2008年03月07日
ボール出し(1145)
私のクラブでは、自分たちでお互いにボールを出し合って練習することが多いです。
そんな時、自分が練習する番では集中して練習できる子が、ボール出しをするといい加減なボールしか出せない子もいます。
お互いにそういう気持ちでやっていると、せっかくの練習が効果的ではなくなってしまいますね。
確かにボール出しは面倒なことかもしれません。
しかし、よく考えてみると、相手の要求したボールをできるだけ狂いなく送球することは大変難しいことです。
難しいということは、きちんとやればそれだけ練習になるということですね。
そうい意識を持ってやっている選手は、ボールを出しながら自分の課題に気付いたりします。
もちろん、集中力も高まります。
私がボールを出す時は、それぞれの子どもたちの課題をより明確に確認できるボールを出すようにすることも多いです。
特に気をつけているのは、動きのリズムが狂わないようにすることです。
基本ドリルの中でも、サイドトゥーサイドというドリルを行うことが多いですが、そのドリルでのボール出しも、実践よりは少しだけ負荷が大きくなるようにリズムやボールのスピードを調整します。
プロですからほとんど送球の狂いはありませんが、それでも時々は狙いを外れることもあります。
そんな時は、「申し訳ないなあ」という気持ちになります。
(最近はそれほど多くはありませんが)時には何千球もボール出しをすることもあるので、集中力が欠けてしまうこともあります。
まだまだ訓練が足りないということですね。
でも、子どもたちがどんなふうにボールを打つのか、何が課題なのかを探ろうと思いながらボール出しをしていると時間はあっという間に過ぎていきます。
自分自身にとってもとても良い練習になっていると実感できます。
強くなるための練習は、こういう時でも高い意識を持ってボールを打つことができる、ということです。
明日からは合宿が始りますが、そんな意識を持って練習できると良いと思います。
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