2007年07月10日
自己分析を明確に行え(938)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -24-
試合後に感想を聞くと、「なんとなく」、「なんか微妙」、「よくわかんない」などの感想を述べる選手がいる。
これは、実際に私が指導する選手の試合後のコメントである(このような言葉を聴くと、信頼されていないのかと少し落ち込む)。
なぜ、このようなあいまいな言葉でごまかそうとするのか。
報告することが面倒くさいという場合もあるし、コーチとの信頼関係がなくて、話をするのがうっとうしいという場合もあるだろう(これはコーチの責任でもある)。
負けて落ち込んでいるときにいろいろと話すのはつらいことかもしれない。
しかし、私はこのような時に、試合後のコメントをきちんと言えないことを敢えて指摘し、時間をかけて話し合いをする。
この時間は、自分(コーチ)の意見を伝える場ではない。
この場で技術的な問題点を数多く指摘してもあまり効果はない。
自分の弱さを認め、それを克服するために自分の課題を整理し、強くなるためのヒントを探るための時間なのだ。
しっかりと時間をかけることで、次の戦いに向けて自分の気持ちを奮い立たせることができる場合も多く、それを繰り返すことで強い選手に必要なメンタリティーを獲得していくことは少なくない。
だからこそ、きちんと報告をしてほしいと思う。
斎藤孝(「子どもに伝えたい<三つの力>-生きる力を鍛える-」NHKブックス)は、「何かを経験した後に、何もコメントすることがなかったり、あるいはまともなコメントをすることができなかったりするとすれば、その経験の質自体が疑われる。」と厳しく述べている。
また、「コメントする習慣が欧米に比べて日本に乏しいのは、コメントすることがひとつの責任だという意識が希薄だ、というところにあるのではないだろうか。」とも述べている。
そのとおりだと思う。
もし、真剣に勝負を挑んだ試合であれば、勝ち負けに関わらずなにかしら感じるものがあるはずであり、それを素直にきちんと話すことで、感性のエネルギー(斎藤孝(同))を高めることができる。
そのエネルギーの蓄積が強い選手になるためにもっとも大切であることを覚えておいてほしい。
しかし、ひとりで戦っている選手も多いだろう。
そういう選手は、ノートに自分の気持ちや分析した内容を記録するのもよい方法である。
松岡修造はノート(日記)の効用を強調している。私も同感である(最近はノートのかわりにメールで報告するように指導している)。
しかし、「書く」という行為には文章力などの適性もあるだろうし、試合後の報告に十分な時間を取ることができるのなら、「話す」ことがとても良いトレーニングになる。
実際に話を聞いていると、その子どもの思考や感性を感じ取ることができる場合は多いが、文章からそれを読み取ることは難しい。
よく話を聞き、それを記憶するのがコーチの役目だと考える。だから、コーチにこそノートが必要なのだ。
もちろん、私のノートにはそのような内容がしっかりと記録されている(字は大変きたなく、他人が読んでもよくわからないので、情報が外に漏れることはない。どうだ!!)。
いつも持ち歩き、必要なときには子どもに見せながら説明するときもある(もちろん、読めるように清書して・・・)。
大切なことは、何度も確認をすることだ。
そうすることで子どもたちの感性が磨かれると信じることである。
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試合後に感想を聞くと、「なんとなく」、「なんか微妙」、「よくわかんない」などの感想を述べる選手がいる。
これは、実際に私が指導する選手の試合後のコメントである(このような言葉を聴くと、信頼されていないのかと少し落ち込む)。
なぜ、このようなあいまいな言葉でごまかそうとするのか。
報告することが面倒くさいという場合もあるし、コーチとの信頼関係がなくて、話をするのがうっとうしいという場合もあるだろう(これはコーチの責任でもある)。
負けて落ち込んでいるときにいろいろと話すのはつらいことかもしれない。
しかし、私はこのような時に、試合後のコメントをきちんと言えないことを敢えて指摘し、時間をかけて話し合いをする。
この時間は、自分(コーチ)の意見を伝える場ではない。
この場で技術的な問題点を数多く指摘してもあまり効果はない。
自分の弱さを認め、それを克服するために自分の課題を整理し、強くなるためのヒントを探るための時間なのだ。
しっかりと時間をかけることで、次の戦いに向けて自分の気持ちを奮い立たせることができる場合も多く、それを繰り返すことで強い選手に必要なメンタリティーを獲得していくことは少なくない。
だからこそ、きちんと報告をしてほしいと思う。
斎藤孝(「子どもに伝えたい<三つの力>-生きる力を鍛える-」NHKブックス)は、「何かを経験した後に、何もコメントすることがなかったり、あるいはまともなコメントをすることができなかったりするとすれば、その経験の質自体が疑われる。」と厳しく述べている。
また、「コメントする習慣が欧米に比べて日本に乏しいのは、コメントすることがひとつの責任だという意識が希薄だ、というところにあるのではないだろうか。」とも述べている。
そのとおりだと思う。
もし、真剣に勝負を挑んだ試合であれば、勝ち負けに関わらずなにかしら感じるものがあるはずであり、それを素直にきちんと話すことで、感性のエネルギー(斎藤孝(同))を高めることができる。
そのエネルギーの蓄積が強い選手になるためにもっとも大切であることを覚えておいてほしい。
しかし、ひとりで戦っている選手も多いだろう。
そういう選手は、ノートに自分の気持ちや分析した内容を記録するのもよい方法である。
松岡修造はノート(日記)の効用を強調している。私も同感である(最近はノートのかわりにメールで報告するように指導している)。
しかし、「書く」という行為には文章力などの適性もあるだろうし、試合後の報告に十分な時間を取ることができるのなら、「話す」ことがとても良いトレーニングになる。
実際に話を聞いていると、その子どもの思考や感性を感じ取ることができる場合は多いが、文章からそれを読み取ることは難しい。
よく話を聞き、それを記憶するのがコーチの役目だと考える。だから、コーチにこそノートが必要なのだ。
もちろん、私のノートにはそのような内容がしっかりと記録されている(字は大変きたなく、他人が読んでもよくわからないので、情報が外に漏れることはない。どうだ!!)。
いつも持ち歩き、必要なときには子どもに見せながら説明するときもある(もちろん、読めるように清書して・・・)。
大切なことは、何度も確認をすることだ。
そうすることで子どもたちの感性が磨かれると信じることである。
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勝っても、負けても、大事なことは、状況を振り返って反省をすること。
自分のした行為の理由を言葉で説明できることが大事です。
何も考えないで球を打ったことが悪いのではなく、
何も考えないで球を打った自分がわかっていないことが悪いのです。
負けたこと葉悪くないです、
悪いのは、負けた理由を自分の言葉で説明できないこと。
大島コーチのおっしゃるところの「感性を磨く」ことが
どんなに困難であるかを日々、痛感しています。
けれど私は諦めません。諦めず我が子と向き合っていく覚悟です。
今日も元気と元気を、ありがとうございました。
私はよく子ども達に、テニスで強くなるために必要なことは「闘争心」と「思考力」であると言います。
相手と戦うスポーツなので、その気持ちが高くなければいけません。
それが高ければ、もちろん集中力も高まります。
そして、状況が変わり、流れが変わる時に冷静に対応する力がテニスでは勝敗を大きく左右します。
そういう時に「思考力」の大切さがはっきりとわかります。
だからそれを高める訓練が必要なんですね。
大変むつかしい訓練ですが、あきらめず忍耐強く続けるしか方法はありません。
覚悟を持って進んでほしいと思います。