2008年03月20日
教えることをあきらめない(1158)
大会で思うような成績を残せないと、「あんなに教えたのに」とか「なんで教えたことができないんだ」という思いに駆られることがあります。
特に試合に向けていろいろなことを話し、きちんと理解してくれたであろうと思っていることが、まったくできなくなってしまった試合を見ると気持ちは落ち込み、やる気、教える気はなくなります。
子どもたちは精一杯のプレーをしているのでしょうが、そういう試合を見るとやはり感情的なってしまうこともあります。
そんな時は、できるだけ怒りをぶつけないようにぐっと堪えていることあるので、無表情にもなったりします。
それでも、何とか気持ちを振り絞って(こういう表現がぴったりです)子どもたちに話をします。
そして、自分の指導力と向き合い、その力のなさを嘆きつつ、絶対に「教えることはあきらめない」と自分自身に言い聞かせます。
プロの指導者とはそういう「考え方」と「忍耐力」を持っているものだ、という「理念」があるからです。
何度も何度もあきらめかけます。
子どもたちがテニスに対する情熱を失くし、やめていくことは仕方のないことです。
でも、指導者は絶対に「教えること」を「あきらめて」はいけません。
子どもたちよりもはるかに強い「信念」と「忍耐力」を持ってこれからも教え続けます。
その「思い」は決して萎えることはない、という確信が私にはあります。
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未来ある子供達の力を、大島コーチならきっと引き出せるはず。
ファイト!!
私は中・高校のテニス部顧問をしております。いつも大島コーチの文章には勇気をもらっています。
つい先日、部員の何人かが退部届を持ってやってきました。理由は「テニスが楽しくない」「きつい練習が嫌だ」とさまざまです。
スポーツをする意味や勝つことよりも大切なことなど、いろいろ話をしてきたつもりでしたが・・・。
本当にこんな時自分の「指導力の無さ」を痛感しヘコみます。
しかし、自分の「信念」を変えてまでも指導をしようとは思いません。子供たちが将来、テニスを離れてもみんなにかわいがってもらえる人間・精神的に強い人間になってくれるように、私も『教えることをあきらめない』ようにしなければ!と思い直せました。ありがとうございました。
人に教えるということは難しいことですね。
でも、それだけに大変魅力がある、ということでもあります。
その魅力とは、子どもたちのがんばりだったり、伝わった思いだったりします。
苦しい時はいつもそのことを思います。
結局、子どもたちがエネルギーをくれるんですね。
そんな魅力ある仕事をずっと続けていければと思っています。