2007年07月06日
ウィンブルドン裏情報(935)
テニスの祭典「ウィンブルドン」はいよいよ大詰めですね。
総合テレビでの放送が少ないのはちょっと寂しい気もしますが、森上選手対V・ウィイリアムズ選手、シャラポワ選手対V・ウィイリアムズ選手の試合は久しぶりに心躍る素晴らしい試合でした(翌日の寝不足が辛かったですが)。
私は3度ほどウィンブルドンに行って、生で観戦したことがあります。
やっぱり迫力も違い、何よりも「テニスの聖地」にいる感激に浸ることができるのは素晴らしいことだと思います。
その中でもIDパスを発行してもらい、普段見ることができないウィンブルドンを知る機会に恵まれたことは大きな経験になりました。
その時にいろいろと見てまわった情報を少し提供したいと思います(ウィンブルドンが始まる前にすれば良かったですね)。
多少の思い違いもあるかもしれませんので、「違うやないか!」という突っ込みは無しでお願いします。
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選手は、控え室から大型スクリーンの下を通って練習に行くので、ここでサインをもらうことができます。
ランキング10位以内の選手には特別なロッカールームが与えられます。かなり立派なロッカーでしたよ。
ベスト8に入った選手だけが入ることができる会員制のクラブがあります。すいません、名前は忘れました。
ウィンブルドン博物館があります。でも、あまりたいした展示はありません。
IDがあれば「ミドルサンデー」でも入場できます。選手もほとんど練習していません。特に私が言った時は、幸い(?)雨だったので、警備の人以外誰もいませんでした。誰もいないコートを見たければこれしかないですね。
意外と簡単にチケットは並べば手にはいります。ただし、2週目のスタディアムのチケットはなかなかに入りません。それを手に入れるために何日もテントを張って並びます。
並んでいるといろいろなものがもらえます。だから並ぶことはそれほど苦痛ではありません。
近くのホテルなどは倍ぐらい(ちょっと大げさかも?)に値上がりします。突然の特別価格にちょっとびっくりです。
出店には多くの贋物グッズがならびます。でも安いです。
観客にもっとも近い大会です。選手は目の前でプレーします。手を伸ばせば触れそうなぐらいです。もちろん、トップ選手はスタディアムコートなのでちょっと距離がありますね。
「ウィンブルドン」は実は公共のコートです。誰かの推薦があれば基本的に誰でもプレーすることができると聞きました。もちろん、スタディアムコートではプレーできません。
王室関係の席とその周りの指定された席ではネクタイの着用が義務付けられています。緊張して観戦どころではないかもしれませんね。
でも、王室の席はそれほど豪華ではありません。だいぶ古くなっています。王室関係者の部屋も思っていたよりも質素です。
無料の観客席では一度席を立つとまた並び直しです。それを知らなかったので、席に戻ろうとして呼び止められました。始めは意味が分からなくて、ちょっとむっとしてしまいました(人間ができていない証拠だなあ)。
名物のイチゴはあまり冷えてもなくて、600円ぐらいと高いです。私はあまりおいしいとは思いませんでした。
毎日芝生の長さを調整し刈る専門の人がいます。朝、その人は地面にはいつくばってメジャーのようなもので芝生の長さを計っています。
プレーヤーズラウンジでダペンポートの隣で食事をしました。でも、やはりロンドン、あまりおいしくはありません。
「風格」が違います。「テニスの聖地」、一度は訪れてみる価値があります。何度でも訪れてみたい、そんな気持ちになるに違いありません。
※詳しくは、私のホームページの「JTNレポート」をご覧下さい。
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2007年07月06日
最後は体力(934)
テニスはとてもむつかしいスポーツです。
ネットをはさんで対峙して行うスポーツではもっとも大きなコートを使用します。
ラケットスポーツの中では、もっとも重いラケットを使用します。
もちろん、ボールも重いです。
覚えるべき技術はたくさんあります。
以前、テニスの技術項目を調べたことがあります。
他のスポーツでは、多くても30~40項目程度ですが、テニスは70以上にもなります。
フォアハンドストローク(FS)だけ取り上げてみても、
トップスピン、フラット、スライスなどのボールに回転をかける技術だけではなく、ロブやドロップショット、はてはブーメランスネークなんてのもあります(ほんと?)。
それだけたくさんの技術があって、名前を覚えるだけでも大変ですから、それを実際に行うのはとてもむつかしいものです。
たくさんの技術があると、どうしても技術練習が優先されます。
日本のように使用できるコートの時間が限られていればなおさらです。
でも、選手として成長するためには、「最後は体力」が勝負であることを忘れてはいけません。
この間の試合でも、前半一方的にリードしながら、中盤から競り合いになって、後半息切れして敗退する、という試合を見ました。
上のレベルの大会になればなるほど、「この差」が大きくなります。
技術だけではカバーしきれない限界がはっきりと見えてきます。
そうならないため今から準備をしなければなりません。
先日、大会終了後に協会の練習会が行われました。
試合が終わった後でもあり、急に気温が上がったので多くの選手がへばっていたそうです。
その中で、私のクラブの選手は最後まで元気に練習しているの見て感心したという報告をもらいました。
とても嬉しく思います。
選手として、さらにもう一歩すすむための土台ができたとも感じます。
トレーニングは苦しいものです。
でも、強くなりたければ避けては通れなません。
強い意志を持ってやり続け、それが当たり前になった時、まちがいなく強くなっています。
それを信じてほしいと思います。
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