2008年03月23日
最適な膝の角度を知る(1161)
強くなりたいあなたに贈る100ぐらいの法則 -92-
「もっと膝を曲げて打て!」、「膝の曲げ伸ばしでトップスピンを打て。」というようなアドバイスは良く耳にします。
テニスではこの膝神話(?)も結構根強い人気を誇っています。
しかし、膝を曲げるといっても、いったいどれくらい曲げれば良いのでしょう。
最大に筋力を発揮できる最適な関節角度が実験的に測定されています。
膝は140度くらいが最も力を発揮しやすい角度です。
けっこう伸びた状態の方が力は発揮できるものです。
私がテニスを始めた頃は、膝は90度、肘も90度、手首の角度も90度と、90度神話がまかり通っていた時代ですから(この頃は、本当そう思い込んで打っていました)、それに比べると、ずいぶん楽になったなあと思います。
しかし、実際のプレー中に膝をこの角度でコントロールすることはできるのでしょうか。
できないと思う人は手を上げてください(ここでは、話を上手く進めるために手を上げてください)。
残念でした!答えは<できます>です。
そのためには、膝の捻りのコントロールが大切になります。
トレーニングしてみましょう。
軽く足を上げて片足で立ってみてください。
そうしたら、そのまま体を捻ります。
つま先が内側を向くように捻ってください。めいっぱい捻ったら、そのままでできるだけ膝を曲げてみましょう。
どうです、そんなには曲がらないでしょう。
そのときの膝の角度を見てください、だいたい140度くらいになっていませんか。
すごいでしょう、膝を内側に捻るだけで、最も力を発揮しやすい角度に自動的に調節できてしまうのですから。
ストロークの練習で、着地のとき膝を内側に捻ると、全力で走ってきても楽に体を止めることができます。
常に膝の内側への捻りを意識していると、筋力を鍛えなくても、大きな力が発揮できるのでバランスを崩すことなく、安定したスイングを行うことができるのです。
オンコートでは、「スライディング」というトレーニングを行います。
全力で走っていって切り返しを行ったり、スイング動作を取り入れながら行うトレーニングです。
膝をやや内側に捻り、つま先が開かないようにできるだけ長い距離をスムースにすべることができるように何度も繰り返し行います。
それだけで、あなたのスイングバラスや切り返しのスピードが高まるはずです。
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