テニスのフットワークは、単に走る動作だけをいうのではなく、準備姿勢、準備動作、テークバック、移動、停止、スタンス、スイング動作、リターンで構成されます。
そこで、これらの構成要素の中で、フットワークとして最初に習うであろうスタンスについて調査・実験し、フットワークの指導体系の確立に向けての第1歩を踏み出すことにしました。
その内容について、解説します。
コーチのみならず、ウィークエンド・プレーヤーにおいてもフットワークは大きな課題であり、少しでも役に立てればと思っています。
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テニスに関してもフットワークの重要性は、何年にも渡って主張していますが、本投稿記事のように「フットワークが重要」と主張する方は多いのですが、具体的にフットワークの練習の実施となるとちょっと少ないのがテニスの特徴ではないでしょうか?「ボールを打つだけが練習ではない」と信じている私にとっては、これからの投稿記事をすご~く期待しています。(プレッシャーを掛けているわけではありませんのであしからず!笑))
実際のフットワーク向上のドリルとか、テクニックを解説するのではないので、どれくらい役に立つのかわかりませんが、読んでみてください。
その中で、何か気づいたことがあればコメントいただければうれしく思います。
よろしくお願いします。