2008年06月09日
構えで勝つ!(1327)
東海中日ジュニア(全日本ジュニアの予選大会になります)の各県予選が終了し、東海大会に進む選手が決まりました。
今大会も30名近い選手が東海大会に進み、来月行われる大会も賑やかになりそうでうれしい限りです。
しかし、いつものことですが、子どもたちが力をつけてきたことをうれしく思う反面、充分に力を発揮できなかった選手に対しては指導力のなさを痛感します。
全日本ジュニアの予選大会にあたる大会であっても、練習はサービス4本のみの1セットマッチで試合が行われるので、高い緊張感に襲われます。
その中で「十分に力を発揮しなさい」、と言われてもなかなかに難しいと思います。
しかし、現状が変わらない限りはその中で力を発揮で知るように指導していかなくてはなりません。
そうした思いの中で感じるのは、やはり「戦う姿勢」の重要性です。
力の差がそれほど大きくなければ、勝敗は気持ちの強さ、相手と戦う気持ちの強い方が勝つ確率は高くなります。
そのことは理解していてもその気持ちを高める方法が実践できないことが気になります。
それは「構える」ということです。
このことについては、何度も指導してきたつもりですが、充分に実践できているとは言えないと思います。
「構え」については、以前にこう書きました(これからも何度も繰り返し書くつもりです)。
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強い選手は、たんにテニスの実力が高いだけではない。
強い選手だけが持つ独特の「雰囲気」を持っている。
「風格」があるといっても良い。
テニスコートでボールを打ち合わなくても、何気ない「行動」や「しぐさ」、「姿勢」などからなんとなく「強さを感じる」ものだ。
相撲の世界では、「地位が人を作る」といわれる。地位にふさわしい「態度」や「振る舞い」を心がけることによって、その地位にふさわしい「本当の実力」を身につけていくことができるということだ。
このことは、「強い選手の行動や振る舞いを訓練することで、テニスの実力を引き上げることができる」ことを示している。
強くなりたければ人一倍練習することはもちろん大切であるが、一流選手や強い選手が持っている「風格」を身につけるようなトレーニングが必要だ。
実力やランキングが上がってくれば自然と身に付いてくるのかもしれないが、トレーニングをすることでいち早く身につけることができる。
「態度」や「行動」、「姿勢」などがより良く変われば自然とメンタル面の能力は向上し、自分の力を存分に発揮できる「こころの状態」を容易に作ることができるようになる。
きっと勝つチャンスは大きくなるはずだ。
また、どのような状況でも自分のやるべきことに集中できるプレーヤーにはプレッシャーを受ける。
プレッシャーを受けて「こころの状態」が(マイナスの方へ)変化すると、あせったり、自分のすべきことを見失って集中力を欠いたりする場合が多い。
そして、プレッシャーを与えると「こころの状態」がどう変化するのかを学ぶことにより、自分がプレッシャーを受けたときに、それを上手に活かして集中力を高めることができるようになる。
そんな「構え」で相手に挑む、そんなプレーヤーを目指してほしい。
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強くなりたければ、「構え」を訓練しなければなりません。
今回の大会で素晴らしい試合を見せてくれた選手がいます。
高い集中力と戦う気持ちを感じさせる素晴らしい「構え」で戦うことができていました。
「強くなったなあ」と実感できる瞬間でもあります。
繰り返し、繰り返し、何度でも指導していきます。
強くなるために・・・・・。
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