2007年06月08日
プロ意識(904)
今日の午前中で今回の高岸知代プロのトレーニング指導を終了しました。
「真剣勝負」なので大変疲れますが、今は心地良い疲労感を感じています。
寮を作ってからは、名古屋へに来るたびに寮に宿泊してもらってトレーニングを指導するようになりました。
これは「プロ選手」と共に生活することで、寮生のみんなにその「プロ意識」に触れてもらいたいという気持ちからです。
「プロ」は、単にテニスが強いから「プロ」ではありません。
「プロ」たる「意識」が深く確立されているから「プロ」なのです。
こうしたことは言葉で説明しても良く分かりません。実際に接してみて、その「凄さ」を体感することで何となく理解していきます。
私が高岸知代プロにいつも感心するのは、「自立した生活力」です。
中学の時から親元を離れて生活し、プロ選手になることだけを目指して生きてきた「強さ」を感じる時でもあります。
自分の荷物の管理は言うに及ばず、洗濯や掃除などは完璧にこなします。実に迅速です。
今回は、特製カレーに肉じゃがまで作っていただき、ご馳走になりました。じつにうまい!
毎日配達される食材の残りを使って、簡単な料理を作って、寮生のお弁当のおかずまで用意してくれました。
それを気負わずに、無理をすることなく、当たり前のように行動する力、これが「プロ」を支える根幹的な力であると思います。
こうした「プロ意識」に触れて、子ども達は何かを感じたでしょうか。
明日から東海中日ジュニアの予選が始まります。
全日本という大きな舞台に向けての試合なので、大きな緊張感に襲われるかもしれません。
そんな時に、今までやってきた練習に対する自信や夢にかける力が支えになれば良いと思います。
そして、その繰り返しの中で、「プロ意識」に目覚める子ども達が出てくれば素晴らしいと思います。
「プロ」だから「プロ意識」を持っているのではありません。
「プロ意識」、それは「力を引き出すキーワード」であることを忘れないで戦ってほしいと思います。
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