2008年09月11日
プレッシャーをかける(1420)
大会も3日目を迎え、明日が雨模様ということでシングルス2試合とダブルスの準々決勝が行われました。
昨日のミーティングで話をしたように、「戦う」ためにすべきこととして、「プラスの身体表現」、「正々堂々のクレーム」、「声を出す(強く息を吐く)」を課題として試合に臨むことを約束しました。
十分出来ていると感じることも多く、その成果は今日の結果に現れているように感じます。
ファイナルセットにもつれ込む試合も多かったのですが、ファーストセットを奪われても、「戦う」ためにすべきことを忍耐強く続けることで相手にプレッシャーをかけ、巻き返して逆転で勝利する試合がたくさんありました。
今まで「戦う」ことの基本的な姿勢が培われていなかったことと、具体的にどうすれば良いのかをよく理解していなかったことで、簡単に勝負をあきらめていた選手がたくましく見えました。
もちろん、すべてのことを全力でやりきったとしても、「功を奏する」には、長い時間の下積みが必要であり、それを忍耐強く続けることで成果が現れてきます。
そういう意味で、前半うまくプレーできなくても、辛抱強く「すべきこと」を続けたことで、逆転につながったと言えるかもしれません。
また、男子ダブルスでは2ペアとも接戦を勝ちきって、明日の準決勝に駒を進めました。
南奈と志歩のペアも、もう一歩のところまで追い詰める充実した戦いを見せてくれました。
今までの遠征で1勝もあげることが出来なかったことがうそのような快進撃にちょっとびっくりです。
思い切ったプレーも随所に見られ、大きな成長を感じます。
成果は見えたといっても、まだ基本的なことを理解したに過ぎません。
それを「続ける努力」が、本当の意味で「戦う」ことにつながっていきます。
明日からの努力を期待したいと思います。
ただひとつ気になるのは、「動く」ことで相手にプレッシャーを与えるということに気がついていないということです。
構えに入るとき、少しでも身体を動かしてから構えに入ると、相手はその動きを警戒し、弱っていないと感じることでプレッシャーを受けます。
しかし、プレーがうまくいかなかったり、ポイントをリードされていると、どうしても動きは遅くなります。
構えの「姿勢」などは意識しているので、問題ないように思えます。
しかし、相手はその「姿勢」にだけプレッシャーを受けるのではありません。
構えに入る前に、どんな気持ちで入ってくるのかを無意識のうちに観察しています。
その時、元気いっぱいに動いているように見せることで、もっと大きなプレッシャーを与えることになるのです。
逆に、その動きが遅かったり、ほとんど無いと相手は精神的に有利に立ってしまうということです。
今日の試合で、セカンドセット中盤でその「動き」がほとんどなくなってしまった選手に、「元気を出せ!」と声をかけました。
その声が「功を奏した」のかどうかはわかりませんが、動きは格段に良くなり、その後は一気にリードを奪って快勝です。
「動く」ことでこんなに効果が現れることもあるんですね。
「それ」を意識して行うことで、相手は大きなプレッシャーを受け、自分のペースで試合を運ぶことが出来る確率は高くなります。
そんなことは「当たり前」だと思っているかも知れませんが、実際には十分行われないことの方が多いはずです。
「基本」とはこんなところにあると思います。
これでもうひとつ課題が増えました。
すべてを行うことは大変かと思うかもしれませんが、「戦う」意識が高ければ「自然」とできてきます。
初めのうちは意識して行うので違和感を感じるかもしれませんが、「続ける努力」も約束しました。
その努力はきっと報われる時がきます。
それを信じて頑張ってほしいと思います。
今、頭の中にふっと山口百恵の「曼樹沙華」(こんな字でしたっけ?)が浮かんできました。
これはいったい何なんでしょうか?
今日は朝から7時半過ぎまでずっと試合を見続けてちょっと疲れました。
早めに寝て明日に備えます。
(本日のシングルス結果)
大斗 第1試合 2-6、3-6 第2試合 2-6、2-6
慶太郎 第1試合 4-6、6-0、(9-11) 第2試合 W.O.
和典 第1試合 6-2、6-2 第2試合 3-6、6-2、(10-7)
将司 第1試合 6-4、1-6、(11-9) 第2試合 4-6、6-3、(8-10)
南奈 第1試合 0-6、6-1、(10-1) 第2試合 6-1、6-3
志歩 第1試合 2-6、1-6 第2試合 0-6、3-6
彩美 第1試合 2-6、2-6 第2試合 6-0、6-3
ゆり子 第1試合 1-6、6-4、(7-10) 第2試合 6-2、6-4
(本日のダブルス結果)
大斗・慶太郎 7-6(1)、6-3
和典・将司 3-6、6-3、6-0
南奈・志歩 3-6、5-7
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山口百恵のしぶ~い歌。
昔よく道端に咲いていた不思議な雰囲気の赤い花ですよね。(世代バレバレ)
もうすぐお彼岸、仏様のサインかもしれませんよ!
そういえば、今年は墓参りも行ってませんし、亡くなった父の誕生日が9月というのも何か関係があるかもしれませんね。
過去の歴史を大切にしつつ、前を向いて進みなさい、というお告げなのかもしれないと、勝手に考えています。
近いうちに墓参りに行こうと思います。