2008年12月14日
身体に覚えこませる(1515)
試合では、当然勝利に対する「欲望」は強くなります。
過度に欲望が高まり、その意識に捉われてしまうと、緊張は大きくなり、その中でうまく自分のプレーを行うことができなことで気持ちが沈み、自分が「勝つ」ためにやらなければならない行動パターンや態度、振る舞いのことなど、すべて忘れてしまうものです。
集中力を高める、気持ちを高揚させるなど、試合中に行うメンタルマネージメントの具体的な方法を理解していても、実際の試合でしか訓練する場がないと、思い切って行動パターンを変えることはできないし、何度も繰り返し訓練しなければ、試合で効果を発揮する行動パターンは確立されません。
このような訓練を何度も繰り返し行うことで、大きな緊張が襲った場合でも、勝つために必要な行動をしっかりと行うことができるようになるのです。
私は頭で理解したことを「身体に覚えこませて」こそ、本当に自分が獲得できた技術であると考えます。
それは、身体的な技術であろうとメンタル的な技術であろうと同じではないでしょうか。
特にメンタル的な技術は、外的な要因(風やコートサーフェイスなどの環境的な条件や、どうしても負けたくないと思う相手に対するこだわりなど)によって、いとも簡単にコンディションを崩したり、調子を落としたりするものなので、より多くの反復練習が必要だと思います。
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