2008年12月04日
チャンスがつながる(1505)
大会も3日目を迎え、綾、晃子、美希がシングルスの2回戦、将司が3回戦を戦いました。
将司は、第12シードのインドネシアの選手との対戦で、相手の緩急をつけた攻撃にうまく攻撃のリズムが作れませんでしたが、うまくネットプレーを織り交ぜて食い下がり、五分の戦いに持ち込みますが、最後の詰めを欠いて惜しくも敗れました。
ショットのレベルも配球のレベルも上がってきているので、戦術面の充実と攻撃パターンの確立が必要です。
綾は、第4シードのマレーシア選手をもう一歩のところまで追いつめました。
ファーストセットは、相手選手のスピードについていけずにミスを繰り返してリードを奪われ、簡単に落としましたが、セカンドセットに入ると、徐々に対応力も上がり、大切なポイントでの積極的な攻撃も功を奏して、このセットを奪いました。
ファイナルセットは、立ち上がりの悪さをつかれてリードを奪われましたが、ここでも積極的に攻撃を仕掛け、何度もゲームポイントを奪いますが、そこでのショットに精度を少し欠いて惜敗しました。
自分のすべきプレーはまずまず出来ていると思うので、それを確実に実践できるように訓練して行けば良いと思います。
晃子は、第7シードの台湾選手との対戦でしたが、相手選手の粘り強いプレーにミスを繰り返し、自分の良さを出せないまま敗退しました。
やはり課題のラリーの能力の向上とフォアハンドの攻撃的なショットの精度を上げることが重要です。
美希は、相手に弱みを見せないで戦うことを課題として、第8シードの台湾選手に挑みました。
積極的な姿勢と攻撃的なショットで相手を追い込み、ポイントではリードを奪いますが、大切なポイントで力みからミスをして惜敗しました。
敗れはしましたが、戦う姿勢は高く評価できるので、それをどんな時も続けていくことが大切です。
ダブルスでは、更紗と美希の組が台湾のペアと対戦しましたが、ストロークでは五分以上の展開をするものの、ポーチを中心としたネットプレーの精度の差が出て敗退しました。
動きの中でのネットプレーの練習を繰り返して、対応力を高めていかなくてはならないと思います。
本戦は今日ですべての日程が終了し、明日からはコンソレーションの戦いがあります。
自分の課題をしっかりと認識して、高い集中力を持って戦ってほしいと思います。
今回の大会は、参加した7名の選手のうち、5名がポイントを取得するという好結果となりました。
いろいろとラッキーな面もあったと思います(トラブルもありましたが・・・)が、ここで得たポイントは次のチャンスを大きく広げます。
しかし、そのチャンスはテニスの向上にだけ役立つものではありません。
自分が人間として成長するきっかけを多く持つことができるということです。
今日の朝、全員がきちんと挨拶ができませんでした。
こうしたことを含め、選手として多くの人から評価される行動ということは何か、ということを良く考えて行動できるようにならなければなりません。
優れたスポーツ選手がみな礼儀も正しく、人間として優れていると言うつもりはありません。
そうではない選手もたくさん知っています。
しかし、行動を高く評価される選手にチャンスが多くあるというのは真実です。
みんなは「強くなりたい」と言います。
人並み外れた才能があるのであれば、振る舞いの問題はあっても成績を上げてくるものですが、そうでない選手が高い成果を上げるためには多くの「チャンスを活かす」ことがとても大切です。
挨拶がきちんとできる、自分のすべき行動が正しく判断できる、コミュニケーションがうまく取れる、時間に遅れないなど人に迷惑をかけない行動がしっかりとできる、ことなどは、すべて「チャンスを活かす」ことにつながっていきます。
そのことを理解してほしくて、私は「うるさいおやじ」になります。
面倒な仕事だとは思いますが、「チャンスがつながっていく」ためには大切なことなので何度も繰り返し教えていかなくてはならないと思っています。
今日一日の行動を観察していました。
しっかりとした行動ができていたと思います。
そうした行動を続けて、「チャンスがつながって」いけばいいなあ・・・と思います。
人気blogランキング参加中。読み終わったらクリックお願いします!!