2008年11月15日
リズムを崩すな(1485)
「リズムを崩すな」ということもよく言われることです。
たとえばサービスを打つ前の動作として、
[ボールを軽く2、3回つく]
↓
[軽く深呼吸をして、ラケットを構える]
↓
[自分が狙う方向に焦点を合わせる]
↓
[肩の力を抜いてスイングに入る]
というような行動のパターンがあります。
このような一連の動作を「ルーチン」といいます。
そのルーチンを「どのような状況でも崩さない」ことが、リズムを崩さないでプレーを続ける大切なポイントです。
自分のペースを守ることも容易になります。
また、ポイントが決まってから(ポイントを取る、取らないに関わらず)、ガットを見て、足の裏を軽くラケットでたたいて、グリップを見つめ、足を軽くたたいて気合を入れて、相手のほうをしっかり見つめてレシーブの態勢に入ることなども大切なルーチンで、このリズムを変えないようにすることは、「次のポイントをとる確率をあげる」ためにはとても重要なことです。
このような一連のルーチンを状況の変化に左右されることなく同じようにやり続けることで、こころの状態を最適に保ち、自分のペースで試合をすることができるようになります。
有名なところでは、ジミー・コナーズは、サービスに入るとき、ボールを必ず4回ついてからサービスを打ちました。
多くのプロプレーヤーは、ボールを3個要求して、そのうちの2つのボールを選んでからサービス動作に入ります。
このような行動は、コーチに指導されたわけではなく、なんとなく行っているうちに、集中力が高まったり、良いプレーができたりした経験から作り上げてきたものです。
そのリズムは身体に刻まれています。
しかし、相手からプレッシャーを受けたりすると、リズムが崩れて不快な感覚が強くなります。
集中力が高まるような行動パターンを意識して行うトレーニングが必要です。
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