2008年06月29日
視線をコントロールする(1347)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -141-
姿勢が悪かったり、軸が作れていないことがミスの原因のひとつであることはすでに説明した。
姿勢がうまくコントロールできないのはボールを打とうとするときに顔が大きく動いてしまうからだ。
頚を左右に傾けると、傾けた方の腕は伸び、反対側の腕は縮もうとする。これを「頚反射」というが、頸の傾きによって動きは制限されることを示している。
よくジュニアの選手などで打球する際に頸を大きく傾けて打つのを見ることがあるが、そのことによってスイング中の重心動揺が大きくなったり、自分の感覚とは違った動きをしているにもかかわらず、それをフィードバック情報として的確に受け取ることができないために傍から見るとぎこちないスイングになっていたりすることは多い。
できるだけ腰から頭の先まではまっすぐにした方がバランスの良いスイングができるはずだ。
そのためには先に述べたように背中の筋肉を意識してスイングすることの他に、きちんと「前を見る」ということが大切だ。
まっすぐに「前を見る」ように意識すれば頸の傾きは小さくなり、感覚のずれも少なく、姿勢の崩れも小さくなる。
「ボールをよく見る」ことはより良いスイングをするためにとても重要なことだ。
人気blogランキング参加中。読み終わったらクリックお願いします!!
ナダルが、バックハンドスライスを打つときに、猫背になります。
バックハンドスライスを打つ人に、よく見る傾向なのですが、
これは、どうなのでしょうか?
どうなのでしょうか?というのは、良いのでしょうか?悪いのでしょうか?という意味です。
実は、バックハンドスライスで「狙ったところより左」に流れる傾向があったのですが、
ナダルのイメージで、首を低くしたらコントロールがよくなった気がしたのです。
ただ、見かけ的に、姿勢が悪くなるので、ちょうど、気になっていたのです。
よろしくお願いします。
ただ、シングルスハンドでぎりぎりに打たれたワイドボールやドロップショットなどの処理では非常に低い打点でのショットになります。
その時、姿勢を、この場合は背中をまっすぐに保持できないことも多くなります。
そのような時は、姿勢にこだわらずにバランスの良いスイングをするようにした方がいいですね。
ここで言うバランスの良いスイングとは、身体の重心動揺が少ないというふうに解釈して下さい。
例え背中が曲がっているように見えても、大きくスタンスを広げ、頭が下がる分の重心位置の前方への動きを小さくし、打球後の姿勢の立て直しやコートリカバリーを素早く行うことができるような動きができていることが大切です。
無理に背中をまっすぐにしようとして、スタンスが広げられなかったり、打球後のバランスを崩すようではバランスの良いスイングとは言えないですね。
そのような状態でもきちんと返球できるのは、優れたフットワークとか、バランス感覚のようなものが相当以上に優れてあるからだと思いますので、まずは基本的な姿勢で打つことを心がけて練習することから始めるのが良いのではないでしょうか。
そうした訓練なり練習なりを続けてきて、自分にとってもっともしっくりとくるスイングが身につけばよいと思います。
頑張って練習して下さいね。
どうもありがとうございました!!
バランスのよいスイング>姿勢
そして、プロの特別な身体能力があるのですね!
本当にどうもありがとうございました。