2008年11月13日
ひらめき(1483)
ある新聞のコラムに、こう書いてありました。
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一体、何手読めるのか。
これは、プロの囲碁棋士が最もよく聞かれる質問の一つであろう。
「ひと目、千手です」。
二十四世本因坊の石田芳夫さんはかつて、そう語ったそうだ。
過ぐる日、津市の榊原温泉で行われた天元戦第一局の折、河野臨天元が言っていたのはこう。
「まず、手が『見える』ことが大事です」。
ひらめきと、それを裏打ちする読み。
相俟ってプロの力なのだろう。
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私は「プロ」として仕事をしています。
子どもたちがどう成長していくのかということを常にイメージしながら指導しています。
成長したであろう姿が「見える」ということです。
その指導においては、
「こうしたほうがいい!」
と頭に浮かぶ「ひらめき」を大切にしています。
もちろん、その「ひらめき」が正しい方向に導くものであるためには、単なる「カン」ではいけないと思っていますす。
「裏打ちされる読み」を深めるためには、多くの知識を積み重ねていかなくてはならないと思います。
その上で、多くの経験を積んで、「知恵」を身につけていかなくてはなりません。
その「知恵」を使って、「情熱」を持って指導していると「ひらめき」が舞い降りる、そんな感じではないでしょうか。
「ひらめき」を失った時、それは「プロ」としての仕事を終える時かもしれません。
そんな「覚悟」を持って教えていこうと思います。
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