2008年03月04日
リカバリー(1142)
以前使っていた遠征用のモバイルパソコンが壊れたので、新しいパソコンを買ったことはお伝えいたしましたね。
そのパソコンが思いもがけず早く届いたので、しばらく使い込んで遊んでいました。
このパソコンは記憶容量が4Gしかないので、普段使っているパソコンのように何でもかんでも詰め込んで、というわけにはいきません。
でも、遠征先で十分に仕事ができるようにそれなりの環境を作らなければなりませんので、軽いソフトを組み込んで便利に使えるようにあれこれ考えて設定しています。
しかし、いろいろとソフトを組み込んでいるうちにちょっと調子が悪くなりました。
組み込んだソフトを順にリストアしながら元に戻す努力をしましたが、なかなかうまくいきません。
こんな時は、「リカバリー」するのが一番手っ取り早いですね。
幸い、まだ使い込んで間もないので、多少面倒ではありますが大きな負担にはなりません。
そうこころに決めて、リカバリーディスクを起動して始めからやり直しです。
2回目なので、ソフトの組み込みや設定もスムースに進みます。
今は快適に動いていますし、パソコンの中身もすっきりしているように思うので気持が良いものです。
テニスでも、なんとなくうまくいかない時は、このパソコンのようにあれこれ詰め込んで少しばかり機能が低下している状態と似ています。
そんな時は、「リカバリー」するのが良いかもしれません。
まあ、人間なのでパソコンのようにリカバリーディスクを入れてスイッチポンというわけにはいかないところが厄介ですね。
でも、よく「初心に帰れ」と指導者が言うように、テニスを始めた頃のような気持ちになってテニスに取り組むというのは、上達のためにはとても有効な方法だと思います。
無心に素振りをしてみるとか、壁打ちに何時間も打ち込んでみるとか、ビデオを繰り返し見てみるとか、テニスノートを見返してみるとか、いろいろな方法が思い浮かびます。
そうしてみると、その頃のことが思い出されて、気持ちがリフレッシュされ、やる気がでてくるかもしれません。
突然に頭がすっきりとして、上達のためのアイディアが浮かんでくることもあるでしょう。
どんな達人でも、そのような経験を通して、それを力にして優れた能力を発揮できるようになってきたのです。
システムが異常をきたして、あれやこれや試してもちっともうまくいかない時は、気持ちもイライラして落ち着かず、焦ったり、不安になったりするでしょう。
しかし、その状態を振り切って、原点に帰って自分を見つめなおすことで強くなります。
大切なのは、どんなに苦しくてもあきらめずに、忍耐強く続けることですね。
パソコンの「リカバリー」はそんな人生の教訓を教えてくれる、というほど大げさなものではありませんが、いつでも「リカバリー」できるという「安心感」を持って、使い込んでいこうと思います。
今は、パソコンを壊してしまった寮生に貸し出していますので、壊されずに無事に帰ってくることを祈っています。
大事に使えよお!!!
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