2008年12月13日
ストレス(1514)
今回の遠征では大きなストレスを感じました。
子どもたちのことではありません。
実は、遠征用にと、コンパクトデジタルカメラを購入したのですが、この写真機能がいただけない。
このカメラは、なんと1000分の1秒の高速度撮影ができる優れたカメラということで、フォーム分析などにも使えると思い購入しました。
確かに高速度ビデオは大変魅力的です。
私が大学院生の時、フォーム分析に1秒間に400コマの高速度ビデオを使ったことがあります。
その機材は何百万もする高価なものであったことから比べると、安価に高速度ビデオが手に入る喜びは大きいものがありました。
しかし、遠征ではなかなかビデオを撮影することは少ないですね。
ビデオを撮りながら試合を見ることが難しいからです。
ただ単に試合の全景を撮る、というのであれば問題ないかもしれませんが、試合での選手の様子を集中して観て、ひらめきで分析することのほうが大切だと考えています。
だから、試合は集中して観ます(時々寝てしまうこともあります・・・ごめんなさい)。
ビデオはあくまでフォームチェックや課題の確認として活用したいので、試合中に活用することはほとんどありません。
試合では、もっぱらカメラの出番となります。
シャッターチャンスを待ち構え、これは!という瞬間にシャッターを切る、そういう集中力はテニスの分析にも役立ちます。
ビデオと同じではないんですよ。
シャッターを切るタイミングを計りながら、レンズで選手の動きを追うことから見えてくるものはたくさんあります。
そんな思いで写真を撮りますので、ここは!と思った瞬間の写真が撮れないと大きなストレスになるということです。
ところが、今回購入したカメラは、さすがに一眼レフのデジカメとは違い、ほんのちょっとタイミングがずれます。
それが毎回なので、どんどんストレスが大きくなっていきます。
テニスでいえば、当たりそこないのフレームショットばかりのテニスをやっている感じ、と言えば分かりやすいでしょうか。
もちろん、写し込まれた写真も満足できるものは少ないですね。
唯一有難いのは、1秒間に40コマの連写ができるので、連写で撮影しておいて、インパクトが写し込まれたフレームのみを保存するという芸当ができることです。
だから、とりあえず、インパクトをきちんと移し込むことはできます。
でも、多少はずれていても、撮像のきれいな写真が撮れることのほうが大切な気がします。
だから、私は心に決めました(なんていう大げさなものでもありませんが・・・)。
遠征には、必ず一眼レフのカメラを持っていくことを・・・。
ちょっと重いので、何でもかんでもオールマイティにこなすコンパクトカメラに魅かれてしまいましたが、やはり私の「カメラマンの血」がそれを許してはくれないようです(笑)。
カメラは、「感性を磨く」大変良い道具だということを書きました。
今回のことで、それを再認識した次第です。
そうなると、新しいカメラがほしくなるので・・・困ったものです。
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