2008年12月30日
テニスかける(1531)
今日、ヤングスターカップの準決勝、決勝が行われます。
私が注目するのは、「どんな思いを持って戦うのか」ということです。
よく「選手を目指す!」と言います。
それは、どういう意味なのかを考えてほしいと思います。
いろいろと考えることはできますが、私は「テニスにかける思いを強く持つこと」だと考えています。
ある一時期でもいいですが、本当にそのスポーツにかけたという「思い」はその後の人生に大きな影響を与えます。
先日、ロングウッドを卒業した子が訪ねて来てくれました。
そのうちの一人は、一時期本当にテニスにかけていましたが、挫折し、いろいろな経験をし、今はアメリカの大学でナンバーワンの選手として活躍しています。
もう一人は、同じくアメリカでテニスを通した活動で充実した毎日を過ごしているそうです。
二人ともとても良い顔で現状を話してくれました。
もちろん、そこに行き着くまでには苦しいことの連続です。
テニスもやめました。
でも、やはり「かけた思い」はどこかに残っています。
それが自分の人生に道を作っています。
そんな気がします。
なかなかテニスにかけることは難しいことです。
テニスにかけて何になるのか、と思ってしまうことのほうが多いと思います。
でも、本当は違います。
リスクを避け、あれもこれも何とかなるように選択してしまうことの方がリスクは大きいのです。
私はテニスを通して「強い生き方」を学んでほしいと思っています。
そのためには「何が何でもテニスにかける」、そんな「思い」を持ってテニスを頑張ってほしいのです。
そんな子どもたちが、どんな戦いをするのか楽しみです。
今日もカメラを片手に観戦です。
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