2008年12月27日
サービスにおける体幹の捻り(1528)
テニスの科学(7)
サービスでは、体幹部の捻りがより重要になる。
サービスでは、ストローク動作とは違い、高い打点で打つことも求められるために、スタンスを大きくとったり、下半身の動きを大きくして運動量を確保するというよりも、身体の回転する力で打球する技術が大切である。
そのためには軸を安定させ、身体を回しやくすするとともに背筋や腰部の大きな筋肉を引き伸ばすことによって得られる大きなパワーをスイング動作に結び付けていかなければいけない。
そのためには体幹部の捻りが姿勢の維持とパワーの確保という両方に有効に働く。
よく、プレーヤーが足を前方(ネット方向)に引き出しながら、体幹を逆に後ろに捻るような動作をするのは、体幹部を極限まで捻ろうとする試みなのである。
また、よく膝の屈伸を利用して強くうとうとすることがあるが、インパクトにタイミングを合わせるのが難しく、膝が伸びきってしまったところで打球するプレーヤーがいる。
このようなプレーヤーも体幹を捻るように意識することにより矯正できる場合が多い。
身体を捻ることができるようになれば、余分な膝の屈伸が行ないにくくなるのである。
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