2008年11月09日
強くなったと感じるとき(1479)
昨日の練習で、「強くなったなあ」と実感することができる練習をしていた選手がいます。
コーチとして、どんな時に「強くなった」と感じることができるのかというと、ただ「ショットを打っている」ことから、「ショットを活かす」ようになってきた時です。
言葉で表現するのは難しいですが、「ショットを活かす」というのは、そのボールを打つことで、相手が「大きなプレッシャーを受ける」ようになるということです。
ただ強いボールを打つだけでは相手はプレッシャーを受けません。
もちろん、それがいつでもコントロール良く打たれるのであれば問題はないのかもしれませんが、レベルが上がってくればそのようなボールの打ち合いになり、ほんの少しの差でポイントが決まります。
そのほんの少しの差が、「ショットを活かす」ことができているかどうか、ということなのです。
一番大切なことは、「常に次の攻撃のことを考えて動く」ことです。
ショットを打つことだけにとらわれていると、自分の打ったショットが入ったかどうかを「見て」しまいます。
その一瞬のスキが、次の攻撃を遅らせます。
打った後にすぐに次の攻撃に移ることができる選手は、相手の攻撃のチャンスを奪い、攻撃するエリアも狭く出来ますので、相手はそれだけで強いプレッシャーを受けます。
次に大切なことは、「前に動く」ということです。
緩いボールを強く打って攻撃しようとする時でも、横に動いてスイングする選手が多いものです。
強い選手は、緩いボールをより強く打って攻撃しようとする時には、ボールの後ろに入って、大きく前に体を動かしてボールを打ちます。
ボールのスピードが同じでも、その動きの迫力と強さにプレッシャーを受けます。
そのことで対応が少しでも遅れれば、それが差となって現れます。
そして、何よりも大切なことは「迫力を持って打つ」、ということです。
「このボールで絶対に決める!」という強い意志をが感じられるように打つということです。
それを「動きで表現できる」ということです。
ショットの威力が同じでも相手が感じるプレッシャーは大きく違います。
それが強さにつながっていきます。
そんなショットをみると選手の成長を感じます。
多くの子どもたちが成長できるようにこれからも指導していこうと思います。
人気blogランキング参加中。読み終わったらクリックお願いします!!