2008年06月20日
前に進む(1338)
コーチとして嬉しいいのは、前を向いて歩き出そうともがいていて、なかなか前に進めなくて、挫折しそうになりながら、それでも「前に」進み始める姿を見る時です。
それが自分の手から離れていく時であっても、その後ろ姿を見ることができるのはうれしいですね。
逆に、思いが伝わらなくて、テニスに対していい加減な気持ちや中途半端な気持ちでいる選手に対して、自分の時間や力を割くことはとても苦痛に感じます。
それでも教えることをあきらめず、相手の思いを高める努力をしますが、何度も覆されると思いは小さくなっていきます。
この時がコーチとしてとても辛い時間ですね。
そうした「忍耐力」はとても大切です。
まだまだ力は足りません。
それが指導力に直接的につながることは理解していても、なかなかうまくコントロールできない苦しさを感じます。
選手も同じです。
「忍耐力」が何よりも大切です。
自分の気に入らないことがあると、すぐに人を批判する傾向が強い人がいます。
批判の言葉は大変に強く、スポーツ選手としての適性に欠けると思われる時も少なくありません。
「忍耐力」のない選手である証拠です。
もし批判をするのであれば、その批判は自分にも向けられること、それによって人間関係が大きく崩れることを覚悟の上で行わなければなりません。
それを知った上で、ぐっと我慢をして、自分にとって嫌なことも受け入れることができる選手は「前に」進むことができます。
「謙虚」に行動するように強く指導するのは、このような「忍耐力」が強くなるためにはどうしても必要だからです。
多くの子どもたちが「忍耐力」を身につけ、「前に」進む力を高めてほしいと思います。
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