2008年03月31日
結婚記念日(1169)
今日は21回目の「結婚記念日」です。
記念日だからといって、特に何かするわけではありませんが、結婚してから今までのことを少しは振り返ったり、話をして懐かしんだりはします。
幸いなことに(?)、結婚してケンカらしいケンカをしたことがありません。
カミさんが忍耐強いのか、大人なのか、私のわがままにもあまり嫌な顔をしないで了解してくれます。
寮を作ってから、家で過ごす時間が減ったことに関しては、多少不満もあるようですが、「単身赴任のつもり」でいるそうです。
夫婦円満の秘訣、というほどのことはありませんが、心がけていることは、「干渉」し過ぎないということです。
相手のすることをきちんと認めて、その行動を応援する気持ちになることですね。
私は基本的にカミさんが「したい!」ということに対して、反対したことはありません。
「どうしてそうしたいのか」ということについても、あまり深くは関心を持ちません。
チームを引いて海外に遠征に出かけることや、学会の事務局の仕事を引き受けるなど、大変そうな仕事で、家庭に少なからず影響しそうなことであっても、本人が「したい!」と思っていることは最大限に尊重し、その上であまり深く「干渉」したり、強く「関心」を持つことはありません。
テニスの指導でも同じですね。
子どもたちは、試合では「負けたくない」と思って一生懸命に戦っています。
周りからみていると、「こうした方が良い」とか、「何でこういふうにできないんだろう」とか、「何でこんなところでミスをするんだろう」とか、と勝手に思いますが、なかなかうまくいかないのがスポーツです。
日ごろ一生懸命に練習していても、試合で結果が出ないことなどしょっちゅうあります。
それを感情的に指摘し、激怒し、一方的になじるような光景も良く見られます。
強すぎる「関心」や深すぎる「干渉」に至っている場合にはより感情的になり、感情的な接し方は、必ず「反発」や「反感」などの感情を蜂起させます。
これが、夫婦の関係であれば、「ケンカの種」になるわけですね。
スポーツの指導者も、もちろん思うような結果が得られなかったり、持っている力を発揮できない試合を見ると、怒ったり、落ち込んだりして、感情的な態度をとることもあるでしょう。
でも、それは大きな「勘違い」であり、自分本位の「身勝手な考え」である場合は多いものです。
だから、(プロの指導者は)それをぐっと堪えて、冷静に状況を分析し、次の機会にはできるだけそうならないようにするために「どうしたら良いのかというアドバイス」をおくることに徹しようとします。
それがスポーツの指導者にとって最も必要な考え方であり、資質であると思います。
そういう訓練をずっと続けてきたので、なんとなく夫婦の間でも、そういう「ものの考え方」で接するようになっていたのかもしれません。
それが円満に夫婦生活を続けてくることができた一番大きな要因であると考えています。
これから先に人生で、何があるのか分かりませんが、できるだけ今の「ものの考え方」を崩さないように、いつまでも仲の良い夫婦でありたいと思います。
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